いまぼくが見ているのは、単なる入れ物に過ぎない。

本当に大切なものは、このなかに入っている目に見えない何かなんだ。

(サン=テグジュペリ『星の王子さま』より)

 

 

 

唐突ながら・・・

 

 

現宮家が旧宮家から養子を迎えるのは憲法第14条第1項・・・

 

すべて国民は、法の下に平等であつて、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない。

 

・・・に反すると、そこを、異常に強調する方々がいらっしゃるようで。

 

 

それが「定説」あるいは「多数派」なのかどうかは、今のところよく分かりません。

 

そういう解釈もあると言えばあるのでしょう。けれども、究極、価値観と言いましょうか、人生観と言いましょうか、そういったものにも係ってきますから、ご意見はご自由に、という他ありません。

 

そもそも皇統断絶を狙っていると思しき共産党シンパの人ならともかく、一応保守的言論を展開し、何なら憲法批判さえしてきた人達がソレを言うとなると、ちょっと困ってしまうのですが・・・

 

 

ワタクシ自身はと言うと、たかだか70年余の歴史しかなく(しかも、その制定過程に種々の疑義があり、ゆえにこそ)様々な不備・矛盾をはらんでいる現行日本国憲法よりも大切なものがあるでしょう、という立場です。

 

それはつまり、1000年のオーダーで続いてきた「男系による日嗣」には「そういうもの」としての大いなる意味があり、大切なものだと考えている、ということです。

 

 

だから憲法など無視して良い、とまでは言いません。政治的にも、それは許されないことでしょう。なので、そこは「専門家」の皆さんに上手くやってください、とお願いするしかありません。

 

憲法(は、実際問題として、相当難しいのですが)、皇室典範、関連法等、制定時に想定されなかった現状に照らし、不都合なところがあれば、解釈にしろ条文にしろ、きちんと手続きを踏んで改めていけば良いのです。

 

 

いずれにせよ、ワタクシ自身、皇族でなく旧宮家でもなく、女性皇族の夫となることもまずないわけで。

 

実際、その立場にいらっしゃる(なる)方々に大して、ひたすら「かたじけなさに涙こぼるる」のみです。

 

 

にしても、女系天皇だけでなく旧宮家からの養子もOKと言うのならともかく、前者は容認するのに後者は頑ななまでに忌避するというのは、一体、どういう心理なのでしょう。謎です。

 

(誠に失礼ながら)現在の女性皇族の年齢を考えたら、女系容認だけで皇統の危機的状況が劇的に好転するとも思えないんだけど・・・旧宮家ダメの人達って、そこはスルーなんですよね。

 

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4年近く前に書いたものですが、最近になって私とは異なる立場からのコメントがありまして。一応節度を保って返信したつもりなんですが、まあ、何とも・・・どわーっとコメントがきてまして。興味ある方は読んでやってください。

 

 

ワタクシの勝手な思い込みかもしれませんが、旧宮家の方々にしても、御自身がいきなり皇籍に復帰、皇族となるようなことは考えておられないでしょう。

 

ただ、御子息をいずれかの宮家に「特別養子縁組」させるとか、あるいは、いずれかの内親王殿下と「政略結婚」させるとか、男系維持のため様々な方策を立ててくださると信じてます。皇統を継ぐ方々として、女性天皇はともかく、前例のない「女系天皇」を認めるようなことはないと思います。

 

 

 

 

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こちらは、割と最近(と言っても1年前)のもの。

 

特に、以下引用以降の中見出し「⚫ 旧宮家の言葉も借りちゃう」というところを読んでいただけると幸いです。

 
 

とは言え、天皇になれるのは男系皇族(父系:父方の血筋をたどっていくと天皇につながる)のみ。

 

それは理屈ではなく歴史であり物語です。

 

海外との比較に意味はなく、そこに時代の変化は関係ありません。

 

 

だから、その1点以外、条件をつけず、何なら、見返りも求めない。

 

皇族女性の嫁ぎ先、親王殿下の御結婚相手に多くを期待しない。

 

「開かれた皇室」を望む以上、国民の側に、そういう心づもりがなければ、皇室の弥栄はない、とワタクシは思います。

 

海外との比較に意味はないけれど、ここでは時代の変化を受け入れていくしかないわけで。

 

 

学歴(学校歴)や家柄に拘る向きもあるようなのだけれども、どうなんでしょう。

 

今日、昔日の学習院は既になく、旧宮家と言えども、そのまま皇族復帰というわけにもいかないように思います。

 

 

ということで、以下、参考までに。