ソレを言うと「陰謀論だね」と切り捨てられちゃうのだけれども・・・実際、どんな組織・団体であれ、資金提供者の意向に対して自由でいるのは難しいんじゃないかな、という話で・・・
(遠い目で)我が国厚生労働省は、いまだに「おすすめします」で「受けていただけます」なんですね、と呟く今日此の頃です。
●「秋開始接種」
こちら、8月10日付けのリーフレット。
https://www.mhlw.go.jp/content/001133311.pdf
XBBナンチャラが流行しているからXBB対応型を、と謳ってるわけですが・・・
●“XBB.1.5”とか“EG.5.1”とか
こちらは、9月8日時点で厚生労働省ワクチン分科会で示された資料です。
https://www.mhlw.go.jp/content/10900000/001145304.pdf
EG.5.1系統 (下位系統含む)
• XBB.1.9.2系統の亜系統であり、欧米、アジアで感染者数増加の優位性が見られている。日本国内において も検出された変異株に占める割合が増加している。
• XBB系統感染後の中和抗体からの免疫逃避を指摘する専門家もいる一方、EG.5.1系統の免疫逃避が起こる可 能性はXBB.1.5系統やXBB.1.9.2系統、XBB.1.16系統と同等とする報告もある。
• 現時点で重症化への影響など臨床的、疫学的な知見の報告はみられない。
• 国内も世界と同様の傾向にあり、今後EG.5.1系統の割合が増 加すると推定されている。
いやいや「〜〜〜専門家もいる」とか「〜〜〜報告もある」とか、さらには「現時点で〜〜〜報告は見られない」ですか。
一般に、論文とかでこんな書き方をすれば「何て無責任な書きっぷりなんだ!」と怒られるんじゃないかと思うのですが、厚生労働省というところは、めっちゃ心が広いようで。
とりあえず、EG.5.1系統(下位系統含む)も「XBB.1.9.2系統の亜系統」であり、XBBであることに違いはない、ということは押さえたよってところですかね。
しかしながら、一般向けのリーフレットについては「第1報」のコンセプトのままEG.5.1系統が増えたグラフにしちゃうと、さすがに印象が悪いとでも思ったんんでしょうか。
9月12日付けの「第2報」では、2ページ目が差し替えられました。
https://www.mhlw.go.jp/content/001145121.pdf
差し替えられましたが、いや、ちょっと待って。
VBB.1.5 対応ワクチンの効果
■非臨床試験において、追加接種(4回目接種)として、XBB.1.5 対応ワクチンを投与したマウスでは、投与の1か月後にオミクロン株 XBB 系統(XBB.1.5、XBB.1.16、XBB.1.16.1、XBB.2.3)に対して中和抗体の誘導が認められました。
■この試験での中和抗体価のデータに加えて、これまでの2価ワクチンに関する知見を踏まえて、XBB.1.5 対応ワクチンにはオミクロン株 XBB 系統への有効性が期待できると考えられます。
「マウスでは〜〜〜認められました」って、マウスでしか調べてないんかい! それで「有効性が期待できると考えられます」とか言われても・・・てか「期待できる」も「考えられます」も、結論ではなく希望的観測ですよね?
VBB.1.5 対応ワクチンの安全性
■ファイザー社の XBB 対応ワクチンについて、各年齢において、下のような副反応が報告されています。また、頻度は不明ですが、重大な副反応としてショック、アナフィラキシー、心筋炎、心膜炎が知られています。
「頻度は不明ですが〜〜〜が知られています」って、いや、だから「不明」のまま行っちゃうの? 「知られています」という言い回しも、これまた無責任ですし。
厚生労働省というところは、こんなアヤフヤな論拠でもって「重症化リスクの高い高齢者等には XBB.1.5 対応ワクチンの接種をおすすめします。若い方も接種できます」なんて言っちゃうんですから、(ワクチン製造者に対しては)相当に心が広いんですね。
でも、その「寛容」を、広く一般の納税者にまで強要するのは止めてほしい。
●「注目すべき変異株 (VOI) 」と仰いますと?
