唐突ながら・・・
こちら、蔓延防止措置やら緊急事態宣言やらを判断する「指標及び目安」というヤツです。
今後想定される感染状況と対策について 新型コロナウイルス感染症対策分科会提言
https://www.cas.go.jp/jp/seisaku/ful/bunkakai/kongo_soutei_taisaku.pdf
で、以前(1月上旬、緊急事態宣言が発出された時)・・・
こんなのを基準(のひとつ)にしてたら、もう毎年冬になれば緊急事態ですよ。
・・・という記事を書いたことがります。
何故なら、6つの指標と言ってはいても、あまり科学的・客観的とは言い難く・・・
②療養者数、④新規報告数、⑤直近一週間と先週一週間の比較、は、いずれもPCR陽性者数すなわちPCR検査数次第。
①病症のひっ迫具合も、やっぱりPCR陽性者数すなわちPCR検査数次第。一応(医師会が反対するであろう)医療行政の抜本改革で余裕を持たせることはできますが。
というか、真実「緊急事態」であるならば、まずはソコ(医療体制を整えること)に注力すべきで、ソレをせず、広く一般社会に不便・不快・不利益を強いるなど、本末転倒も甚だしい。
唯一、③PCR陽性率についてだけ、無症状者のPCR検査数を増やせば下がる可能性があります。
ただ逆に⑥感染経路不明割合は、無症状者のPCR検査数を増やせば、どうしたって高くなっていきます。
とまあ、そんなわけで、見事に「まん防」=蔓延防止措置発動と相成りました。
ワタクシの地元から見れば、北は白河の関、西は亀山の関の向こうのことなので、この際、別に良いんだけれどもさ。
と、飽きもせず凝りもしない「コロナ怖い」報道と空気のせいで「いつでもどこでもマスク」から逃れられず、ついついやさぐれモードになってしまう。
とりあえず・・・
〜〜〜まず今回、自治体が指定する区域においては、20時までの飲食店の時間短縮を行い、その実効性を高めるために、罰則を適用できるようにいたします。飲食店に対する協力金は、要望の強かった、事業規模に応じた仕組みといたします。
さらに、時間短縮以外の感染防止対策も集中的に行います。
第一に、変異株についてです。大阪府では、陽性者の5割、兵庫県では7割が変異株であります。監視体制を更に強化するとともに、不要不急の外出、他の都道府県との往来の自粛をお願いいたします。
第二に、区域内の全ての飲食店の見回りを行い、必要に応じて、アクリル板などの対策をチェックします。さらに、店内のマスク着用などの対策を要請いたします。
第三に、区域内の高齢者施設については、少なくとも2週間に1回程度の検査を働きかけ、重症化しやすい高齢者への感染を防ぎます。
第四に、感染の急拡大に備え、コロナ用病床、軽症者用のホテルを最大限確保いたします。
感染対策に奇策はありません。変異株といえども、基本的な感染対策を続けることが大事です。ワクチン接種が行き渡るまで、飲食店対策、検査の拡大、医療体制の確保を粘り強く進めながら、感染拡大を食い止めます。
・・・とのことで。
正直、営業時間21時までを20時までにするとか、アクリル板設置とかマスク着用とか・・・
そこに科学的根拠は在るんかい?
・・・と思わずにはいられませんが、まあ、そういうのも今に始まったことではないし、ぶっちゃけ、マイ「閾値」を超えてしまって、いっそ腹も立ちませぬ。
こんな話までありました。
尾身会長の発言に、波紋が広がるとみられる。
分科会・尾身会長「(飲食店の)ガイドラインの順守の徹底なんていうことは、見回りなんてことは前になかったし、これをやらないかぎり、飲食店は、永遠に時短営業をしてもらう必要があると思うんですね」
政府の分科会の尾身会長は、大阪などに、まん延防止等重点措置を適用しても、飲食店に時短営業を要請するだけでは不十分で、自治体が見回りを行い、感染対策が徹底されている店舗を認定する制度の創設などが必要だとする認識を示した。
一方で、見回りなどが行われなければ、飲食店は、永遠に時短営業をしてもらう必要があるとの認識を示した。
いや〜、東京の緑の人と言い、この方と言い、ナチュラルに、無自覚に恐怖政治・全体主義的思考をお持ちのようで、困っちゃいますね。
ちなみに、尾身さんのこの発言は、4月2日(金)、衆議院・厚生労働委員会の場で、立憲民主党、山井和則氏の質問に対する答弁中にあるものして。
何というのか、どさくさ紛れに、さりげなく潜り込ませた感、あるいは、自分の思うようにいかないコロナ対策に苛立ち、思わずホンネを漏らしてしまった感のあるものです。
せっかくなんで(?)、その遣り取りだけ文字起こししてみました。
山井氏:あえてお聞きしますが、今、変異株、昨日のニュースでも、これ兵庫県、8割くらいが変異株じゃないかと、どんどん増えていってる、置き換わってると、いう話がありました。危機感持ってます。私も、兵庫、大阪の隣の京都の人間として、すごい危機感持ってます。
そういう中で、第3波の時より、今の方が、状況はちょっとマシなんですか? マシなんだったら、緊急事態宣言より緩い蔓延防止措置でいいです。でも私は、この変異株、フランスでもこれロックダウンですよ。学校も休校になってるくらいです、フランスは。これ、かなり深刻ですよ。じゃないかと心配してます、この変異株に関しては。
これ、尾身会長、第3波の時期よりも、今の方が、状況はマシなんですか? 大阪などは。如何ですか?
