何から何まで、よくあることです。いろんな意味で・・・
これまた、あくまでも知り合いのハナシ
ちゃんとした医師(産業医)が参加して行われる月イチの安全衛生委員会。で・・・
熱中症対策として作業中マスクを外すことを許可する。ただし、人と話す時、すぐさまマスクが着けられるよう準備しておくこと。ついては(その弊害には頓着することなく)顎マスクも認めましょう。
という取り決めをしていた、まことに臨機応変(?)な知り合いくんお勤めの会社。
で・・・
日毎涼しくなっていく季節、またまた新しい「ルール」が回覧されたそうです。
それがこちら(原文ママ!)
10月27日(金)より倉庫内作業中も常時マスク着用とする。
事務所・食堂のドア・窓は10cm開ける。
WBGTの指数が28℃以上の日が1周間程度続いた時に倉庫内作業中のマスク非着用を許可する。
WBGTの指数が28℃を下回る日が1周間程度続いた時に倉庫内作業中も常時マスク着用とする。
指数(28℃)の基準については支障があれば見直しを行う。
はあ、としか言いようがありません。
倉庫作業中は基本的に、人と人との間の距離は取れてるし、リフトに乗ってれば、そもそも2㍍以内に人は近づかないし。
そんな中、ちょっと話したくらいで感染拡大するわけないのに。
いや、それよりも「WBGT」ですよ。
何でここでLGBTが出てくるんだ、とか思ってしまったけど「暑さ指数」でした。
暑さ指数(WBGT(湿球黒球温度):Wet Bulb Globe Temperature)は、熱中症を予防することを目的として1954年にアメリカで提案された指標です。 単位は気温と同じ摂氏度(℃)で示されますが、その値は気温とは異なります。
暑さ指数(WBGT)は人体と外気との熱のやりとり(熱収支)に着目した指標で、人体の熱収支に与える影響の大きい ①湿度、 ②日射・輻射(ふくしゃ)など周辺の熱環境、 ③気温の3つを取り入れた指標です。
上図のグラフからも暑さ指数(WBGT)が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加する様子が分かります。
※上図のグラフは、平成17年の主要都市の救急搬送データを基に日最高WBGTと熱中症患者発生率の関係を示したものです。
そうだったのか。何かものすごく科学的。
ではあるんだけれども・・・あれ?
WBGTの指数が28℃以上の日が1周間程度続いた時に倉庫内作業中のマスク非着用を許可する。
WBGTの指数が28℃を下回る日が1周間程度続いた時に倉庫内作業中も常時マスク着用とする。
いやいや。この時期、指数28℃以上にしろ以下にしろ「1周間程度続く」ことはないでしょう。
仮に続いたとして、それを判断基準にしたら、今日は急に寒いね、という日に非着用、いきなり暑い日に常時着用、という事態に陥るわけで。
というか、WBGTの指数にしても、一日のうちでも28℃に届いたり届かなかったりするわけで。
だいたい、体感温度は人それぞれ、基礎体温も人それぞれ、日々の体調も人それぞれ。何より、マスクの弊害は熱中症だけじゃないし。
そこら辺を考慮しないってところが、そもそも間違ってるわけで。
ワタクシ思うに、これはつまり実に臨機応変(!)な対応で・・・
自己判断、自己責任によるマスク着用・非着用を認めない、言い訳も言い逃れも許さない。
・・・ということなんでしょう。
ま、人それぞれの違いを認めるってのは面倒くさいですからね。
いや〜、日本社会全体の縮図ですな。
正真正銘、ワタクシのハナシ
一方、こちらは地元小学校から、先日ウチに届けられもの。
恥ずかしならワタクシ、今年度、校区自治会の体育振興会会長をしてるもんだから(コロナのため何もしてないけど)このようなものが来るのですが、・・・
さて、令和3年度の運動会は〜〜〜3部制で行います。ただ、本年度も新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止の観点から、保護者は2名のみの参観とし、来賓の出席は、さくら会(学校評議員会)のみに限定させていただくことになりました。〜〜〜
・・・ですか。
まあ、その、小学校も大変ですね。
というか・・・
そんな半端な運動会しかできない小学生が不憫です。
もちろん、それを喜んでいる生徒だっているでしょうけど。
おそらくは、市の教育委員会あたりがそうと決めて、市内小学校横並びの措置でしょう。
これまた、日本社会全体の縮図ですな。
待っているだけでは何も変わらない?
