森高千里「ミラクルライト」 | へーさんのCD棚~リサイクルマークはエコマーク

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持っているCDの中で、あ、いいなという曲(たぶんアイドルポップスがメインになると思います。)をのんびり書いていこうと思います。

ども。へーさんです。ブラジルでオレンジがここ数年不作で、店頭からオレンジジュースが消えるのではないか、というニュースが話題になっています。天候不順や水害が原因とされていますが、それよりもオレンジジュースに使うオレンジの輸入先の6割がブラジル、というのも初めて知りました。オレンジというとアメリカのイメージが強いですね。そんな所で1663曲目。










森高千里「ミラクルライト」




森高さんがあの細野晴臣さんとタッグを組んだ、と話題になった33枚目のシングル曲。




細野さんらしい少し変わったメロディラインが特徴的な曲。♪窓の外には月が出てるよ~ のパートの座りの悪さがどうにも癖になります。暴力的なキャッチーさはないですが、何度も聞いていると不思議と耳に残ってくる、という曲です。




一応ギター、ベース、キーボード(以上全て細野さん)、ドラムス(森高さん)が入っているバンド形式になっている(プログラミングもあり)のですが、それぞれの主張が強くなくスカスカ…というのに語弊があれば、隙間の多いまったりとした印象を与える曲です。テンポもそれなりにあるのにこの軽妙さは不思議ですね。




そして森高さんの歌詞、タイトルの「ミラクルライト」は月の光の事で、“満月の夜は何かが起こる”的な事をモチーフにしているはずなのですが、こちらもとても軽い雰囲気です。“ミラクル”とあっても全然ミラクルな感じはありません。♪あらら あれはUFO~ と言ったすぐ後に、♪なんだ 間違えちゃった~ (月でした、というオチ)のたわいのなさがこの曲を象徴していると思います。




このぼんやり明るい感じが月光っぽくもあり、ライト(明るい)でライト(軽い)な感じで「ミラクルライト」、ってそこまでは考えていないでしょうか。




当時細野さんはアンビエントミュージックに傾倒していた頃だそうで、どちらかというと難しい音楽に惹かれていた、そんな細野さんに、こんな軽い感じの曲を作らせる森高さんの言い意味での軽妙さは、流石の一言です。




「ミラクルライト」森高千里


作詞:森高千里

作曲:細野晴臣

編曲:細野晴臣