ども。へーさんです。昨日は千葉でも雪が降りました。東京都心では初雪だったようです。雪が降ると体感よりもより寒く感じる気がします。地震の被災地である石川県もっと寒さが厳しく雪も降っていると思うと、早く救援の手が届く事を願います。そんな所で1647曲目。
風男塾「風一揆」
男装するアイドル、という特異な立ち位置で現在も活動を続けている風男塾の、７枚目のシングル曲。
この曲は軍歌です。嘘です。軍歌ではありません。でもザッザッという足音風のSEから始まり、キレイな四ツウチの四拍子(それもディスコというよりはマーチ)のようなリズム、そして過剰に勇ましい歌詞、と軍歌的な要素がてんこ盛りの曲です。
で、その歌詞ですが、♪俺たちがこの国を 変えていく男～ ♪俺たちはこの国を 愛しているじゃねえか～ と自分たちの愛する国を憂い変えていく決意、という本当に勇ましい内容で、まぁ政治的な内容までは踏み込んではいませんが、“一揆”というくらいですので、この国の悪い現状を打破する、みたいな気持ちも込めているのかもしれません。
ちゃんと“風”“炎”“滝(水)”“大地”という四大元素？的なフレーズも混ぜつつ、♪真っ赤に焦げた夕焼けを～ ♪西の夜に照らされた金狼 月に怯え吠えてる～ といった若干厨二病的な言い回しも使って、男らしい世界を作っています。
こういうのってどちらかというと、一世風靡セピア的な感性ですよね。そうか、平成の一世風靡セピアだったのか(違う)こういうバンカラな世界観を歌う男性グループが今となっては皆無で、それを女性が男装して歌っているというのが面白い所だと思いました。(一応この頃の風男塾は、男装バージョンと女性バージョンは別人というスタンスでした)
ボーカルは、Aメロは全員のソロパートのリレー、Bメロは歌唱力上位のメンバーのソロパート、サビはユニゾンとなっています。このシングルが初参加となる雪村涼真さん(福見真紀さん)の声がやっぱり女の子なのはご愛敬ですが、同じように女声の緑川狂平さん(京本有加さん)がちゃんと男らしいのは流石です。
この曲はもう11年前という事でこの時のメンバーは全て入れ替わっていて、違うメンバーで風男塾は現在も活動しています。2013年から毎年メンバーが誰か一人は卒業していましたが、去年久々にメンバーに変化がない一年となったので、安定した活動に期待できると思います。
♪古の時から変わらない 平和という夢は変わらない 時が来た～ と歌うこの曲、2024年は世界中の人々が平和のために立ち上がらなければならない時が来た、のかもしれません。
「風一揆」風男塾
作詞：はなわ
作曲：Stephan Elfgren／David Elfgren
編曲：成田 忍