(ワタクシの記憶が間違っていなければ)6月の中・下旬ころから、PCR検査陽性者が東京を中心として再び増えてきまして、これをそのまま「感染者」の増加だとする人々が、またぞろ慌てて(もしくは嬉々として?)不安やら危機やらを煽り始めました。
別に、この方に個人的な恨みがあるわけではないんですが、例えばですね・・・
ただし、今は大丈夫であっても、このまま感染者数増加が続けばすぐに第1波のときと同じ状況に至るものと推測されます。(7月5日)
さらに、
しかし、今は多くはありませんが、1、2週間後はどうなっているか分かりません。
なぜなら、新型コロナウイルス感染症は発症してしばらくしてから悪化するからです。(7月11日)
・・・えーと、(ワタクシの計算が間違っていなければ)もうとっくに「すぐに」は過ぎてますし「1、2週間後」も来てますが、なるほど確かに「どうなっているか分か」らなかったというわけですね。
「来週になったら大変なことになる!」
「来月になったら目を覆うことになる!」
と、7月16日、国会の場で仰った方もいます。
(動画自体は7月21日収録。なお、この時には「コロナ自警団をつくらないと間に合わない」なんて、ウイルス感染よりも怖いことをサラリと言ってのけてます)
この他にも、実に多くの、いろんな方々が同工異曲の警告、あるいは恫喝に近い言葉まで繰り出してます。
東京都知事は「一刻の猶予もない」と言い(何が?)、
東京都医師会長は「いまが最後のチャンス」と言います(何の?)。
いやいや、皆さん、ドラマや映画の見過ぎじゃないでしょうか。
そりゃね(無症状・軽症で済むことが多い)若年層から(重症化リスクの高い)中高年に感染(PCR陽性)が広がり始めてから、を起点にすればまだ日が浅いわけで。
ここからさらに「1、2週間後」を見ないと何が起きるか分からないし、実際、何か起きてからじゃ手遅れ、なのかもしれないけれどもさ。
正直なところ、その、もう付き合いきれません。
何にしても、現状はこうです。
これらの数字が意味するところは、いや、これも、各人のご判断にお任せします。
で、ここからが本題。
マスク着用とか、3密回避とか、新しい生活様式遵守とかも、そろそろ各人の判断に任せてもらえないもんでしょうか?
まずはマスクですよ。
この暑い中、皆さん、何で大人しくマスク付けてるんですか?
一応ね「新型コロナウイルス」は「症状が無くても感染する。故に、感染してるかもしれない自分の飛沫で人を感染させるかもしれない。だからそれを防ぐため」のマスク着用ということになってます。
でも、それで減らせるコロナ感染リスク(万にひとつくらいはあるのかな?)と、逆に増える危険や弊害(実際に見聞きしてます。ちなみに、職場でマスク必須のウチの次女も頬がかぶれてます)と、どっちが大きいと思います?
マスクの危険性なんかは、検索すればいくらでも出てきますし、マスクで肌荒れ・かぶれ・水虫みたいな画像もいっぱいあります(そういう情報に怪しいモノが含まれるは事実ですが、きちんと名前を出している医師さん等によるしっかりした内容のものも見つかります)。
(実際の画像は怖すぎるのでイラストにしました)
もっとも、多くの人々にとって、マスク着用の理由は、最早、そういうところではないんでしょうね。
鼻出し・顎マスクは気にしてないみたいだし、通気性の良いマスク(一応「飛沫の拡散を簡易的にやわらげる」らしい)が売り出されたりするわけで、つまり「感染予防に努めてます」というカタチだけ見せれば、そして、それを周囲に認めてもらえさえすれば良いということでしょう。
何しろ今日、新型コロナに感染した(感染者を出した)となると、その個人(店舗・会社)は社会的に抹殺されかねない状況ですし。
万一のその時、ちゃんと(?)「マスクしてました」「ガイドライン守ってました」というのが、一種のアリバイとして情状酌量の余地を生んだりしますからね。
そんな状況の中、個人単位で「必要ない」「したくない」を貫くのは確かに難しいことです。何しろ目立ちますんで。
とは言え、誰かがこの流れを止めないと、そして空気を変えないと、もう、この先一生「何時でも何処でもマスクを」になってしまいます。
なので以下、心ならずも、不本意ながら、仕方なくマスク付けてます、という方々へのお願い。
まずは、勇気を出して、外してみましょう。案外、どうってことはありませんよ。
確かに、周囲の目は気になりますけど、それはむしろ、自分が気にするから気になるんであって、少なからぬ人が「あ」と思うくらいは思っても、大抵スルーしてくれます。
極々稀に、何か言ってくる人があったら(もしくは人づてに苦情があったら)、その時は「ごめんなさい、忘れちゃって」とでも応えておけば大丈夫。
いやいや、そんなんやっぱり無理、という人もいるでしょう。でも、最初の1人は難しくても、2人目、3人目なら?
