ベトナム☆クチトンネル | へそまがりな☆たまご☆

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今朝は肌寒い感じです。


ベトナムへの旅で一番面白かった、クチトンネルの体験記。


ベトナム戦争で、アメリカ軍は徹底抗戦するベトコンに

手を焼いていた。 ジャングルの中にひそんでいるために

空爆してもうまく攻撃ができずに、邪魔なジャングルを失くして

しまえと、「枯葉剤」をジャングルに散布して、木を枯らしてしまった。


が、クチの住民たちは、ジャングルの地下に「ありの穴」のような

トンネルを掘って、排水はサイゴン川に最終的に流すような

工夫までして、全生活が穴の中のいわば「防空壕」で

過ごせるような仕組みを作ったんだそうである。


その存在は分かっていても、ベトナム戦争終結まで、

アメリカ軍に全貌はつかめていなかったらしい。


そのトンネルのごく一部を見たり、トンネル探検を経験したり

できるようになっている。

現地で格安の4ドルツアーに申し込んだ。

(日本語格安は14ドルだったので、思わず英語ツアーに)



クチ 説明 ガイドのおじさんの説明。

クチ 説明2

4ドルツアーには人種さまざま。大型バス1台でホーチミンから1時間半ほど

のクチトンネルに。

英語をしゃべるガイドのおじさんの案内で、まず、全体像を。

2枚目写真でわかるように本当に「ありの穴」のような姿みたいだ。


説明が終わると、ジャングル内に。


クチ 落とし穴 おとし穴。葉っぱでカバー。

落とし穴 2

アメリカ軍が踏むと、下に竹でできた、槍が一面に植えてあった。



戦車 アメリカ軍の戦車の残骸。


一度枯れてしまった後に植林をしたのだと思うので、ジャングルとは

いっても、木が公園の中のように茂っているだけ。密林とまでは

いえない。いろいろ当時アメリカ軍を陥れるための罠とか落とし穴などが

再現されていた。


ここの土地の土はすごく固い。柔らかめの日干しレンガのような土地だった。

そこを簡単なシャベルと土を運び出すための竹製のかごのような

ものだけで、人力で堀進んだというのだから、すごい執念!!


一番のクライマックスである、トンネルくぐり体験!!


トンネル 入り口 こんな入り口から下に降りる。


トンネル 2



トンネル 3 中は真っ暗。照明は無し。

前の白人のおねえさんの背中がたより。


トンネル 出口


ほんの10分ほどだったと思うけど、中は真っ暗だし、狭くて私が頭を下げて

体を縮めてひざで這うようにして進まなければならない場所もあり・・


曲がり角やなだらかに下がるスロープなどもあって、後ろの人が

フラッシュをたいて写真を撮っているライトで、時々周囲の情景が

ピカッと光る光の範囲内だけ把握できる・・

というようなありさまでした。


トンネル体験は短いコースと長いコースがあったんですが

1つ目の出口の明かりが見えたとき、もう迷わずに地上に上がって

しまいました。


わが4ドルコースの総勢40人弱の各国混成チームでは

5人?の背が高い白人チームだけが、長いコースに。

私たちが地上に出た後、20分近く奮闘して出てきました。


彼らが地上に這い上がってきた時は、期せずして拍手が

沸き起こりました。ブラボー!!


防空壕って息苦しいものなのね。という感想でした。

枯葉剤は撒いてはいけませんね。