夏の甲子園鹿児島大会が今日開幕となり、２０１４年の春のセンバツに21世紀枠で出場して以来の甲子園出場を目指す大島が開幕戦早々に登場となりました。春夏通じて５年ぶりの甲子園出場を目指す大島は加世田と対戦となり、試合は１回表に加世田は２アウト・ランナー２塁３塁の場面で荒田の内野ゴロが大島の内野陣のエラーから２人のランナーが生還して２点を先制しましたが、５回裏に大島は２アウト・ランナー１塁の場面で赤崎太優が左中間方向へのタイムリー２ベースヒットで１点を返して１－２と１点差に詰め寄ると、７回裏にはノーアウト・ランナー１塁３塁の場面で藤本涼也がライトフライでアウトとなった直後に３塁ランナーがタッチアップからホームへと突入して生還となり２－２の同点に追いつくと、８回裏には１アウト・ランナー２塁３塁の場面で今里武之介がセカンドゴロで１塁塁上でアウトとなる間に３塁ランナーが生還して１点を勝ち越して３－２とすると、９回表の加世田の反撃を大島のエースの赤崎太優が無得点に抑えて３－２で大島が勝利して２回戦進出となり、大島は９日に開催予定の２回戦で池田学園と対戦の予定となっています。なお、今日開催された夏の甲子園鹿児島大会１回戦の残り１試合の鹿児島vs指宿商業は、３回を終了して１－１の同点で迎えた４回裏に鹿児島が一挙６点を入れて試合を決め、鹿児島が８－４で勝利して２回戦進出となり、鹿児島は９日に開催予定の２回戦で加治木と対戦の予定となっています。
夏の甲子園地方大会の関東地方の地方大会では西東京、群馬、茨城の３つの地方大会が開幕となりました。夏の甲子園群馬大会では開幕戦早々に高崎経済大附属が渋川青翠と対戦となり、試合は１回表に渋川青翠が１点を先制すると、７回表に渋川青翠が３点を追加して０－４としましたが、９回裏に高崎経済大附属は１点を返して反撃しましたが、反撃もここまでとなり１－４で渋川青翠が勝利して２回戦進出となり、高崎経済大附属は初戦敗退に終わりました。夏の甲子園西東京大会の開幕戦は松原vs千歳丘と対戦となり、試合は３回裏に千歳丘が２点を先制すると、４回裏に千歳丘は５点を追加して７－０とすると、６回裏に千歳丘は２点を追加して９－０とすると、７回表の松原の反撃を無得点に抑えた千歳丘が９－０の７回コールドゲームで勝利して２回戦進出となり、千歳丘は10日に開催予定の２回戦で小平南と対戦の予定となっています。
夏の甲子園地方大会は６月の時点で北北海道、南北海道の北海道の地方大会の１次地区ブロック予選と沖縄と愛知の２つの地方大会が開幕となりました。しかし、例年なら夏の甲子園地方大会開幕の段階で梅雨明けとなる沖縄の梅雨明けが遅れた関係で、先月22日に開幕予定だった夏の甲子園沖縄大会の開幕が遅れてしまい、日程が順調に進めば週末に２週に分けての開催予定だった１回戦の日程が本来なら１週目で開催予定の試合が２週目でまとめて開催される結果となりました。それにより、１週目に試合が予定されていた沖縄本島以外の離島勢は２週目に再び本島へと試合のために移動しなければいけない事態となりました。そのことを知った福島県在住の高校野球ファンの１人が移動の旅費のために離島勢の高校１校につき現金10万円の寄付をしたことが話題を呼びました。離島勢にとっては遠征のための移動の旅費が本土の高校と比べて多くかかる傾向にあり、チームの強化では大きなハンデキャップを抱えているのも事実。金銭面でのハンデキャップは如実だ。そんな中、２０１３年の秋季高校野球鹿児島大会でベスト４の結果を残した奄美大島にある大島は鹿児島県高野連から21世紀枠推薦をもらい、見事に２０１４年の春のセンバツに21世紀枠での出場を果たしました。遠征に対する旅費の面では野球部以外の運動部では他の運動部でも同様に事情を抱えており、学校全体の他の運動部にも勇気を与える結果になりました。なお、他の運動部の遠征の事情ではサッカー部の場合に限って例外があり、チームが高円宮杯U-18サッカーリーグの公式戦での遠征に限って遠征費については自己負担額が軽減される制度があるみたいだ。この善意が離島勢に勇気を与えることとなるのかも注目したい。
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