プラごみ分割して出すと————知の博物館(?)へ | hermioneのブログ  かるやかな意識のグリッド(の風)にのる

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バシャーリアン。読むことで意識が変わるようなファンタジーや物語に出会ってゆきたい。

🌟単純に、区からのお知らせが来たのでした。

 

今度四月から「プラスティックごみ」「食品トレー」はそれだけでまとめ、木曜日にマンションの外のゴミ置き場に、個人個人で出してください。

 

🌟これまでは「生ゴミ」「燃えるゴミ」はそれぞれ別バケツそのほかアルミ缶、ペットボトル(ネットが設置)、金属や電池などの不燃物、スプレー缶もそれぞれ小さいポリバケツがあって、マンション下の共同ゴミ置き場に、いつでも置くことができました。

 管理人さんが、一応仕分けを確認し、外のゴミ置き場に所定の日に出してくれます。

 

🌟しかし、今度は所定の時間に、個人で、勝手に、透けるポリ袋で出してくれ、というのです。

 プラごみだけの分別はいままでなかった。(トレーだけは資源ゴミの袋がありましたが、大量ではないので、ふつうのゴミに出している人が多かった)

 もちろん厳密ではなく、食品で汚れていたり、匂いがついていたりするプラごみは、これまでどおり燃えるゴミで出すことができます。

 

🌟面倒! と一瞬、思いました。

が、「どれがプラごみだろう?」と「正しい区民

」になって、見渡しているうち、ビニール類やお菓子のきらきら包装紙、要するに包装関係のものがとても多いのがわかりました。食品を入れるレジ袋ほか……

 

 マンションのみなさんは遵守するの? ものは試し、と小さい袋に集めて、初日に出してみました。すると心正しい住人たちがかなりいて、数袋が、四月初日の早朝から街路樹の根元に積み上がっていました。

 

 すごい! えらい!

 

(これほど多くはないですが↑)

 

🌟それで、「ちゃんとお知らせを見ました、このマンションは正しい人たちの集まりであることを示す」ために、ゴミ袋を一個玄関に設置し、これはプラごみだ、と思ったものをいちいち入れに行くことにしました。

 

そして気づいたのは

「あれ、気持ちいい」でした。

 

これまでビニールや包装紙は燃えるゴミ、または生ゴミといっしょの袋に入れて出していました。

 それ、ぐちゃっとなって気持ち悪かったのだ、ということに気づきました。なんかごちゃまぜ、いいかげん。

 ビニールは本来ドライで清潔な感じのもので、風に吹かれて飛ぶし、存在感がなくて、でも再利用しにくいものでした。ビニールで、きれいなものは食品を冷凍するなど再利用のために取っていますが、それも、いっぱいあって使いきれない。

 不織布がついたクリーニングカバーや何かと梱包についてくる清潔なセロハン、ビニール。これ、捨てるのは何だかなぁ。心苦しい。

 

🌟かれらだけをひとつの袋にまとめると

「再利用!!!」という大義名分のすがすがしさがあふれました。

 すぐにこのセロハンやビニールを特設袋に貯めることにしました。すると、それは見たくないゴミではなく、きれいな再生資源に!

 

🌟そして、片付けはともかく、「分類」はけっこう好きなんだな、と思い当たりました。本のジャンルを分けたり、サイズや作家で分けたり、いつだれからもらったかで分けたりすると、

「りんりんと断捨離感ならぬ整頓感」が満ちあふれます。

 

分類作業をすると

 

「自分はモノの統括力があり、ちゃんとしている」と感じられるのです。

 

ゴミから、ゴミではないものを脱出させています……

 

ああ、全能な自分。

 

意外なことから、この秩序の魔法に到りつきました。