6月の末頃、拙ブログの中で「こんなニュースがあるよ」と紹介しました。
Denmark's government has struck a deal with all but one of the parties in parliament to on Monday end the requirement to wear a face mask in all areas apart from on public transport.
デンマーク政府は、月曜日に公共交通機関を除くすべての地域でフェイスマスクを着用するという要件を終了するために、議会の1つを除くすべての政党と協定を結びました。
“This means that you can now go down and buy a litre of milk without having a face mask on,” Kristian Thulesen Dahl, leader of the Danish People’s Party, said at the press conference.
デンマーク国民党のリーダーであるクリスチャン・トゥレセン・ダール氏は記者会見で、「これは、フェイスマスクを着用しなくても、降りて1リットルのミルクを購入できることを意味します」と述べた。
https://www.thelocal.dk/20210610/danish-parties-agree-to-scrap-face-masks-from-monday/
で、今回はその続き? デンマーク(と北欧諸国)の話、です。
公共交通機関でも!
既にご存知の方もいらしゃると思いますが、こんなニュースがありました。
Denmark Abolishes All Corona Measures
Danish parliament recently decided in Copenhagen that all Corona measures should be ended from October 1. There will therefore no longer be a mask requirement and the test regime will be abolished. The Danes will then no longer have to provide evidence of whether they are vaccinated or unvaccinated, or whether they have tested positive or negative.
デンマーク、コロナ対策を全面的に廃止
デンマーク議会は先日コペンハーゲンで、10月1日からすべてのコロナ対策を終了することを決定しました。これにより、マスクの着用義務はなくなり、検査制度も廃止されることになりました。これにより、デンマーク人はワクチンを接種したかしていないか、あるいは検査で陽性か陰性かの証拠を提出する必要がなくなります。
「おーっ」です。
「どいいじゃん」です。(某地方の方言「すごく良いですね」の意味)
参考までに、デンマークと日本の新型コロナウイルス感染症による(とされる)死亡者数(100万人当り)の推移を見ておきましょう。
せっかくなんで、どうしたって気になる米国と、ワクチン(ファイザー)接種先進国(なんだけど死亡者がまた増えてきて3回目を打たなきゃってことになってる)イスラエル、一時ワクチン(アストラゼネカ)効果が喧伝されたけれど、これまた微妙に死亡者が増えている(でも予防対策は緩めてる)英国も合わせて示しておきました。
2020年3月から。
近いところ(2021年4月以降)。
基本的にはデンマークの方が大きな波で、今年の5月6月頃、しばらくの間だけ日本の死亡者割合が上回った時期がありました。それ以降は大差ありませんね。
したら、我が国と彼の国と、一体何が違うと言うのでしょう。
以下、記事の続き。長めですが、色々興味深いです。
Denmark’s SSI infectious diseases agency said it no longer relied on vaccination to achieve herd immunity in the country. Tyra Grove Krause, the SSI’s acting academic director, said a new wave of infections were expected after people return to work and school at the end of this summer, but it should not be cause for alarm. “It will be more reminiscent of the flu,” Krause said.
Overall, the current vaccination rate is just under 58,4 percent of fully vaccinated people in Denmark. In Germany, this value is only slightly lower at 54,5 percent (as of August 8) but vaccine advocates have been persistent in their fear-mongering and pressure on the unvaccinated.
Tyrolean lawyer Dr. Renate Holzeisen, meanwhile strongly recommended that all employers refrain from vaccination pressure or compulsory vaccination, because most of them were “obviously not even aware of the far-reaching legal consequences associated with it”.
The fact that the so-called Covid-19 vaccines, according to the official approval documents of the EMA and the European Commission were not developed and approved for the prevention of infection with the SARS-COV-2 virus, but solely to prevent a more severe course of the disease, were conditionally approved for this reason alone, Holzeisen underscored.
