唐突ですが・・・

 

 全国及び愛知県の新型コロナウイルス感染症第二波の感染状況等に鑑み、8月6日、「第12回愛知県新型コロナウイルス感染症対策本部員会議」を開催し、「新型コロナウイルス感染症 愛知県緊急事態宣言」を決定し、発出しました。
 県民及び事業者の皆様には、あらためて感染拡大防止に向けた取組に御協力をお願いします。

 

 

・・・だ、そうでございます。

 

が、一県民として言わせてもらいます。

 

 

「強くお願い」されましても、そもそもワタクシ「第二波の大きな波」と思ってないんですけど。っていうか「第二波の大きな波」って、そりゃ国語表現としてもダメじゃないでしょうか?

 

 


「不要不急」って簡単に言うけれどもさ、それは人によって違うんでございますのよ。イベント大好きな人も、カラオケ大好きな人も、ついでに「接待を伴う飲食」が大好きな人だっているんです。急ぎじゃないかもしれないけど必要で、それらを絶たれたら生きてる意味が無い、くらいに思ってたりするもんです(ワタクシの事ではありません)。

 

何なら、そのために働いているんだよという人がいて、そういう人を楽しませるために働いてるんですよという人もいるのが、そう、世の中ってもんでしょ。こういう「お願い」を平気でする人っていうのは、そのどちらとも関係のない、無趣味でツマンナイ人なんじゃなかろうかと、ちょいと意地の悪い事を考えたりもしますです。

 

ついでに言うと「感染拡大予防ガイドライン」やら「感染防止対策リスト」やら、これまでの経緯を見るに、根拠も効果も甚だ怪しい気がするんですけど、如何なもんでしょうか?

 

 


だから「第二波の大きな波」って・・・でもまあ、栄・錦に限った話なら、まあ、いいか、みたいな? ワタクシ穂の国(東三河)人やし。

 

おっと、つい「愛知=名古屋」式の発想に対する反発が。

 

 

と、それはともかく、ここから本題。というか、いきなり結論。

 

「新規感染者」がどんだけ増えても気にしなさんな。

 

もうね、百万回くらい言ってる気がするんですけど、世に言う感染者はPCR検査で陽性っていうだけ。新型コロナウイルス(とされる遺伝子配列)が鼻の奥に見つかった、というだけなんですから。

 

 

この点について「そうだ!」と言ってくださる方は、もう一気に「いいね!」へ跳んでいただいてもOKってくらいです。以下、細々論になりますので。

 

 

さて、此度の「新型コロナウイルス騒動」の、その諸悪の根源はPCR検査を診断に使っていることです。

 

PCR(Polymerase chain reaction:ポリメラーゼ・チェーン・リアクション「ポリメラーゼ連鎖反応」)法それ自体は既に相当の歴史があるのだけれども、本来、特定の遺伝子配列を効率よく増やすためのものであって、少量のそれを発見するための技術ではありません。

 

開発したキャリー・マリス博士(1993年にノーベル化学賞、コロナ騒動直前2019年8月死去)自身が、PCR法を「感染症検査の目的に使用してはいけない」と警告していたそうです。

 

技術それ自体には善いも悪いもないんだけれども、使い方を誤るとエライことになる、の典型ですね。

 

 

 

で、PCR検査を感染症の診断に使うことの何が善くないかって言いますと、ズバリ、ウイルスを「見つけ過ぎちゃう」ことです。

 

検査を受ける側にとっては、インフルエンザの抗原検査と同じように、鼻の奥に棒を突っ込まれてグリグリっとされるところがちょっと似てるもんだから、ついつい同等のものなんだろうと思ってしまうわけですが、全く別モノです。

 

こんな一覧表があります。

 

 

 

「感度(検出に必要なウイルス量)」欄にご注目。

 

一般にインフルエンザの検査に使われている抗原検査は数万個のウイルスがなければ検出できない。けれど、新型コロナを検査しているPCRなら数十個でも検出可、つまり陽性ですよ。なんと、3桁も違います。

 

数十個! それで「感染」? 