尾身氏:私は、あの・・・状況はですね、厳しいと思います。三つの理由です。
ひとつは、人々の、まあ、行動変容に対する協力が得にくくなっている、ということ。それから、感染源が多様化しているということ。ま、それから、まあ、あの~、今までよりもですね、変異株の影響というのも出てきて。そういう意味では、あの、委員仰るように、状況は、そう、あの~、楽観できるものではないことは間違いないです。
で、緊急事態宣言か重点措置かという話ですけども、あ、違うことはあるんですけれども、私は、一番大事なのは、実は、その、重点措置か緊急事態宣言かという選択も大事ですけど、実はそれよりも、と言った方が良いと思いますが、一体何をやるかということ、だと思います。
実は、今、私達が、政府に求め、地方自治体に求めている、昨日も申し上げたのは、実は緊急事態宣言、この前出したよりも厳しいところは、いっぱいあると思います。あの、緊急事態宣言という言葉自体と、重点措置というのは随分と違ったイメージがありますけど、実は、やっていただきたい内容は、かなり突っ込んで、文字通り、感染源に近い・・・
例えばですね、あの~、ガイドラインの順守の徹底なんということは、見回りなんていうことは、前に無かったし、これをやらない限り、私は、飲食店は永遠に時短営業してもらう必要があると思うんですね。単に時短営業というよりも、店がしっかりと感染対策をやってもらうという、ガイドラインを出すだけじゃなくて、しっかりと自治体が、それをやってるかどうかも見回りする、そして認証制度というのもやる、こういうことは、この前の緊急事態宣言に無かった、ですよね。
それから、まあ、当時の、まあ、ハイリスクのモニタリング検査っていうのもやってないし、まあ、今回なんかは、ま、カラオケというものがはっきりしたんで、そういうこと、ま、カラオケは、の喫茶がこの前もあったかもしれませんけども、ともかく、例の、あの、高齢者の巡回、あの、高齢施設の、定期的な・・・
そういうように、まあ、何をやる、という言葉だけじゃなくて、実際に一体何をやるかと、で、重点措置というツールがあったわけですから、その中で、これ、かなり緊急事態宣言をやったよりもですね、かなり感染源対策に近いものが、きているので、そこは私は、あの、このことをしっかりやればですね、一定程度の効果はあると思いますし、仮に無いということが分かれば、今、委員仰るように、ま、緊急事態宣言にすぐ切り替えるということも、当然、これから一日一日のモニタ、しっかりと状況を、ま、あの~、見ていくことが非常に重要で。もちろん、必要な場合には緊急事態宣言ということも有り得る、しかし、それが出ない、それをしないように、のためのツールですから、今、こういうようなパッケージ、、やるべきことが、ま、決めているわけですから、これをしっかり実行する、ということに集中すべきだと思います。
(上の遣り取りは、2:26:27くらいからです)
ニュースになった赤字部分、浮いてますね。
はっきりと、飲食業界に対する脅しです。
何なら、前後のムニャムニャは、この脅し文句を尤もらしく響かせるために、色々難しいことを言ってるだけなんじゃないかと勘ぐったりもします。
尾身さん、冒頭三つの理由で「状況はですね、厳しいと思います」と仰っているわけですが・・・
ひとつは、人々の、まあ、行動変容に対する協力が得にくくなっている、ということ。
― そりゃ、これまで積み重ねてきたご自身の説得力の無さによるものでして。
それから、感染源が多様化しているということ。
― そんなん始めからそうでしょう。それを「マスクしてれば感染しない」前提にしちゃうから分からなくなってるだけして。
ま、それから、まあ、あの~、今までよりもですね、変異株の影響というのも出てきて。
― いやいや、変異するのだって当たり前だし。
だいたい、例えば大阪府なんかでも、新規陽性者の内、感染経路不明者が6割近くいるわけで。
そんな現実の中で・・・
〜〜〜、かなり感染源対策に近いものが、きているので、そこは私は、あの、このことをしっかりやればですね、一定程度の効果はあると思いますし、〜〜〜
・・・とか、一体、どの口がソレを言ってるんでしょう。
ホント、出るのは溜息ばかりなり、ですわ。
質問した山井さんも、まあ「ゼロコロナ」党の人だから仕方ないのかもしれないですけれども・・・「危機感持ってます。私も、兵庫、大阪の隣の京都の人間として、すごい危機感持ってます」と仰るのも構わないのですけれども・・・
だから、変異株だから、どうしたって言うんですか?