The official approval documents therefore show that these substances cannot interrupt the chain of infection because the people treated with them can become infected and thus be infectious. Practice also proves that people who are completely “vaccinated” become infected with the virus and even have the same viral load as “unvaccinated people” as the CDC, among others, has admitted. It is therefore clear that any Covid-19 “compulsory vaccination” actually lacks any justification.
All pressure, including moral pressure (alleged act of solidarity with one’s neighbor) is therefore illegal in terms of criminal and liability law based on the official approval documents.
“As a lawyer advising on corporate law, I strongly recommend that every employer stay away from Covid-19 vaccination pressure or compulsory vaccination, because most of them are obviously not even aware of the far-reaching legal consequences associated with it,” she said.
デンマークのSSI感染症機関は、国内での集団免疫を達成するために、もはやワクチン接種に頼ることはないと述べた。SSIの学術部長代理であるTyra Grove Krause氏は、今年の夏の終わりに人々が仕事や学校に戻った後、新たな感染の波が予想されるが、それは警戒すべきことではないと述べた。「インフルエンザを彷彿とさせるものになるでしょう」とKrause氏は述べています。
全体として、現在のワクチン接種率は、デンマークでは完全にワクチンを接種した人の58,4%弱となっています。ドイツでは、この値は54,5%(8月8日現在)とわずかに低いのですが、ワクチン擁護派は、恐怖を煽り、ワクチンを受けていない人々に圧力をかけることに執念を燃やしています。
チロル地方の弁護士であるレナーテ・ホルツァイゼン博士は、すべての雇用者に対して、ワクチン接種の圧力や強制接種を控えるように強く勧告しました。理由は、雇用者のほとんどが、「ワクチン接種に関連して生じる遠大な法的結果を認識していない」からです。
EMAと欧州委員会の公式承認文書によると、いわゆるCovid-19ワクチンは、SARS-COV-2ウイルスへの感染を予防するために開発・承認されたものではなく、もっぱら病気のより深刻な経過を予防するために開発・承認されたものであり、この理由だけで条件付きで承認されたとHolzeisen氏は強調した。
今回の承認文書は、これらの物質が感染の連鎖を断ち切ることができないことを示している。また、CDCなどが認めているように、完全に「予防接種」を受けた人がウイルスに感染し、「予防接種を受けていない人」と同じウイルス量になることさえあることを、実践が証明している。したがって、Covid-19の「強制的なワクチン接種」は、実際には正当性を欠いていることは明らかです。
したがって、道徳的な圧力(隣人との連帯を主張する行為)を含むすべての圧力は、公式の承認文書に基づいて、刑法および責任法の観点から違法となります。
「企業法務を専門とする弁護士として、私はすべての雇用者がCovid-19の接種圧力や強制接種に関与しないよう強く推奨します。なぜならば、雇用者のほとんどが、それに関連して広範囲に及ぶ法的結果を認識していないからです。」
* www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
〈ワクチン擁護派は、恐怖を煽り、ワクチンを受けていない人々に圧力をかけることに執念を燃やしています〉
・・・何というのか、洋の東西問わずですなあ。自覚が有る無いはともかく、こういう人達は、つまり商売でやってるんでしょう。
〈また、CDCなどが認めているように、完全に「予防接種」を受けた人がウイルスに感染し、「予防接種を受けていない人」と同じウイルス量になることさえあることを、実践が証明している。したがって、Covid-19の「強制的なワクチン接種」は、実際には正当性を欠いていることは明らかです〉
・・・ホントそれ。ワタクシ的には「あなたの大切な人を守るため」理論が消えるだけでも気は晴れるんですけど。
でもその代わりに「子供を守るため子供にも」理論が出現してきて参っちゃいます。そもそも子供は重症化しないし死にもしないのに💢
「北欧福祉国家群を見習おう」
デンマークと言えば、こんなのもありました。
Nordic nations drop mask requirement
In all Nordic countries except Finland, requirements or recommendations for masks in public transport have now been abolished.