 

そんな少量のウイルスに何ができるって言うんでしょう?

 

 

そりゃアナタ、たまたまソコ(気道は生物学的には体外)にあっただけ。

 

 

「曝露」ってやつです。直ぐに排出されてオシマイですね。症状が出るはずもない。

 

ま、ちょびっとは細胞内にも侵入してるかもしれないけど。

 

 

そしたら、一応「感染」なのかもしれないけど、それでもやっぱり、マクロファージくんとかがバクバク食べちゃって、それでオシマイです。これはまあ、微熱やら、咳・くしゃみくらいは出るかもしれません。

 

 

だからねですね、今般、PCR検査陽性者がやたら増えたって言っても、無症状・軽症が多いってのは、そういう理由ですよ。

 

 

 

人の体には異物・毒物の侵入を防ぐ重層的なバリアみたいなもの=免疫が備わっているわけだけれども、「感染」後、その免疫によって排除されるウイルスの数を、増殖するウイルスの数が上回った時、初めて重症化し、重篤となり、死亡に至るんです。

 

何なら、来シーズンからインフルエンザもPCRで診断したら良い。したら、検査陽性につき自宅待機対象(まず5日間、以後、陰性になるまで)となる人が、そりゃあもう続出するでしょう。学級・学校閉鎖はもちろん、業務が成り立たない企業も頻出することになりますね。

 
 

ここはひとつ、愛知県知事の大村秀章さんに対して、

 

「ウイルスは数だよ、秀章!」

 

と(呼び捨てごめんなさい)、ドズル・ザビ風に言ってやりたいところです。

 

 

で、ここから、さらに細々論になりますが、今、PCR検査で見てる「新型コロナウイルス」というものは、それが本当に症状の原因なのか、という疑義もありまして。

 

 

まず第一に「コロナウイルス」っていうのは、ずっと昔からあるものです。

 

コロナウイルスはプラス鎖1本鎖のRNAをウイルスゲノムとして有するエンベロープウイルスであり, ヒトに感染するコロナウイルスとしては, 風邪の原因ウイルスであるヒトコロナウイルス229E, OC43, NL63, HKU1の4種類, そして, 重篤な肺炎を引き起こす重症急性呼吸器症候群(SARS)コロナウイルス(SARS-CoV)と中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルス(MERS-CoV)が知られていた。2019年12月に確認された新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の病原ウイルスであるSARS-CoV-2は, SARS-CoVと同じベータコロナウイルス属に分類され, 遺伝子の相同性が高く(約80%), 受容体(ACE2)を使ってヒトの細胞に吸着・侵入することが報告されている。

 

 

 

そして、こちら「新型コロナウイルス」始まりの論文2本(の概要)です。

 

今回、石正麗(Zheng-Li Shi)たちの研究チームは、重症肺炎の患者(7人)から採取した検体の分析を行った。7人中6人は、2019年12月に最初の症例が報告された武漢の海鮮市場で働いていた。また、7人中5人のウイルス検体の完全長ゲノム塩基配列は、ほとんど同じ(配列全体の99.9%超が同じ)で、その79.5%がSARSコロナウイルスの塩基配列と同じだった。さらに、このウイルス検体の塩基配列は、コウモリコロナウイルスと全ゲノムレベルで96%同一であることが判明し、新型コロナウイルスの発生源がコウモリである可能性が非常に高いことが示唆されている。

 

また、SARSコロナウイルスで見つかった7種の非構造タンパク質が、このウイルス検体で同定、配列解読されており、このウイルスがSARS関連コロナウイルスの一種であることが実証された。石たちは、このウイルスを「新型コロナウイルス2019(2019-nCoV)」と暫定的に命名し、SARSコロナウイルスと同じ経路(ACE2細胞受容体)によって細胞に侵入すると判断している。

 

 

 

