邪霊の巣窟 2 | へたれの怖怖日記

へたれの怖怖日記

怖いのほんと苦手なのに、怖い話が大好きという
矛盾に苦しむへたれ男児のつらつら日記です。

数年後・・・あの時とは比べものにならない恐怖を味わう事になりました。

自分が中学3年になった時に、
クラスで何かと目立つ存在のMが、こともあろうにあの神社で肝試しを

やると言いはじめたのです。


自分と自分彼女(現妻)のAも誘われましたが、それが引き金となり、

また兄や町を巻き込む事件が起きてしまいました。

 

Mがあの神社に肝試しに行くと言い出したの聞き、自分は震えが

止まりませんでした。そしてMが「おい!!T(自分の事です)。

お前も来るんだろ?


Aも誘ってるから当然来るよな?まさか逃げないよな?」と、

挑発とも思える言葉で誘ってきました。
自分は当然断りました。

 

「いや・・悪いけど行かない・・そっちもあそこへは絶対に

行かない方がいいよ・・・。悪い事は言わないから止めた方がいい」

と、止める事もしましたが、Mは全く聞き入れず、
逆に自分を、臆病者、知ったかぶりしてカッコつけている、等と罵ってきました。
何度説得してもダメでした。

自分もあの時の事を詳しく言えればよかったのですが、
町の大人やあの男性から『あの事を人に言ってはならない』と

固く禁止されていたので、言う事ができません。
禁止された理由を言いますと、
人と人の繋がり、関係は普通に考えているほど簡単でなく、もっと深く

複雑な物らしいのです。


例え少ししか会話した事なくても(挨拶程度でも)、
その人同士はそれで関係を持った事になり、繋がってしまうらしいのです。

(強弱はあるみたいですが)
例え本人たちの仲が悪くても、関係なく繋がってしまうらしいです。

有名な『言霊』も、この事が関係してると言っていました。
たがらあの事を他人に話す事は、あの事件に関係した自分は当然として、

あの邪霊とも繋がる恐れがあり、


自分を通して奴らが事件の事を知った人を呼び寄せる可能性がある、

という物でした。だから自分は事件の事は言えませんでした。


言えば関係無い人まで聞いてしまったり、Mが人に話す恐れがあるからです。

自分はなんとか行くのを止めようとしましたが、取り付く島も無いといった状態で、
逆に学年中に「Tは臆病者」「彼女だけ行かせて自分は行かない卑怯者」とか

言い回り、イジメとまではいきませんが、少し孤立してしまいました。
なぜMが自分に対してあんな態度を取っていたのか。
その理由はこの事件の本当に最後・・・この時からさらに数年後に判る事に

なりました。自分はAだけでもと思い説得しましたが、
「R(Aの親友)も行くし、約束しちゃったから・・今更断り切れないよ・・」と

言って聞いてくれませんでした。


あのMが流した話を聞いて、自分に少し不信感を抱いていたみたいでした。
自分はAを放って行く事はしたくない・・・でもあそこに二度と行きたくない・・・。

止めようにも真実を話せない。
(Aだけに伝えようにも、多分MやRが強引に聞き出す恐れがありましたし)
悩んでいると、一つ思い出した事がありました。

あの事件の後にあの男性から、
「また君たちに危害が及ぶ可能性もあるから、これを持っていなさい。
肌身離さずとは言わないけど、なるべく近くに置いて置くんだ。
これを持っていたら、余程の事じゃない限り大丈夫だから・・・いいね?」
と、数珠に似ているお守りを、自分と兄にくれた物があったんです。

自分はそれをAに、
「自分はやっぱり行けないから、これを持って行って。

忘れたり無くしたりしない様にね」と言って渡しました。


Aも少し悩んだけど、了承して受けとってくれました。
自分は2つ持っているので、1つ渡しても大丈夫だろうと思いました。
もう一つは兄が持っていた物ですが、兄はもう家にいません。

兄が何処に行ったかは後でお話します。

そして、Mが計画した肝試し当日の夜がやって来ました。
自分らにとって悪夢の様だった夜が。