北欧諸国、マスク着用義務を廃止
フィンランドを除く北欧諸国では、公共交通機関でのマスク着用の義務や推奨が廃止されました。
スンバラシイ。
というか、めっちゃ羨ましい。
公共交通機関でソレなら、一般施設は言うまでもないですよね。
もちろん「それでも怖い」人向けに「ウチはマスクお願いするよ」というところがあっても構わないのですけど。
記事の続きでは、各国の状況について個別に説明しています。
Denmark
As of Saturday, the requirement for masks in public transport in Denmark will be abolished. According to the Minister of Transport Benny Engelbrecht from the Social Democrats, the requirement, which had been in force for a year, is based on the fact that more and more people have now been vaccinated. From now on, masks will only be required on flights or during doctor’s visits.
Norway
In Norway, the national restriction on masks was abolished as early as April. Since then, several local restrictions on masks have been lifted, including in Oslo’s public transport.
Sweden
In Sweden, masks in public transport have never been a requirement, and they have always only been used to a very small extent. The Swedish Public Health Agency previously recommended protection if distance could not be maintained during rush hour traffic, but this was not really followed.
Finland
The only country in the Nordic region that still has a mask requirement or recommendation in public transport is Finland.
“Developments in Finland are in stark contrast to our neighboring countries, and we Finns deserve a proper debate on this. When and where can we abolish the mask? And why do we view the matter so differently than the rest of the Nordic region? ” the Hufvudstadsbladet demanded in an editorial.
“It can hardly be an end in itself to maintain that recommendation forever. Sometimes you have to be able to work and socialize without protection. The mask recommendation must not become a moral duty but must be a necessity, based on facts.”
Eight out of nine Austrian provinces dropped the mask mandate in non-essential shops a few weeks ago. Vienna listened to “the experts” and kept it, one Twitter user noted. A graph of infection rates in the country however, showed that masks made zero difference. Apparently, this fact has escaped Australians too.
デンマーク
デンマークでは、土曜日より、公共交通機関でのマスク着用義務が廃止されます。社会民主党のベニー・エンゲルブレヒト運輸大臣によると、1年前から実施されていたこの義務は、現在、より多くの人がワクチンを接種しているという事実に基づいています。今後、マスクが必要とされるのは、フライト中や医師の診察時のみとなります。
ノルウェー
ノルウェーでは、4月に早くも国によるマスク規制が撤廃されました。それ以降、オスロの公共交通機関を含め、いくつかの地域でマスクの規制が解除されました。
スウェーデン
スウェーデンでは、公共交通機関でのマスク着用が義務付けられたことはなく、これまでもごくわずかな範囲でしか使用されていませんでした。スウェーデン公衆衛生局は以前、ラッシュアワーの交通機関で距離が保てない場合には保護具を推奨していましたが、実際には守られていませんでした。
