現代人は交感神経優位。
疲れたら休む、夜更ししない、リラックスする。
副交感神経を優位な時を作ってくださいとは言い続けているのですが、ちょっと待ってください。
副交感神経を優位にしただけでは解決しないんですよね。
交感神経と副交感神経は一日の中でシーソーのようにバランスを取っています。
どちらかが優位でありつづけてもだめなんです。
最近調子が悪いからとだらだらすごしていませんか?
交感神経が優位って悪いことではありません。
優位であり続けていることが、身体が緊張状態でありつづけていることが様々な問題を引き起こしますが、交感神経が働かないことも自律神経に問題ありです。
そしてそれが各種不調を呼び起こしているのですが・・・
おすすめしたいのは適度な運動。
運動は交感神経を刺激します。運動後はゆっくりと副交感神経が優位になります。
自律神経の乱れは過剰な交感神経活動から生じやすく、副交感神経がうまく活動しにくくなります。
運動をすることで、直後に副交感神経を呼び戻すことができるので、運動は自律神経の調整に効果的であるといえます。
心配事、考え事が一杯で一日休まっている気がしない。
夜も寝られないから、昼もだらだら昼寝をしてしまう。
こういった精神的不安から自律神経のバランスを崩されておられるかたも多いですね。
ストレスから逃れるために食べるという行為に走ってしまってませんか?
これにはセロトニンという別名幸福ホルモンという物質が関わっています。セロトニンは食事によって糖分が脳にたどり着くことで分泌されます。さらに、食事によって血糖値が上昇すると、インスリンが分泌され、脳内のセロトニンが増えます。
糖分には抑うつ感を和らげる作用があるといわれているので、ストレスからくる心の揺らぎを解消しようとして、食べ続けてしまうのです。
ストレスからの過食。それが肥満に繋がり、動きたくてもすぐ疲れてしまう身体になってしまう。
悪循環にならぬよう、ストレスで身体のバランスを崩しているからこそ運動をおすすめします。
運動がこころの健康に効果的であることは厚生労働省からも発信されているため、運動がストレス発散に効果的であることが裏付けられています。
