「天気がよければ会いに行きます」㉘第3話より チョン・ホスン「スイセンへ」という詩 | 好きなドラマを見て、韓国語勉強がんばる~!

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「天気がよければ会いに行きます(JTBCドラマ、날씨가 좋으면 찾아가겠어요)」第3話より 
 
この場面、ネットフリックスやAMAZONで配信されるものではカットされている場面です。突然、ヘウォンがウンソプ~ウンソプ~って呼ぶと、そこにフィが現れて、という場面があったと思うのですが、その前に、実は、高校時代の国語の授業でウンソプがこの詩を朗読するシーンがあって、ウンソプが朗読した詩をたまたまヘウォンが読んでいて、昔ウンソプが授業中に朗読したってことを思い出して、それを、ウンソプに伝えたくて、ウンソプを探すんです~。ノーカットとわざわざ書いてない限りは、こんな風にカットされてしまう場面があるんですね~。

この場面のカットは残念な気がします。

このドラマは読書会の場面が何度もあり、いろんな本が少しだけですが紹介されます。子供も参加しているので、童話とかも。
最近はあまり読まなくなった本に少しでも触れられる、、私にとってはこのドラマはそんな魅力もあるドラマです。ちゃんと検証してませんが、、そういういろんな本や童話などの紹介場面が結構カットされちゃっている、、そんな気がします。。この詩も、、このドラマの主題に関わってくる詩だと思うので、カットは残念な気がします。。。

 

 

 

 

해원    울지 마라. 외로우니까 사람이다. 울지 마라. 외로우니까 사람이다.
ヘウォン 泣くな。寂しいから人間なんだ。泣くな。寂しいから人間なんだ。






 

은섭:    "수선화에게”  정호승
ウンソプ:「スイセンに」 チョン·ホスン。

 

울지 마라. 외로우니까 사람이다.
泣くな。寂しいから人間なんだ。

 

살아간다는 것은 외로움을 견디는 일이다.
生きていくということは寂しさに耐えることなんだ。

 

공연히 오지 않는 전화를 기다리지 마라.

徒に来るはずのない電話を待つな。


(눈이 오면 눈길을 걸어가고 비가 오면 빗길을 걸어가라.)
(雪が降ったら雪道を歩いて行き、雨が降ったら雨道を歩くんだ。)

 

갈대숲에서 가슴검은도요새도 너를 보고 있다.
葦の森で「胸黒シギ」も君を見ている。

 

가끔은 하느님도 외로워서 눈물을 흘리신다.
時には神様さえも寂しくて涙を流す。

 

새들이 나뭇가지에 앉아 있는 것도 외로움 때문이고
鳥たちが木の枝に座っているのも寂しさからだ。

 

네가 물가에 앉아 있는 것도 외로움 때문이다.
君が水辺に座っているのも寂しさからだ。

 

산 그림자도 외로워서 하루에 한 번씩 마을로 내려온다.
山影も寂しくて、1日に1回 村に降りてくるのだ。

 

종소리도 외로워서 울려 퍼진다.

鐘の音も、寂しくて鳴り響いてるのだ。
(緑の字の部分は実際の詩にはあるけど、ドラマの朗読では省略されている部分)




    
해원    임은섭!  은섭아!  

 

ヘウォン:イム·ウンソプ! ウンソプ!    

 

 

詩人チョン・ホスン(정호승)について
 
1950年生まれの詩人。慶熙大学校国語国文学科を経て同大学院を卒業。ドラマ作家キム·ジョンス氏と大学の同窓であり、別のドラマ作家パク·ジンスク氏の1年後輩でもある。
 
1979年「悲しみが喜びに(슬픔이 기쁨에게 )」を出版。 悲しみが込められた詩を作るということから文学界では「悲しみの詩人」と呼ばれている。韓国社会の陰の部分、南北分断の現実、さらには工業化などによる社会の変化などを背景に疎外された人々に暖かさをもたらす詩を書いたりしている。昭月詩文学賞、東西文学賞、鄭芝溶文学賞などの賞を受賞している。

 

単語

수선화    水仙
외롭다  寂しい、心細い、孤独だ、淋しい、さみしい
살아가다    生きていく
공연히   無駄に、わけもなく、やたらに、理由もなく、無性に

견디다  耐える、やり切れる 肉体的・精神的な苦痛を耐える
갈대숲     あしのしげみ【葦の茂み】
눈길    雪道
빗길   雨道、雨道、雨でぬれた道、雨路
가슴검은도요새 胸黒シギ

하느님   神様

(韓国の国歌(국가)では「神様」を하느님と歌っており、一般的にも하느님という。語源は「空」を意味する하늘。空にいる님(様)という意味。カトリック(天主教・천주교)では하느님と呼ぶが、プロテスタント(기독교)では「唯一、ひとつ」という意味の하나님とよぶ。

 

흘리다  流す、落とす、垂らす、こぼす
나뭇가지  木の枝、枝
물가   水辺、岸、水際
그림자    影
마을    町、村、人里
내려오다  下りてくる、降りてくる
종소리    鐘の音
울려 퍼지다   響き渡る、鳴り響く
 

낭송하다 (朗誦하다)動詞
ろうしょうする【朗誦する】。ろうどくする【朗読する】

낭독하다    読み上げる、朗読する

 

この詩の歌や朗読もありました。動画を掲載しておきます~。

 

アン・チファン(안치환)さん 韓国国民の誰もが知っている最高のフォークシンガーとありました。

 

 

ヤン・ヒウン(양희은)さんのバージョンも

 

 

朗読も一つ キム・トジャ(김두자)さん (YOUTUBEにあまりにもたくさんあるので、びっくり) 김두자さんは詩人であり詩の朗読家だそうです。。