フィンランド
北欧諸国の中で、公共交通機関でマスクの着用が義務付けられていたり、推奨されていたりするのは、フィンランドだけです。
"フィンランドの動向は近隣諸国とは対照的であり、私たちフィンランド人はこれについてきちんとした議論をするべきです。いつ、どこで、マスクを廃止できるのか。そして、なぜ私たちはこの問題を他の北欧諸国とは違った角度から見ているのでしょうか?「とHufvudstadsbladet紙は社説で要求しています。
「その推奨をいつまでも維持すること自体が目的ではありません。時には、保護されなくても仕事や社会生活ができるようにしなければなりません。マスク推奨は道徳的な義務ではなく、事実に基づいた必要性でなければならない」。
オーストリアの9つの州のうち8つの州が、数週間前に必要のない店でのマスク義務化を取りやめました。ウィーンは「専門家」の意見に耳を傾け、それを維持したと、あるTwitterユーザーは指摘しています。しかし、この国の感染率のグラフを見ると、マスクをしても何の変化もないことがわかりました。どうやら、この事実はオーストラリア人にも知られていないようです。
* www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
いやもう、何やら遠い外国の話みたいですね。あ、実際そうなのか。
だとしても、この高度に発達した情報社会。常々、殊に福祉関係界隈で二言目には「北欧を見習え」と言ってた人達が大勢います。一体何処へ行ってしまったのでしょう。医療と福祉って隣接分野のはずなんですが。
これら北欧諸国の中では、フィンランドだけが多少厳し目の対策をとっているようでして、記事ではそれに対する批判的意見を取り上げてますね。
〈なぜ私たちはこの問題を他の北欧諸国とは違った角度から見ているのでしょうか?〉
・・・その気持、よく分かります。というか、日本の場合、何故にイタリアや米国やその他諸々、死亡者数桁違いの国々と同じ角度で見る必要があるのでしょうか、って感じですけどね。
〈マスク推奨は道徳的な義務ではなく、事実に基づいた必要性でなければならない〉
・・・いや全く、そのとおりじゃよ。
〈しかし、この国の感染率のグラフを見ると、マスクをしても何の変化もないことがわかりました〉
・・・どこの国でも多分そう。実際、そういう論文だってある。だからこそ自分で対照実験できないのがもどかしい。「あー、私が大金持ちだったら・・・」以下略で。
〈どうやら、この事実はオーストラリア人にも知られていないようです〉
・・・一瞬「?」と思ってしまった。オーストリアとオーストラリア、こんなところに引っ掛け問題。ニュージーランドもだけど、めちゃくちゃ厳しい予防対策をとっているようで。
「感染者」1人出ただけでロックダウンとか。いや、真似できない。
けど「真似しろ」という意見もあったりするから「コロナ怖い」の人は怖いんだけど。
そうそう、以前埋め込んだこともありますが、スウェーデンについてはこちらのチャンネルが割と冷静で参考になります。
で、近いところでのコロナ情報。
こちら、動画終盤のスクリーンショット。
ふふ。否が応でも、我が国の何とかいう諮問機関下部組織の何とかいう人が思い浮かんでしまって、彼我の差に愕然としますね。
もはや笑いの種? 笑えないけどっ!
で、一体、何のギャグだろう、というニュースです。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は18日の衆院内閣委員会の閉会中審査で、政府のコロナ対策に関して「社会全体が協力してくれる状況になっていない。メッセージの出し方も改善の余地がある」と注文を付けた。
お、おま・・・以下略で。
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普通の人間にとって実践可能な人生の真の生き方とは何か.明治27年夏期学校における講演「後世への最大遺物」は,人生最大のこの根本問題について熱っぽく語りかける,「何人にも遺し得る最大遺物――それは高尚なる生涯である」と.旧版より注・解説を大幅に拡充し,略年譜を新たに付した.「デンマルク国の話」を併収.改版(解説=鈴木範久)
ワクチンの効果なのか、あるいは、デルタ株がその感染力に比していわゆる毒性が弱い(!)からなのか分からないけれど、日本の場合、とにかく現実として“感染爆発”している(単に「検査数爆発」してるだけ、という話もあったり)割に死亡者はそれほど増えてません。
(注:PCR検査数については「調査中の項目が含まれる日はグラフ化していないため、直近数日分は更新されない場合がある。日付は結果判明日ベース」とのこと)
尾身さんという人は、その現実が見えないのか、あるいは見ないことにしてるのか、未だに「悪いとこ探し」に懸命のご様子。
政府の新型コロナウイルス感染症対策分科会の尾身茂会長は19日の参院内閣委員会の閉会中審査で、東京パラリンピックの観戦機会を児童や生徒に提供する「学校連携観戦プログラム」に関し、慎重な考えを示した。「状況はかなり悪い。そういう中で観客を入れるのがどういうことかを考えていただければ、当然の結論になると思う」と述べた。
尾身氏は「東京五輪の開始時期とパラリンピックの開始時期を比較すると、今の方が状況はかなり悪くなっているということを踏まえ、いろんなことを決めていただけると思う」とも語った。
これはもう「メッセージの出し方」以前の問題です。