今回、張永振(Yong-Zhen Zhang)たちの研究チームは、2019年12月26日から武漢の病院に入院し、呼吸器疾患の症状(発熱、胸部圧迫感、咳など)を呈した41歳の男性(海鮮市場の従業員)を調べた。抗生物質、抗ウイルス剤、グルココルチコイドを投与する治療が行われたが、患者は呼吸不全を起こし、3日間の治療を経ても症状は改善しなかった。

 

張たちの研究チームは、この患者から採取した気管支肺胞洗浄液(肺の分泌物の一種)の検体を使ってゲノムの塩基配列を解読した。その結果、新型ウイルスが同定され、このウイルスのゲノムとコウモリに由来する重症急性呼吸器症候群(SARS)様コロナウイルスのゲノムとは、ヌクレオチドの89.1%が同じであることが分かった。1人の患者の分析結果から、新型コロナウイルスが現在の重症呼吸器疾患の流行の原因だと結論づけることはできないが、今回の研究で得られた知見は、別の研究チームが別の患者を対象として独自に行った研究でも裏付けられた。

 

 

 

いずれも、ウイルスそのものを特定したわけでもないし、症状との因果関係を検証したわけでもないんですね。

 

この点については、今もって、そのまんまになっているようです。

 

 

ともあれ、こうやって新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)なるものの遺伝子ゲノムは「決められて」います。

 

で、そのゲノム遺伝子配列を見つけるのがPCR検査ということなんですが、しかも、その全てを見るわけではありません(全て一致というと、それはそれで変異種に反応しなくなってしまうわけだけれども)。

 

 

新型コロナウイルス(2019-nCoV)の遺伝子領域2か所、open reading flame 1a (ORF1a) および spike (S) を特異的に検出する 2-step RT-PCR 法、あるいは(註)TaqMan プローブを用いたリアルタイム one-step RT-PCR 法による遺伝子検査により 2019-nCoV を同定する。

 

 註)リアルタイム one-step RT-PCR 法による試験が成立している場合、リアルタイム one-step RT-PCR 法の みで結果判定して問題なく、2-step RT-PCR 法及び 2-step RT-PCR 法によるシークエンス解析を併用する必要 はない。また、リアルタイム one-step RT-PCR 法については検出感度が担保できれば(p.11)、別添 2 以外の他 試薬、他機器でも使用可能である。

 

 

※国立感染症研究所:病原体検出マニュアル 2019-nCoV Ver.2.9.1

https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/2019-nCoV20200319.pdf

 

 

ざっくり言ってしまえば、まず、何らかの症状が出た人(それ自体は結構衝撃的な症例だった)の検体から見つかった遺伝子ゲノム(症状の原因とは限らない)を「新型コロナウイルス」だと決めました。

 

次に、その内の特徴的な2ヶ所と同じ遺伝子配列が検体から見つかれば、それで(症状があろうがなかろうが)検査対象者は「新型コロナウイルス感染症」にカウントするんだと決めた、というわけです。

 

検出されるウイルス数が、どんなに少なくても、です。

 

 

病原体検出マニュアルに記載の方法で検査した場合、分離ウイルスから抽出したRNA(Accession LC521925)を使って本リアルタイム RT-PCR 法の検出感度を測定したところ、N セットは 7 コピー、N2 セットは 2 コピーのウイルス RNA を検出できる計算である。

 

※国立感染症研究所

:新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)検査法の運用についてのガイドライン 第3版

https://www.niid.go.jp/niid/images/lab-manual/reference/COVID-19-PCR-test-practical_R3.pdf

 

 

現行のPCR検査は、そんなわずかなウイルス(ゲノムの一部)でも検出できる、つまり、ソレが鼻の奥に見つかれば「感染者」になってしまう、ということですね。

 

濃厚接触履歴なんて関係なし、無作為に集団検査すれば、一定の割合で「感染者」が出るでしょう、誰だって「感染」するんだよ、と、ワタクシがこれまで書いてきたのは、そういう意味でもあるんです。

 

 