さて、こちら、厚生労働省が出している陽性者(感染者じゃないし、ましてや発症者でもないですよ)動向です。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000849100.pdf
誰がどう見ても「第5波」は終わってますよね。
それでも、皆さん、何時でも何処でもマスク。いっそ「愛してるのね」とでも言いたくなります。
もちろん、上のグラフ、誰がどう見ても「第6波」も、そりゃ、そのうち来るでしょう、ってハナシではありますが。
まあ、ぶっちゃけ、ほとんどの人は・・・
これといった合理的理由も科学的根拠もなく、ただ「上」に言われてやってることなんですから、「上」が止めてもいいよって言ってくれないと止められないのでしょう。
けど、役所というところは、自ら変わることは、ほぼありません。未だにこんなこと言ってます(太字は引用者。それ以外はあんまり真剣に読まなくていいです)。
「新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)令和3年10月1日版」から。
マスクの素材や、人と人の距離感等によって、マスクの効果には違いが生まれます。 (※)ここでは御自身の目線で説明するため、便宜上、「飛沫を出す側:自分」「飛沫を吸い込む側:相手」と記載します。
まず、マスクの素材ですが、一般的なマスクでは、不織布マスクが最も高い効果を持ちます。次に布マスク、その次にウレタンマスクの順に効果があります。もちろん、人の顔の形は千差万別ですので、同じ素材のマスクの間でも、自分の顔にぴったりとフィットしているマスクを選ぶことが重要です。また、マスクのフィルターの性能や布の厚さなどによっても差が出ます。
次に、マスクは、相手のウイルス吸入量を減少させる効果より、自分からのウイルス拡散を防ぐ効果がより高くなります。仮に50センチの近距離に近づかざるを得なかった場合でも、相手だけがマスクを着用(布マスクで17%減、不織布マスクで47%減)するより、自分だけがマスクを着用(布マスク又は不織布マスクで7割以上減)する方が、より効果が高く、自分と相手の双方がマスクを着用することで、ウイルスの吸い込みを7割以上(双方が布マスクで7割減、不織布マスクで75%減)抑える研究結果があります。
特に、室内で会話を行う場合は、マスクを正しく着用する必要があります。また、屋外ならばマスクは不要ということではありません。感染防止に必要な「最低1メートル」の間隔を確保できない場合もありますので、やはりマスクは重要です。自分から相手への感染拡大を防ぐために、話す時はいつでもマスクを着用しましょう。
https://corona.go.jp/proposal/pdf/mask_kouka_20201215.pdf
いや、だから、飛沫を防ぐ効果はもう分かったから。
問題は、その飛沫にどれほどのウイルスが含まれているのかってハナシで。
どうもね、飛沫を吸い込むと挨拶だけでも、何ならすれ違っただけでも「感染」すると思ってる人が多いみたいですが・・・
そんな一撃離脱・一発必中の飛沫を飛ばすって、そりゃアナタ、一体どこのエースパイロットですか。