実のところ、WHOも似たようなものでして。
WHOはコロナ ・ オミクロン株 EG.5 を「注目すべき変異株 (VOI) 」に指定しました。 感染力や重症化率が他の変異株より高い可能性があるため、警戒が必要なことを意味しています。 ただし、WHOは現段階では公衆衛生上の脅威がより大きいとはみなしておらず、EG.5 と重症化率上昇の間に、直接の因果関係を証明する要素はないとしています。
2023年 8月 7日現在、51 カ国から 7354 配列の EG.5 が確認されており、WHOとその SARS-CoV-2 進化に関する技術諮問グループ (TAG-VE) は、EG.5 の重症度に関する不確実性に対処するため、加盟国に対し、優先順位をつけて具体的な行動をとるよう引き続き勧告しています。
ごめん、一読意味が分からない。というか、何度読んでも意味が分からない。
「不確実性に対処するため」に「具体的な行動をとるよう」って、そりゃ一体どういう「勧告」ですか。
結局、誰も彼も等しく「ワクチン接種して備えなさい」ということですかね。別の言い方をすれば「がんがん作(らせ)るからせっせと消費してください」とでもなるのかしら。
●WHO(や厚生労働省)は何処を見ている?
しかしながら・・・
そもそも「期待値」だけが大きかった「新型」ワクチン。
これまでの、それなりに実績のある生ワクチン・不活化ワクチン等とは、全く仕組みが違う「未知」なるワクチン。
・・・だったわけで。
改めて、そこに立ち戻ってみましょう。
• mRNA(メッセンジャーRNA)ワクチン、DNAワクチン、ウイルスベクターワクチン
これらのワクチンでは、ウイルスを構成するタンパク質の遺伝情報を投与します。その遺伝情報をもとに、体内でウイルスのタンパク質を作り、そのタンパク質に対する抗体が作られることで免疫を獲得します。現在、新型コロナウイルスの表面にあるスパイクタンパク質に対するワクチンが国内外で承認を受けており、日本でも接種されています。
要は、程よく(!)免疫をすり抜け(免疫力を抑え)て細胞内に入り込み、そこで程よく(!)ウイルスのタンパク質(スパイク)を作り、抗体ができる頃に程よく(!)mRNAは分解されるという、ものすごいコンセプトの「ワクチン」なのです。
けれど、実際に接種を始めてからの感染状況を見るに、現実としてコロナワクチンの「効果の無さ」は日に日に明らかになっていると言うしかありません。
ワクチンを接種してなかったらもっと酷かった、ということを言う人もいますが、そういう人は、アフリカ諸国とか、ハイチとドミニカの比較とか、真面目に数字に当たってちょうだい、です。
一方、ワクチンの「危なさ」は、最早隠しきれないところまで来ておりまして。
厚生労働省のチラシに「極めてまれではあるものの、なくすことはできないことから、救済制度が設けられています」とある、その制度で、現状・・・
新型コロナワクチン(約2年半):4,240件(うち死亡210件)
その他のワクチン 過去45年間:3,522件(うち死亡151件)
・・・になるとのこと。
しかも、新型コロナワクチンに関しては、上の他に申請受理後認定作業未着手が3,890件あると言うのです。
結局「専門家」の頭ん中の思惑通りに行くほど、人類はヒトの体のことを解っていなかったということでしょうか。
にも係わらず、WHOも、我が国厚生労働省も、新型コロナ対策は概ね正しかった、という前提に立って「次なるパンデミック」に備えようとしています。
WHOは「国際保健規則」改正と、「パンデミックの予防、準備、対応に関するWHO文書」(いわゆるパンデミック条約)の起草作業中。
我が国では「内閣感染症危機管理統括庁」が発足しました。
いずれも「公衆衛生」を前面に、各国政府や個人の選択を制限する方向にあります。
一人でも多くの人が「それで良いのか?」と疑問を持たなきゃいけません。
●抗う人々!
