10月から植物検疫の制度が変わり、外国から植物を日本に持ち込む際は、輸出国政府機関に発行してもらう検査証明書が必要になりました。
日本に入国して植物検疫を受けるとき、この検査証明書がないと、買ってきたものは没収されてしまいます。

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今回は慶山のナツメ祭りで生のナツメを買うのも目的の一つ。
せっかく買った物を没収だなんてせつなすぎます。
必ず持ち帰られるように、出発前、自分なりに情報を集めてみました。
 
★植物検疫証明書についてはこちらをご覧ください
 
★韓国からの農産品・検査の必要なものについて
 
今回、成田の植物検疫のカウンターの人と検疫を受けながらいろいろお話ししました。
 
韓国のなつめは、基本的にきちんと検疫を受ければ問題ないようです。
中国のなつめは、持ち込み自体NG。
韓国の果物で、りんご、梨は今のところNGだということです。
 
なつめでも、生のもの、半生に近いものは検疫必要。
乾燥なつめは検疫を受けなくても大丈夫だということでした。
 
 
そんなわけで、今回買った生のナツメたち。
お持ち帰りはできるのだろうか?
実はヒヤヒヤでした。
 
生のナツメは韓国の空港で検疫証明書をもらって
日本の空港に到着して植物検疫を受ければ持ち帰れることはわかっていました。
 
★昨年も検疫を受けてナツメを持ち帰っています
 
問題は韓国の空港で検疫証明書を作ってもらうこと。
 
事前に、仁川、金浦で植物検疫の証明書を発行してもらった人複数名からの情報によると…
 
各空港の植物検疫所は
9時から18時
土日は休み
 
では、大邱空港から日曜の朝8時50分の飛行機で帰る私は?
検疫証明書を発行してもらえるの??
 
普通に考えたら、他の空港同様、日曜の朝は検疫カウンターはやっていないのでしょう。
空港はオープンしていても、お役所仕事はあくまでも決められた時間内といったところなんでしょうね。
 
大邱空港に到着した日。
なるべく信頼できそうな、まじめそうな検疫の所にいた人をつかまえてダメもとで質問攻めしました。
 
日曜の朝に植物検疫証明書を発行してほしいが...
日曜の朝8時前でも発行できるか?
 
すると、いとも簡単に
「できます」
という答えが。。
 
日曜ですよ?
朝ですよ??
 
しつこく念を押してみたら
「もし誰も居なかったらここに電話をください」
と電話番号まで書いてくれました。
まじめそうな人だったので嘘は言わないと信じて。。
 
ナツメ祭りでは3キロの生ナツメを買い、、、
帰国当日。
心配もありつつ、大邱空港の検疫所へ持ち込みました。
 
 
空港の中に入って右側にあるコンビニCUの横の通路を進むとあります。

 

 

農林畜産検疫本部

大邱事務所

 

あ、電気がついてる!!

希望の光が…

 

とても感じの良い男性の方が、親切に証明書を発行してくれました。

 

他の空港では土日は受け付けないというのに、なんだか日曜の朝7時頃なのに働き者だなぁ~と係の人が神のように見えたくらいです。

 

ところで、大邱空港のこの検疫所は実際はどうなのでしょう。

土日はもともといつもやっているのか。

朝は何時から、夜は何時まで?

もしかして、事前に言っておいたから開けてくれた?

 

証明書を作ってもらえたことに感動し、肝心なことを聞くのを忘れてしまいました。

 

 
こうして成田でも検疫をすんなり通して無事になつめを持ち帰ることができたのでした。
 
成田空港の検疫所では
「証明書発行がお手間だったのでは?ご協力ありがとうございました」と丁重に言われました。
たしかにちょっと面倒ではあります。
 
それより何より、韓国の各空港の検疫所は、飛行機が飛んでいる時間には誰か一人でも居てくれるとありがたいですね。
 
ちなみに、空港の検疫所が土日はやっていないと大邱空港で言われていたら…
生のナツメを買って、宿泊場所で砂糖漬けや酒に漬けて持ち帰る覚悟もありました。
加工品にしてしまえば、検疫は必要ないからです。
(今まで五味子や桑の実では現地仕込みを体験済み)
でも重いし、滞在中に手間が増えるので極力避けたかったのです。
良かった♪
 
韓国から農産物を持ち帰る予定のある方。
大邱ではない、韓国のほかの空港は土日や営業時間外は証明書を作ってもらえない可能性が高いです。
くれぐれも曜日や時間をよく考えて空港へ持ち込むなど、上手に持ち帰られる手段をとってくださいね。
 
最後まで読んでくださってありがとうございます。
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