街でマスクしてない人を見かけたら、こっそり便乗するんです。そして、ひょっとして目が合ったりしたら、ニッコリと口角上げて(マスク無しだからこそ意味がある!)👍 サインを交歓しましょう。口裂け女にはできないことです。
そういう素敵な一瞬があれば「マスク不要同盟」、そりゃもう心強く、さらなる勇気が湧いてくるではありませんか。
何も考えていない人、考えてはいるけど動けない人、何より人と違うことを恐れる人、世の中にはいろんな人がいますが・・・
無症状でも感染する(人に感染させるほどウイルス放出してるのに無症状なの?)。
マスクで感染を防げる(飛沫は防げても、エアロゾルは? 隙間からの呼気は?)。
・・・この2点を疑うことなく心底信じて、だからマスクは必要なんだと理屈で納得している人がどれくらいいるのでしょう。
たかだか、ここ3ヶ月のことなのに、マスク着用は「マナー」であり「常識」である、という人までいます。でもね・・・
一番の暑がりに合わせて冷房温度を設定すれば、寒くてかないません。
一番不安感の強い人に合わせて予防対策を進めたら、窮屈でかないません。
・・・そんなささやかな主張さえも「マナー違反」とか「常識の欠如」とかいう言葉で抹殺されちゃうんでしょうか。
いや、もちろん、マスクも別に気にならないという人や、やっぱり人にうつしたくない(もちろん自分もうつりたくない)という人は良いんです。マスクの効果を信じてて、それで「安心」するなら、どうぞ付けててください。
「マスクが駄目」と言うんじゃなくて、ワタクシ自身「感染予防効果に納得がいかない」し、だから「したくない」というだけなんですから。
ほんと言うと、街へ出かける度「ほとんどの人がマスクをしている」という光景が目に入ること自体、かなり気が滅入るんですけど・・・
中国憎し、安倍憎し、マスク売りたい、ワクチン売りたい・・・様々な要素が絡み合って実態以上に不安や恐怖が肥大化した「新型コロナウイルス感染症」ではあるのだけれども、これまでに蓄積された知見(症例)や数字(端的に言えば死亡者数)を冷静に考えれば、人の世に数多ある病気・疾患・感染症の、そのワンオブゼムですよ。
少なくとも連日連夜「新規感染者」何人とか言って騒ぐほどのものではありません。
そんなもののために、症状無くても全員マスク着用せよ、集まるな・近寄るな、叫ぶな・歌うな・・・常軌を逸してると思いませんか。
(一応)ワクチンがあって、(一応)治療薬もあって、それでも毎年国内死者が2千から3千人(関連死含めると1万人)、全世界では65万人が亡くなっているというのに、その原因たるインフルエンザウイルスの立場はどうなるんでしょう。
素朴に考えてください。
風邪をひくな? 無理ですね。
インフルエンザに罹るな? それも無理です。
新型コロナに感染するな? だから無理でしょう。
ましてやPCR検査陽性になるな? もっと無理です。
何なら、濃厚接触の疑いがない人達を、全くのランダムに検査しても一定の割合で陽性者が出るんじゃなかろうか、という気さえしてます。
PCR検査陽性、すなわち、ソコ(鼻の奥)から採取した検体の中に、新型コロナウイルス(とされる遺伝子配列)が見つかった、というだけなんですから。イコール感染じゃないんですから。
にも係わらず、とにかく検査する→陽性者が出る→感染とする→隔離する→接触者検査する→リフレイン・リフレイン。その先に、感染終息・騒動収束なんて有り得ないでしょ。
検査すればするほど保健所や医療機関の負担が増すのは当然です。
ウイルスに関する情報が乏しく、PCR技術の無かった時代には「今年の風邪は質が悪いね〜。お年寄りや体の弱い人は気を付けなきゃだね〜」なんて言ってたもんです。
それくらいで良いんです。
すなわち、院内感染・施設内感染に気をつける、助けられる命を失わないよう医療態勢を整えておく、ということです。
新型コロナウイルス感染症対策もね、それに尽きるでしょう。
感染すること自体は仕方ないものとして、症状が無いのはもちろん、微熱、咳・くしゃみ程度ならば自宅療養。医療機関は重症・重篤者の治療に集中。
それこそが、“with corona” を生きるということです。ノーマルで良いんです。人間は、インフルエンザウイルスとだって、そうやってきたんですから。