先頃「ワクチン問題研究会」というものが発足しました。
新型コロナウイルス感染症の世界的流行は国内外で人々の健康・生命のみならず社会経済活動にも甚大な損害を与えました
新たな変異株や新たな感染症の発生も懸念されている状況を踏まえて、これまでの医療体制や予防策( ワクチン接種等) を改めて検証し、より科学的・現実的な医療提供体制を提言することが、公衆衛生の発展ひいては持続可能な社会を構築していくためには必要不可欠です。
特に、現在使用されている新型コロナワクチンは、mRNAワクチンという人類に初めて使用される新しい機序の薬剤で、中長期的な安全性は十分に確認されておらず、新型コロナワクチン接種後に遷延する健康被害( ワクチン接種後症候群) が顕在化し、有効な治療法に辿りつけずに長期的に苦しんでいる患者が多く存在しています。
世界的にもワクチン接種後症候群が社会問題となりつつあり、mRNAワクチン の問題を指摘する論文の発表が増えてきています。 しかしながら、「ワクチン接種後症候群にかかる治療体制の確立」はいまだ十分とはいえず、ワクチン接種後症候群の診断基準すらないのが現状です。
ワクチン接種後症候群をこれまでにない疾病概念としてとらえ、 診断基準を策定していくことは重要な課題となります。
当研究会は、ワクチン接種後症候群の診断基準の作成、鑑別診断法・検査法の開発、診療ガイドラインの作成、有効な治療法の開発を目指しています。
長いのですが、そんなことは気にならないくらい、熱い記者会見でした。
(資金提供者たる大富豪に支配された?)WHOに対抗する「ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン」というものも設立されてます。
ワールドカウンシルフォーヘルス (World Council for Health) は、2021年9月にイギリスで、アメリカ、カナダ、イギリス、南アフリカ、ドイツから集まった医師、科学者、法律家、人権擁護運動家たちによって設立されました。
現在、世界45か国以上、200以上の団体が賛同する、健康をめぐるより良い方法を目指した、各分野におけるトップレベルの専門家と草の根活動がつながる、世界的な連合体です。
ワールドカウンシルフォーヘルスジャパン(WCH-Japan)はワールドカウンシルフォーヘルスが掲げる「Better Way 憲章」を推進する日本支部として2023年5月に設立、国内外で様々な活動を開始しています。
ちなみに、ワールドカウンシルフォーヘルスは・・・
政治学と法学の専門家グループが、国際保健規則(2005 年)の改正案と WHO パンデミック 条約・協定(WHO CA+)について、45 ページに及ぶ詳細な政策概要報告(ポリシーブリー フ)を作成しました。この政策概要報告は、提案された法的手段に対する専門的な洞察を提 供するものです。また、COVID パンデミックの際に何が間違っていたのか、その歴史的背景 を説明し、これらの間違いを一般的に公認された基準として確立しようとする試みについて 述べ、手遅れになる前に軌道修正する方法について貴重な洞察を提供しています。この政策 概要報告の主要な点は以下の通りです。
・・・として、「グローバルな公衆衛生に関する独占的な権力を拒否する」という政策文書を出しています。
「はじめに」と「結論」から引用しておきます。
はじめに
世界保健機関(WHO)では現在、a)国際保健規則(IHR 2005 年版)の改正と、b)パンデミック条約・協定(WHO CA+)により、世界の公衆衛生への対応や考え方に対して大幅にその統制権の拡大を目的とした交渉が行われています。この二つの制度は、互いに補完的なものであると考えられます。提出された国際保健規則の改正案が承認されれば、国家や非国家主体に対する WHO とその事務局長の権限が大幅に強化される一方、パンデミック条約は、現在のバージョンでは、新たな莫大なコストを必要とする超国家的官僚制度を創設し、グローバルな公衆衛生に一定のイデオロギー枠組みを押し付けることになります。
WHO の世界保健総会 (WHA) は、IHR 改正案とパンデミック条約を投票にかける期限を2024年 5 月に設定しています。IHR の改正案は、世界保健総会における代議員による単純多数決で採択され、それ以降の各国の批准手続きはありません。各国は、指定された期間(10ヶ月)内に個別にオプトアウト(脱退)する権利を保持します。そうしない場合は、自動的に改訂版が適用されます。一方、パンデミック条約の方は、3分の2以上の賛成とその後の国内批准が必要です。しかし、条約のゼロ草案の第35条では、各国の批准手続きの終了前に暫定的に協定を発効させることができるとされています。WHO パンデミック条約は、WHO 憲法第 19 条(条約や協定の採択に関するもの)に基づき採択が検討されており、さらに第 21 条(規則の採択に関するもの)の適否が検討されています。
公式には、IHR 改正案とパンデミック条約は、グローバルな健康危機が再発生した場合、国際的な協力、効率的な情報共有と公平さを高めるための手段として提示されています。しかし、実際には、国際的な協力関係を中央集権的な独裁に置き換え、反対意見を封じ込め、大きな利潤をもたらさないが実際に効果がある製品よりも、利潤先導型の医薬品を人々に押し付けるカルテルを正当化するための道具になりかねません。
