前回に続きシンガポール植物園で観察した野鳥の紹介で、今回が最終です。
最初はメグロヒヨドリです。体長は約20cmで日本のヒヨドリよりは小さく、
東南アジアに広く分布しているようです。
(メグロヒヨドリ〈Yellow-vented Bulbul〉)
(毛づくろい中のメグロヒヨドリ?)
次はルリノドハチクイです。遠くの高い木の上にいましたが、
近くでまた観てみたいきれいな鳥でした。
大きさは約23cmで中国南部から、東南アジアに生息していて、
ハチ、トンボ、大型のハエなどを食べるそうです。
(ルリノドハチクイ〈Blue-throated Bee-eater〉)
次はヨシゴイです。体長は31~38cm、ここに居る鳥かどうかは分かりませんが、
ヨシゴイは日本に繁殖のため飛来します。(夏鳥)
(ヨシゴイ〈Yellow Bittern〉)
次はオニカッコウ、体長は40cmと大きく、カッコウの仲間ですから
カラス類、ムクドリ類、等に托卵します。
(オニカッコウ〈Asian Koel〉)
最後はシロハラクイナです。大きさは32cm、留鳥で
沖縄でも見られますが、オオオニハスの上にいると、
南国にいることが実感できます。
(シロハラクイナ〈White-breasted waterhen〉)
(オオオニハスに乗ったシロハラクイナ)
(雄が雌にプレゼントを渡していました)
(プレゼントはタニシのような貝でした)
以上でシンガポールの探鳥の様子は終わりです。
沢山の珍しい野鳥を見ると、生物の多様性を感じ、
改めて、彼らが生きていく邪魔をしなようにしなければと思います。
シンガポールは元々は淡路島と同じくらいの大きさでしたが
今は埋め立てて約25%も増えています。
それにしてもこの小さな国の中に、都市機能や娯楽機能が充実している一方
緑も豊かで、自然も注意深く残されていて、いい国だと感じました。
ただ、熱帯地方にあるため、高温、多湿で、
汗っかきで、腰痛持ちの私としては、2日間大汗をかいて歩きましたので
へとへとになり、次に行くとしたら半日はゆっくりと観光、
半日探鳥位が良さそうという感じでした。
シンガポールは初めてでしたが、今回は探鳥のツアーということで、
マーライオンもマリーナ・ベイ・サンズも全く見ずで、ちょっと心残りになりました。
ひろよし