とすれば、いまいちスッキリしなかった「無症状であっても人を感染させる」という厄介な「仮説」についても、ちょっと違う見方ができるように思います。

 

すなわち・・・

 

無症状なんだからウイルス排出量は多くない。多くはないけれども排出しないわけではないから、それをたまたま他の人が吸い込むことだってあるかもしれない。吸い込んだウイルス量は少ないゆえに症状が出るようなことは滅多にない。けれども、PCR検査では陽性に、つまり感染したことになる。

 

・・・というわけです。

 

無症状感染者(実はPCR陽性と言うに過ぎない)から新規感染者(これもPCR陽性と言うに過ぎない)に感染する、という話の、これが実態ではないかと。

 

 

それもこれも、ウイルスの数を問題にしない(そして症状すらも問題にしない)PCR検査の、感染症診断ツールとしての運用がよろしくない、というハナシ。

 

 

ですからね、大村さん、

 

症状がないなら病気じゃないんだよ。

 

微熱や咳・くしゃみ程度の症状がうつったからって、

だから、どうだって言うんだよ。

 

です。

 

 

重症化する人もいる? 後遺症が怖い?

 

基礎疾患のある人やお年寄りにうつすといけないから?

 

 

そんなもん、あらゆる病気・疾患がそうであります。

 

そういう方が身内にいるご家族、医療・福祉関係の方々が気をつければ良いんです。これまでだって、皆さん人知れず、ずっとそうしてきたんです。有り難いことに。つまるところ、他者を利用してキレイごとを言うアナタご自身がうつされたくないだけでしょう。

 

 

無症状・軽症の人が、互いに感染し感染させ、ずっと続いていく。“with corona”ってそういうことですよ。“with 風邪”、“with インフルエンザ”がそうであるように。

 

その中で、免疫が弱くなっているお年寄り、別の疾患治療を理由に免疫をあえて下げている人、などが辛い思いをすることがあるかもしれないけれども、それはもう、ある程度飲み込むしかありません。

 

 

人にはそれぞれ、さらに言えば、同じ人であっても身体・精神状態によって、ここまでなら対処できるウイルスの量、というものがあります。

 

それを超えて一気に大量のウイルスに曝露すればこそ、症状が出て、治療を必要とする事態にもなるんです。

 

 

そのほとんどで症状が出ず、出たとしも大人しくしてれば治る。そんなものでこれ以上騒ぐのは止めましょう。

 

暑い中マスク付けて、あるいは「新しい生活様式」取り入れ人間性失くしてまで、予防に努める必要なんて、もう無いんです。

 

いや、努めたい方は、どうぞ、いくらでも努めてください。そして、どうせなら徹頭徹尾やってください。マスクは鼻出さず顎にずらさず、あらゆるものに触る度手を洗い、人と対面して食べず話さず、歌わず叫ばず、近づかず。イベント参加も、スポーツ観戦も、旅行も一切なし。ひたすら引きこもり生活です。それでも「感染」する時はするんですけどね。

 

 

新型コロナウイルスごとき「鬼畜」でも何でもありません。あえて「勝つ」必要もないんです。そのために、何かを「欲しがりません」という禁欲生活を強いるなど、もう理解不能で意味不明です。

 

 

ほんと、ビグ・ザム一機で・・・じゃなくて、PCR絶対主義で弱っちいウイルスを過大評価するのはもう止めてくださいな。

 

とギレン兄・・・じゃなくて大村さん、これは一県民からのお願いです。

 

 

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不安解消(もしくは「大切な人の命を守りたい」アピール)のためなら、地球環境なんて知ったこっちゃない?

 

 

 

 

その死者数を見ると「集団免疫を目指すとした政策」が失敗だった、と日本では言われているスウェーデン。の、実はそうでもないんですよという現地情報。この方はそういう見方をしている、ということなんですが、なかなか興味深い内容です。

 

 

 

ドイツでの、さしずめ「マスク不要」「新しい生活様式」反対デモ。わけわかんないですけど、なんか色々凄いです。参加者、約17,000人だそうです。