特に、今回提出された IHR(2005 年版)改正案は、実際または潜在的な危機の際に、WHO が世界の公衆衛生の各側面に対する独占的な権力を持つための法的枠組みを提供するものであります。もしこの改正案が承認されれば、この権力は、WHO に対して実質的な支配力を行使する、少数の強力な主要資金提供者によって行使されることになります。この文脈で注目すべきことは、WHO がその予算のうち完全に自由に使えるのはおよそ4分の1しかないということです。残りの予算は、資金提供者による特定の用途に向けられた寄付金で構成されています。もし IHR(2005)の修正案が合意されれば、WHO を危うくした特別な利害関係者たち(Cohen & Carter 2010、などを参照)が、国家および非国家団体に対して、公衆衛生緊急事態にどのように対応し、総じて世界規模で保健政策をいかに運営するかを標準化し、押し付けることができるようになります。
結論
提案されている多くの IHR 改正案とパンデミック条約(WHO CA+)は、もし合意されれば、他者を犠牲にして少数の有力者の利益を増進するために利用されることは必至であります。これらは、偽りの口実で非民主的な権力の集中を合法化しようとする前例のない試みであり、迅速かつ効果的で強固な対応が必要です。特に IHR(2005 年版)改正案のいくつかは、人民の合意、憲法上の管理メカニズム、責任所在なしに、グローバルな統治権力の違法な行使のための枠組みを提示しています。そのため、可決されれば危険な先例となります。
世界的な公衆衛生の側面を独占するための予定されている法的枠組みは、パンデミックへの備えを向上させるものではなく、将来の緊急事態の際に、COVID パンデミックの際にとられた最悪の決定のいくつかを繰り返すことになります。世界的な公衆衛生の各側面を独占するための法的枠組みの構想は、進歩の兆しではなく、中央集権的な帝国主義、封建制度、植民地主義の時代へと人類の発展が後退することを意味します。
独占的な権力は、自由な選択と競争を排除し、個人の権利を侵害すると同時に、解決策と革新の質を劇的に低下させることはよく知られています。このことが、人間の健康の分野ほど悲惨な結果をもたらす分野はないでしょう。また、権力の不当な集中は、民主主義制度や人々の自治の権利に対する脅威となります。民主主義国家は、権力の集中を防ぎ、独占体制を打破すると同時に、民主主義の基本的価値を守ることによって維持されるのです。
https://worldcouncilforhealth.org/wp-content/uploads/2023/07/WHOPolicyBriefSummary_JAPANESE_V2.pdf
頑張ってほしい。
ささやかなながら、自分も頑張ります。
ドイツには、こんなのもあるそうで。
Die Gesellschaft der „Mediziner und Wissenschaftler für Gesundheit, Freiheit und Demokratie, e.V.“ (MWGFD) ist ein Zusammenschluss von in Medizinberufen tätigen Personen und Wissenschaftlern, die sich in Forschung und Lehre mit den Themen Gesundheit, Freiheit und Demokratie beschäftigen. Wir haben uns während der Coronakrise in unserer Kritik an den überzogenen Beschränkungen zusammengefunden.
「健康、自由、民主主義のための医師と科学者協会 」(MWGFD)は、健康、自由、民主主義のテーマに関する研究と教育に従事する医療専門職に従事する人々と科学者の協会です。私たちはコロナ危機の最中に集まり、過剰な制限を批判しました。
これは、2年ほど前の拙記事。全体はめっちゃ長いんだけれども、自分で読み返して「おー」と思ってしまった。
mRNAワクチンは「病原力を弱めたか殺した病原体」(これまで一般的だった弱毒化・不活化ワクチン)とは違います。
「新型」で「未知」故に、とにかく怖いし何が起きるか分からない・・・じゃなくて、素晴らしく安全で効果の高いワクチンなのです(棒読み)。
ただ、そのワクチンが誘導する免疫作用として、コロナウイルスの全体像ではなく、スパイク部分しか記憶できない(だって、mRNAはそこしか作らせないから)という点には注意が必要だと思います。
そんな半端者・・・じゃなくて、精度が高過ぎるワクチンだから、対象が変異しちゃったら認識できなくなる可能性大です(抑揚付き)。
「個人の感想」的に言えば、誰かの姿格好全体を見ておけば、次に出会った時思い出しもするでしょうけど、例えば、その手袋だけを覚えていても、次、ちょっと違う色合いの手袋をしてきたら、もう反応できない、みたいなことが起きるのではないかと。
なのに、一所懸命理屈を捏ね回して「感染で得られる免疫よりも、ワクチン接種で得られる免疫の方が強力です」なんてことを仰る御仁もいたりで。
誰とは言いませんが、みんな大好き(?)な「私も打ちました」の人です。
まあ、ホント、そういうのが「専門家」全体に対する信用を失わせてるって気付かないのかしら?
「それでも打ちたい」という人は、もう「どうぞお好きに」と思わないでもないのですが・・・
ただ、それこそ「次なるパンデミック」に備えて、コレだけは言っておきたい。
アナタが打つのは止めないけれども、だからワタクシが打たないとしても放っておいてください。
ワクチンを接種するもしないも、それが何の実績もない「新型」であれば尚のこと、あくまでも人の好き好きであって、道徳的善悪・倫理的正邪とは無縁のことです。