ディレクターの齋藤です。
セミナーや講義形式などの動画でよく見る、「丸ワイプ」の作り方を紹介します。
パワーポイントなどのスライド資料に講師の丸ワイプを重ねた画面です。
完成イメージはこちら!
今回は、代表的な4つの作り方をご紹介します。
- マスクで切り抜く
- エフェクトの「円」を使う
- エフェクトの「トラックマットキー」を使う
- PNGでワイプ部分を抜いた背景を作る
①「マスク」で切り抜く
エフェクトコントロールパネルの不透明度からマスクで切り抜く方法です。
この方法が一番簡単です。
不透明度の楕円形マークを選択
マスクのサイズと位置を調整
プレビュー画面で、マスクのサイズや位置を決めます。
Shiftキーを押しながら青の四角をドラックすると正円になります。
※青の選択がなくなってしまった場合は、エフェクトコントロールの「マスク」を選択すると再度表示されます
マスクの境界線のぼかしを「0」にする
スケールと位置を調整する
エフェクトコントロールの位置とスケールを調整します。
今回はスライドに被らない位置、右下に配置します。
②エフェクトの「円」を使う
旧エフェクトの「円」を使う方法です。
エフェクトパネルから「円」を検索し、クリップに適用
円のエフェクトを調整
エフェクトパネルから、描画モード「ステンシルアルファ」を選択
「半径」のサイズを変更して、切り抜く範囲を調整します。
「中心」の位置を調整します。
一番下のトラックにスライド画像を重ねて、完成です。
③エフェクトの「トラックマットキー」を使う
シーケンスにクリップを配置
エフェクト「トラックマットキー」を適用
エフェクトパネルから「トラックマットキー」をv2のスライドに適用します。
人物画像を配置
講師の画像を移動させて、先ほど切り抜いた円の中に配置
④PNGでワイプ部分を抜いた背景を作る
背景を丸く切り抜いておく方法です。
背景を切り抜いた画像をトラックのv2に配置します。
トラックのv1に人物画像を配置します。
トラックのv3にスライドのメインコンテンツのみ(文章やデザインをpngで透過書き出ししています)を配置します。
こうするとスライドのみの切り替えで良いので、セミナー動画などのスライドとワイプで見せる動画を作りやすいです。
まとめ
ここまで丸ワイプの作り方を紹介してきました。
たくさん方法はありますが、作りたい動画に合わせてお好みでやってみてください。
普段の案件では、④の背景透過の切り抜きpngを使用することが多いです。
記事だけでは説明しづらい、読んでいても分かりづらいなと感じます。
次回はこの内容をハウツー動画でご紹介できればと思います!
それではまた〜!