そういう「超・ウルトラ・スーパー・スプレッダー」も絶対にいない、とは言いませんが(ワクチン接種で増えてるかもしれないし)、全員がソレであるはずがないじゃないですか。
こちらは、文部科学省です(太字は引用者。それ以外はあんまり真剣に読まなくていいです)。
「学校における新型コロナウイルス感染症対策に関するQ&A【令和3年10月1日時点版】」から。
問4 学校ではマスクの着用が必要ですか。
A 学校教育活動においては、児童生徒等及び教職員は、身体的距離が十分とれない時はマスクを着用すべきと考えられます。ただし、気候の状況等により、熱中症などの健康被害が発生する可能性が高いと判断される場合は、マスクを外すこととしています。
また、体育の授業におけるマスクの着用は必要ありません。特に呼気が激しくなる運動を行う際はマスクを外してください。一方で、用具の準備や片付けなど運動を行っていない際は、感染症対策として可能な限りマスクを着用してください。気温・湿度などが高くない日に、呼気が激しくならない軽度な運動を行う際、マスク着用を希望する場合は、マスクの着用を否定するものではありませんが、その場合であっても、自身の体調の変化に注意し、暑さや息苦しさを感じた時などは、人との距離を十分に確保して、マスクを外して休憩してください。
何というのか、省内のマスク有効派とマスク弊害派とがせめぎ合っている、ような文章ですね。こういうの、傍迷惑でホント困ってしまいます。
保護者にも両派が混在していて双方色々なことを言ってるでしょうし、学校関係者の苦労が忍ばれるというものです。
何もしていない体育振興会ですら、それなりに面倒くさかったりします。
マスクくらい、着けても良いし着けなくても良い。
と言えたらどんなに楽でしょう。
それを阻んでいるのが「無症状感染」という神話であり「大切な人を守るため」とか「社会の安全のため」とかいう類の呪文ですよ。
もう何度も言ってますが・・・
無症状の人は、仮に「感染」していたとしても、ウイルス排出量は少ないのです。したら、飛沫に含まれるウイルスも少ないのです。したら、その飛沫を吸い込んだくらいで発症することは滅多にありません。
というか、そこで発症するかどうかは、吸い込んだ人の免疫力次第です。
ぶっちゃけ、既に多くの人が「感染予防対策はもう良いだろう」と考えていると思います。実際、色々緩んでます。
それを悪いこととは思いません。むしろ、その「感覚」は正しいのです。
だって、どれほど「感染者」(ホントは検査陽性者だけど)がどれほど増えたって、もう(ホントは初めから、かもだけど)発症、重症化、死亡のリスクは十分に低いわけで。
でも誰も言い出せない。
ことにマスクは、「我儘」だったり「社会の迷惑」だったりが目に見えるだけに、自らの意志だけで外すのは、相当に勇気が必要です。
だいたい、基本「お願い」ベースのはずなのに、断ったとき、入店・入場、搭乗、使用を制限されるわけで、それはもうお願いじゃないでしょう。
「ごめん、無理」と断る、断られることもあるからこその「お願い」です。
それで嫌われるくらいは、あるかもだけど。
この際、そうですね、麻生さんあたりが「いつまでやるの」ではなく・・・
「もういいだろ、やめれやめれ」
・・・とでも言ってくれれば、と思ったりもするんですが。
まだ打つの? いつまで打つの?
