いつもブログを読んでいただいている方から
ご相談のメールをいただきました。



「最近は生活の変化からくるストレスを食に当ててしまい、
甘いお菓子を夜に食べてしまう日々が続いています。


食事も、家にいることが少なく外で簡単に済ませてしまうことが多くて、
バランス良く食べることすら難しくなってしまいました。


ストレスを食に当てるのを阻止するには、
そのストレスを取り除くのが一番だと聞いたのですが
一番気になってしまうのはやはり糖化を起こしているのではないか
ということです。


食事の時に、炭水化物だけしか手元にないときが多くて、
血糖値を緩やかにあげてくれる野菜をとるのが難しいときがあります。


野菜をとったとしても、5分もしないうちに
タンパク質や炭水化物類を食べてしまい
結局は急激に血糖値は上がって糖化を起こしてしまうのか、
野菜は結局早食いしたら血糖値は急上昇してしまうのか、
朝一に飲む青汁豆乳の中に入ってる有機ショ糖のせいで
血糖値は急上昇してるのか、
炭水化物を超ゆっくり食べればせめて血糖値急上昇は押さえられるか、
と、知識が全くないため不安になりながら食事をすることが多々です。


小さなことですが、気になってしまい
食事を最近楽しむことができなくなってしまいました。


小西さんのブログに書かれていた、
果物から食べて最後に炭水化物を食べる、
シミもなく若々しいタイ人のおじいさんの話が忘れられなくって、
かなりの糖化信者になっています(>_<)


血糖値上昇や糖化について、お話を聞かせていただけませんか」



まずは糖化についてはこちらをご参照ください。

「血糖値と肌の老化」
http://ameblo.jp/hernabeauty/entry-10714596369.html



美容通の間では糖化という言葉はすでに浸透していますが、
何事も知識だけに囚われてしまい、
食事や生活を楽しめないのは残念なことですね。


知識は実生活に生かし毎日を豊かにするためにあるのですから。



ご相談者はまだうらわかき乙女ですので
知識や経験不足から色々不安になる気持もわかります。



私も振り返れば、20代は知識だけは一人前でしたが
その知識が現実生活ではまったく実践できず
お菓子を食べては罪悪感をもったり、
自分の意志の弱さに情けなくなったり、と
食べることを健康的に楽しむというより
理想の食生活を実践できない自分に失望しつつ
お菓子は止められない、という生活でしたからあせる



糖化は特に夜に起こりますので、
食べる順番を気にするよりは、
夜に甘いものを食べるのが一番糖化の原因になりえます。


まずは夜に甘いものを食べるクセを直すべく
見直しをしてみまよう。


夕食は寝る4時間前までに取れば特に問題ありません。


理想的に野菜→たんぱく質、そして最後に炭水化物と
順に食べなくてもそんなに問題はないのです。

ゆっくり楽しんで食べていれば。



実際、私も平日はご飯も野菜もお肉もお魚も一緒に食べています。


休日や休暇でゆっくりできる時には
朝は水 果物 野菜 そして普通の食事 
と言う感じで取っています。



まずは、甘いものを異常に要求する理由を考えましょう。


たぶんに栄養不足が考えられます。


人間はそれぞれ年代によって活動量も身体の欲求も違います。


子供から20歳までの成長期は、身体も脳も発達するので
特に糖分・たんぱく質・良い油の要求度が高くなります。


(女性の場合は初潮が始まる前後から
 カルシウムやビタミンB群などの要求もぐんと高まります。
 これが不足すると情緒不安・イライラ・生理痛などを招きます)


大抵の場合、甘いものへの異常な要求は
たんぱく質不足が考えれれます。


なので、意識してたんぱく質源を取ってみてください。


例えば外食なら、

お肉や旬のお魚の定食、
お握りとゆで卵、
卵サンドイッチ、
カツサンドイッチなど。

卵や赤肉は完全なたんぱく質源です。


豆乳や植物性たんぱく質だけでは
取れない完全なアミノ酸の宝庫なのです。


プラス、野菜の煮物や海藻類なども一緒に取れればよいですね。



ストレスを感じているなら、なおさら栄養が必要です。


強いストレスは猛烈な勢いで体内の栄養を消耗するからです。



どうしても甘いものが辞められなければ
夜ではなく朝に取る。


朝に取れば日中の活動で消費されるので
糖化の心配もありません。



また、糖化がどうしても気になるなら
特に夜は、血糖値を穏やかに上げる食品をとるのも1つの手ですね。


GI値が60以下のものなら急激に血糖値を上げる心配がありません。


穀類なら白米や餅よりも玄米や穀物。

パンならあんぱんやクリームパンよりもライ麦や全粒粉のパン。

キノコ類は全てGI値が20~30代なので優秀で、繊維もたっぷり。

うどんよりもそば。

じゃがいもよりもさつまいも。

甘いものなら白砂糖・水あめ・ハチミツよりも果物。


アーモンドやマカダミアンナッツなどのナッツ類も
優秀なGI数値の低い食品です。
間食などに上手に取り入れたいですね。


(GI値はネットで簡単に調べることができます)



そして食べるときは、リラックスして
心から食事を楽しんで、
ゆっくり噛んで食べることが大切です。


ゆっくり食べることで血糖値の急激な上昇も防げるし
お腹一杯食べる前に腹八分で満足することができます。



ご相談者はまだ10代。


40代の私とは必要なエネルギー量も身体の働きも違います。


10代20代はたくさん食べても活動で消費しやすく
代謝も活発な年代ですから、そんなに心配ありません。


甘いものはたまに楽しんで食べてストレスがたまらないように。


楽しく食事を堪能すること。


そして、家でも外食でも栄養バランスの取れた食事を
調理・選択できるようになると素晴らしいですねドキドキ