経路不明の「感染者」が増えていて、それも良くない傾向だって言われてるんですけど、したら、その人達は濃厚接触の覚えがなく、マスク着用、3密回避に努めていたということでしょう? 何なら「新しい生活様式」もちゃんと守っていたかもしれない。それでも「感染」しちゃうんですから。
以下、参考までに。
発明者キャリー・マリス博士は「PCRを感染症の診断に使ってはならない」という言葉を残しているそうですが、PCRという技術は本来、特定のDNAの塩基配列を多量に必要とするとき、それを短時間で提供するための技術です。
PCRとは、ポリメラーゼ・チェーン・リアクション(Polymerase chain reaction)の頭文字をとった名称である。
日本語に訳せば、「ポリメラーゼ連鎖反応」ということになる。「ポリメラーゼ」とは、単一の塩基をつなぎあわせて塩基の長い鎖をつくる酵素で、生物の体内ではさまざまなところに存在するが、そのうちDNAの塩基をつなぎあわせて長い鎖をつくるものをDNAポリメラーゼという。
PCR法とは、このDNAポリメラーゼを用いて、指定したDNAを増幅させて、短時間で同じ配列のコピーを大量につくる方法である。
〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜
なお、タンパク質の合成を指示するメッセンジャーRNAや、一部のウイルスが自己複製に使っている核酸などのRNAは、1本鎖なので、2本鎖のDNAのように効率的なPCRを行うことができない。
しかし、最初に逆転写反応でRNAをDNAに置換することによって、RNAもDNAと同様にPCRで増幅することができるようになる。
またまた忽那賢志さん。これは8月1日の記事ですが、世界的パンデミックになる前ならそれで良いと思うんですが、今もって、診断、隔離、追跡、検査っていうプロセスのその先に「制圧」「根絶」を見ているんでしょうか? それ以外の対策って何でしょう?
しかし、PCR検査をすればいいというものではなく、一番大事なのは「しっかりと診断し、患者を隔離し、濃厚接触者を追跡する」というプロセスですので、この数値を参考に検査数を調整しつつ、それ以外の対策も行っていくことが重要です。
高橋泰さん。「暴露(曝露)」と「感染」の違いについて。
「暴露力」は人の体内に入り込むこと。新型コロナウイルスは「暴露力」が強い。体内への侵入に成功したウイルスはさらに身体の奥深くに進み、人の上気道部の細胞の表面にあるACE2受容体との結合を目指す。結合したら「感染」。感染に成功すると人の細胞はウイルスを取り込み細胞内で増殖したウイルスが、再度細胞外に放出される。しかし新型コロナは、インフルエンザと比べ増殖するウイルス数は少ない。つまり「増殖力」は弱いので「伝染力」も弱い。そして、人の細胞を刺激したり破壊したりする力である「毒性」もインフルエンザよりも弱い。
上久保靖彦さん。日本においては、第2波は来ないし自粛も必要ない、という説。「ファクターX」に関して、今まで読んだ中ではかなり納得がいく部類だと思います。
「既感染者(免疫を獲得済み)ののどや、体内に再びウイルスが入ったところで、たまたま集団検査などでPCR検査が行われたと考えられる。抗体が減衰していても免疫が記憶されており、再度ウイルスが入ると、速やかにウイルスに対してその免疫が反応し、ウイルスを排除する。また、免疫細胞が廃れかけた場合は再度ウイルスが曝露(=ウイルスにさらされること)することで、むしろ免疫にエンジンがかかるブースター効果というものがある」
〜〜〜 〜〜〜 〜〜〜
「免疫が形成されるまでに複数回の接種を要するワクチンがあるように、新型コロナウイルスに対する免疫を維持するには、ウイルスと生活していかなければならない。もともとコロナウイルスとはともに暮らしてきた。今から急に始まるわけではない。再度自粛すれば、かえってその機会が失われかねない。『3密』や換気など非科学的な話ばかりだ。すべてを真摯(しんし)に検証すべきだ。私は自分が間違っていたら、間違いは素直に認める。しかし、非科学は絶対に横行させてはならない」
上の内容を、記事より先に詳しく語った動画です。
深い意味はないんですが、おまけ。