「感染力が強いかも、致死率が高いかも」って、それ、去年新型コロナで騒ぎ始めた時と同じロジックじゃないですか。
検証も考察もあったもんじゃない。
PCR検査は各国Ct値の違いとかあって単純に並べるのも微妙なんですけど、フランスと日本の状況、とりあえず見比べてくださいよ、です。
グラフの縦軸、文字通り一桁違ってますからね。
それでも「でも私は、この変異株、フランスでもこれロックダウンですよ。学校も休校になってるくらいです、フランスは。これ、かなり深刻ですよ。じゃないかと心配してます、この変異株に関しては」と煽りまくる山井さんのために、ほぼ同じスケールに加工してみましたよ。
フランスがこれ(新規陽性者なのにマイナスの日があるのはご愛嬌?)。
日本がこれ。
我が国で起きているのは、まさに「さざ波」です。
山井さんも尾身さんも、基本に帰りましょ。
感染症なんだから、まずは症状を見るべし、です。
無症状者が感染源になる?
いやいや、PCR陽性でも、無症状のままに終わる人が感染源(他者を発症させるほど大量のウイルスを排出する!)になることはありません。
絶対にない、とは言いませんが、限りなくゼロに近いでしょう。
今無症状でも明日明後日発症するという人が感染源(他者を発症させるほど大量のウイルスを排出する!)になることは、それは、まあ、あるでしょう。
でも、個々人がそこに遭遇する確率はそれほど高くありません。
全ての国民が・・・
いつでもどこでも(食事中ですら)マスクして、
― はっきり言って、むしろ心身に有害だと思います。
三密回避して、
― ストレスたまって免疫力低下します。
新しい生活正式履行して、
― 鬱、認知症の原因になりますよ。
・・・って、そうまでして防がなきゃならないほどの確率でないことは確かです。
何なら、いっそ感染したところで、大多数は何事もなく回復するんですから。
重症化する人、後遺症が残る人、不幸にして亡くなる人がいるとしても、いずれも、いわゆる風邪でも、季節性インフルエンザでも、普通にあることなんですから。
この際、無症状者は捨て置け、で良いんじゃないですか?
要するに、飛沫を防ぐ対策それ自体に、もともと意味がないんです。だって、どこまで飛ぼうが飛ぶまいが、その飛沫中に他者を発症させるほどのウイルスが存在してないんですし。
ただ、他者を発症させるほどではなくても、(Ct値35より高い)PCR検査で陽性になる程度のウイルスなら含まれているのでしょう。だから、伝播や暴露が起きるのです。でも無症状だから気にしなくて良いのです。
ということで・・・
こんなね、隕石に当たるのを恐れて閉じこもるような生活、もう止めましょうよ。
「ソレデモシタイ」という方は、どうぞご勝手に。でも、人を、ワタクシを巻き込むのは止めて。
「まん延防止措置」適用の決定を受けて大阪府は5日から1カ月間、大阪市内の飲食店に対して午後8時までの時短営業を要請することなどを決めました。
大阪府・吉村洋文知事:「特に大阪市域において、若い世代を中心に感染がこれまでにない角度の急拡大している。まん延防止重点措置のエリアとして大阪市域を指定するということで決定した」
府は大阪市内の飲食店などに対して午後8時までの時短営業を要請するほか、マスクをしていない客の入店拒否、「マスク会食」をしていない客に退店を求めることなどを「義務化」します。
また、市外の店にも午後9時までの時短営業を要請します。
府民に対しては市内や府外への不要不急の移動や外出の自粛を求めることも決めました。
飲食店内にもかかわらず待ち時間マスクをしてるってだけでもオカシイのに、ご飯を口に運ぶ時、一々着け外しして、そんな面倒かつ不衛生なことを薦める(強要する)って、もう正気の沙汰とは思えません。
一体誰が(↓)こんなことまでして、会食したいって言うんですか?
🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥 🍥🍥🍥
4月1日エイプリルフール、鬱憤晴らしにつくってみたフェイクニュースペーパー。