ひすいこたろうさんの、フレキシブルな人生論、いつも巧みな処世術だなあ……とは思っていましたが、実はがつんと効くハンマーでした。
🌟この記事では「人生を決めるのは事実ではなく、解釈だ」というニーチェはじめ達人の言葉が何度かあげられています。
うん……よくないことに見えても、逆から見ればこうだからね……
と、軽く思ってすませていましたが、とんでもない真理でした。
🌟捉え方練習の例が4つあがっています。
「解釈」による現実ぬりかえの例です。
①大事な場面でグラスを割ってしまった。でも結婚式でグラスを割り、それが縁起がいいという習慣が国によってはある。
農薬を使っているので、よく自分の家の前で虫が死んでいる→この虫たちは優しいあなたの店の前で死を迎えたかった!
うーん、こじつけのようだが、農薬は使わないと仕方がないので180度の幸運転換です。両者にとって良いことなのだ、とぬりかえる。
②近くの人が、よくため息をつく癖があり、暗くなる→この人は「しんどがるのが趣味なんだな」と思う。
さすがひすいさん!この②は「人はこうあるべき」を打ち壊してくれて、「人を裁かなくなります。」「この人はこういう態度が好みなんだ、これが芸風なんだ」(笑)とぬりかえる。
③子どもが習い事の発表会で失敗。親として残念だが、これまで一緒に努力してきた時間こそが発表会そのもので、かけがえのない時間なのだ、とぬりかえる。
こうした「塗り変え絵の具」をたくさん集めた本がひすいさんの『あなた次第でこの世界はすばらしい場所になる』(まだ買ってない……)
どうも、最初に塗ってある色を疑って消すのが大切のようです。
わかりあえない人がいる→人はそもそもわかりあえない→わかりあえたらそれこそ奇跡ですばらしい。
何だか「負け惜しみ」……と思いがちだったのですが、今の「解釈」問題3つをやってみたあとでは、これは即席幸せ発動だ、と思えました。
解釈を変えるのは一瞬 だから三秒で世界は変わる!
とってもコスパが、(タイパが)いいです。
最後に出てくる『魔法の言葉』とは、「これはなんのチャンスだろう」でした。
🌟さらに言えば、解釈を変えた時点で、世界ははっきり分岐します。ココが単なる負け惜しみや言い訳ではなく、実効性あるスピの本領。
というのは「まだ四十歳」と思っている人と「もう四十歳と思っている人」では寿命が10年違うそうです。
🌟人生はうわつらだけでなく、中身もあなたの思いどおり……
「いいほうへ転轍機を切り替えた瞬間、違うレールに入っている」のが、よくわかります。
今日も、ちょっと早いけど、ご飯食べようかな、と自分を優先したとたん、15分でレストランが嘘のように混んだり、行ってみようかな、とふと行った店(藝大アートプラザ)で、変なアートを見つけたり、
最後に
コーヒーどうしようかな、と行ったデパートの階で、頼んでおいた替え芯のことを思い出し、聞いたら、そう文具屋に届いていました……「ふっと」で。これは「今日を楽しくしよう」というスイッチを入れていたから。
解釈一瞬、効験三秒。カップラーメンです。
これはシッカリ「実用」になるワークでした。