最後に、ワクチンの話。こんなニュースがありました。
米製薬大手ファイザーは27日、日本で5~11歳の子供に同社製の新型コロナウイルスワクチンを接種できるよう、承認申請に向けた協議を政府と進めていると明らかにした。現在はファイザー製の接種対象は12歳以上となっている。
これに先立ち、米食品医薬品局(FDA)の諮問委員会は、ファイザー製ワクチンの接種対象に5~11歳も含めることを認める勧告を出した。米国でも現状では12歳以上に制限されている。勧告を受けて、FDAが近く緊急使用許可の可否を判断し、早ければ来週中に接種が始まる。
FDAは、5~11歳の約2000人が参加したファイザーの臨床試験の結果を今月22日に公表している。それによると、子供たちに通常の3分の1の量を2回投与したところ、発症を防ぐ有効性は90・7%だった。発症した場合でも重症化せず、深刻な副反応もみられなかったとしている。
26日の諮問委の会合ではこうしたデータを基に、子供への効果や安全性を議論した。米モデルナ製を接種した若い男性にごくまれに起きる心筋炎などについても検証し、諮問委は「接種による利益はリスクを上回る」と判断した。
FDAによると、米国内では5~11歳が感染者の1割弱を占めている。子供への接種拡大を目指す米政府は5~11歳の約2800万人分のワクチンを確保しており、FDAの承認後すぐに学校や小児病院などで接種を始める方針だ。
いやいや、米国のデータは日本には当てはまらないから。
こんなのもありました。
磯崎仁彦官房副長官は28日の記者会見で、米ファイザー製新型コロナウイルスワクチンの接種対象年齢を5~11歳にも拡大する承認申請の見通しに関し「同社から必要な薬事上の手続きがなされた場合には、有効性、安全性を確認し対処する」と述べた。
承認された場合、12歳以上と同様に予防接種法に基づく努力義務を課すかどうかが論点となる。磯崎氏は見解を問われ、重症化リスクが低い子どもへの一律接種に慎重論があることも踏まえ「今後、適切に対応していく」と述べるにとどめた。
いや、だから、日本では、安全とか危険とか以前に、必要ないから。
何しろ、我が国の若者は、ほとんど死亡してないですから(赤色強調は引用者)。
https://www.mhlw.go.jp/content/10906000/000848532.pdf
これで何で12歳からとか、ましてや、5〜11歳にもって話になるのか、正直、理解不能です。
それもこれも「無症状感染」という神話であり「大切な人を守るため」とか「社会の安全のため」とかいう・・・以下略で。
さらには、こんなのも。
厚生労働省の専門部会は28日、新型コロナウイルスワクチンを2回接種した人が対象の3回目接種について、希望する国民全員とする方針で一致した。時期は2回目から8カ月後が目安となる。職種や年齢などによる優先順位は設けないが、2月に先行接種が始まった医療従事者からとなる見通し。
厚労省は、11月に改めて専門部会を開き正式決定する。3回目は12月から開始し、どのワクチンを使うかは引き続き議論を続ける。
専門部会は、海外で行われた米ファイザー社ワクチンの追跡調査で、感染予防効果が2回目接種から5カ月後に、12歳以上の全年齢で88%から47%に低下している点を考慮。諸外国では3回目接種を医療従事者や高齢者などに限定する一方、対象拡大に向け検討が続けられているとして、「2回接種完了者全てに追加接種の機会を提供する」との方針で一致した。
もはや歌うしかありません(?)。
二度あることは三度あ〜る。おそらく四度も五度もあ〜る。
だいたい、基本「推奨」ベースのはずなのに、止めとくと判断したとき、入店・入場、搭乗、使用を制限される(プラスでなくマイナスポイントになる)としたら、それはもう推奨じゃないでしょう。
「ごめん、止めとく」と遠慮する、遠慮されることもあるからこその「推奨」です。
それで嫌われるくらいは・・・以下略で。
“ワクチン・検査パッケージ”って、つまり差別的待遇、というか差別そのものをチラつかせて半ば強制、少なくとも誘導するものですから。
保守にしろリベラルにしろ、それぞれ自分なりの思想・信条があるというのなら、もっと明確に反対しなければおかしいでしょ、とワタクシ思っております。
結局、発症・重症化・死亡を減らすという本来の目的を見失い、
マスク着用、ワクチン接種といった手段が仮初の目的になり、
仮初ゆえに、隠蔽・誇張からついには捏造まで手段を選ばなくなり、
いやいや、実は、仮初に見える目的こそが初めから真の目的で・・・
ああっ、これ以上はもう言えないっ。
人口動態8月の速報出ました。
対前年比、大幅増加傾向続いてますね。グラフにすると、こんなです。
同じ数字なんですが、いっそ「印象操作」に及んでみたりして。
去年の反動かな? デルタ株のせいかな? それとも?
とりあえず、死因が分かる月報を待ちましょう。