初めまして。
エル パト沙です![晴れ](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/022.gif)
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このブログはエルパト香さんとかエルパト男さんとか子持ちの方が多いし、読者さん達もそうなのかもしれない。
だから共感とかは得られないかもしれないけど今日はパト沙の話を聞いて欲しい。
私は結婚3年目の30代。
20代の頃はバリバリ仕事を頑張って来て、結婚には縁がないのかもしれないと思っていたけど縁があって結婚した夫とは3年目に。
仕事は結婚してすぐに辞めた。
だけど現在DINKs状態。
子供のいる未来を描いていたから専業主婦になって子供との時間がしっかり持てればと思って仕事も辞めたのに。
夫は仕事が忙しいから今は子供とか考えられる余裕がないと。そう言われて早2年。一体いつになれば子供のいる生活になるのか怖くて聞けない。
仕事を辞めてキャリアはリセットされた。
こんなことなら仕事を辞めるべきではなかったのでは?という気持ちが沸々と湧いて来る。
時間を持て余した私はパートに出ることにした。
社会との関わりを少しでも持っておきたくて、前職の経験が活かせることでもなんでもないけれど週に2日だけ。
先の見えない不安を抱えているけれどパートをしている間は気分転換が出来た。
そんなある日パート先にステキなバッグをお持ちのマダムが!
何あのバッグ?かわいい!!と検索してみたところ、そのバッグはピコタンという名前であることが分かった。
ピコタンが欲しいなと思ったのがエルメスの門を叩くきっかけ。
初訪問の日はピコタンは買えなかったけれど、店員さんは親身に話を聞いてくれて、「こういうのが似合うと思いますよ」と提案してくれた。
最近夫ともまともな会話はしていない私はこうやって誰かが親身に話を聞いてくれたり、自分に何が似合うか自分をよく見てくれた気がして、
すごく心地よく感じてしまった。
それからその店員さんを訪ねて何度か来店。
クローゼットの中に次々と増えていくオレンジのボックス。
私の心の隙間を埋めるようにオレンジボックスが増えていく。
子供がいれば教育費だったり色々かかるだろうけど、今の私は使えるお金があるのだ。それは嬉しいことのような寂しいことのような。
ある日、いつもの店員さんが「今日はエルミーのぬいぐるみが入荷しています」と言った。
子供もいない我が家にぬいぐるみはいるのかな?と思ったけどとっても可愛くて連れて帰って来てしまった。
普段はクローゼットの中に入れているけれど夫が出張の日には枕元に置くように。
エルミーちゃんを撫でる。
かわいい、、、
でも涙が出てくるのはなぜ?
同じ店舗に通い始めて一年経ったある日、いつもの店員さんが「今日はスペシャルなものがあります」と言った。
ピコタンが買えてからずいぶん経ったし新しいバッグは欲しいなと思っていた。
出て来たのはケリー。
「式典等お子様のイベントにも使えますよ!」と言われた。
うん、店員さんは私の家族構成とかは知らない。それにケリーの売りってそうなんだろうし。
当然の言葉なんだけど。
「あぁ、なるほど。。。」と言葉が詰まってしまった。
ケリーが出て来てテンションが下がるのは私だけなのかもしれない。
「バーキンもケリーも親子三代使えるバッグと言われていますし長く使える自信を持っておすすめできるバッグですっ!」
といつもの店員さんの笑顔が眩しい。
親子三代も何も引き継ぐ人いないんですけど...。
と言いそうになったけど堪えた。
そんなのはこちらの事情で店員さんに悪気はない。
いつもお世話になっている店員さんだから、せっかくだし購入することに決めた。
いつか子供の式典で持てる日は来るのだろうか?
私のクローゼットにまた一つオレンジボックスが増えた。
エルメスでのお買い物が日々の満たされない心や寂しさを埋めてくれているのかもしれない。
私の心を支えてくれるのは夫ではなくエルメス。
現実ってこんなものかもしれない。
主婦の心の隙間にもエルメス
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