レインボー祭りの前に、渋谷の「東急BUNKAMURA」で開催されている、オディロン・ルドンの展覧会『ルドンの黒』に足を運びました。

http://www.bunkamura.co.jp/shokai/museum/lineup/07_redon/index.html


百合漫画と同じくらい妖怪漫画が好きな僕にとって、 ルドンは水木しげると並ぶ妖怪絵師です。とくに気に入っているのは、あのタツノオトシゴみたいな「キマイラ」の絵。ただグロテスクなだけではなく、怪物の側の視点から人間に対する恐怖を描いているところに深みを感じますね。


あと、個人的には晩年に描かれたカラフルな蝶が飛び交っている絵も好きです。 なんか「突き抜けちゃったんだな」って感じがして、 “黒”の絵とは違った狂気を感じさせます。が、残念ながら今回の展示にはありませんでした。

昨日のパレードに引き続き、この日も東京で同性愛関連のイベントがありました。日本一のゲイ・タウン、新宿二丁目で行なわれる「第8回東京レインボー祭り」です。


ここでもab with HGMが出演するとのことで、いそいそと足を運びました。


祭りの開催は16時から。交差点に設けられた簡易ステージに、ab with HGMが登場します。『VAMPIRE』『LOVE AFFECTION』に続いて『3つ数えて』も披露されました。金色の長いマントが夕陽に映え、ゴージャスかつ神秘的な雰囲気を醸し出します。しかも『3つ数えて』は、本来3人組みのHYPER GO MEN'Sに男性2名と女性2名が加わり、abも含めて総勢8名の豪華バージョン。圧巻でした。


ただ、祭りそのものの仕切りには問題あり。タイム・テーブルがどこにも張り出されていなかったので、それからしばらく時間を空けて行なわれたドラァグ・クイーンたちのパフォーマンスを見逃してしまいました。


人がこったがえしていて今更ステージに戻ることはかなわず。その後、閉会時間の20時に花火を打ち上げるというので、道の隅に座って時間を潰していましたが、ようやく20時になってから「近隣住人に迷惑がかかるので今年は中止」という発表。がっかり。


LGBTの人権を訴える恒例のイベント「東京プライドパレード」のアフター・パーティーに、abさんが出演しました。


パレードの閉会式が終わった後、大急ぎで新宿へ。会場は2丁目の「ARCH」というクラブです。


男性ダンス・チームHYPER GO MEN'Sのユニット「ab with HGM」での出演。尾辻かな子氏の決起集会で観てから、その場でabさんの大ファンになってしまい(いやHGMの皆様もカッコいいですよ(^^)その場でCDを全部購入し、さらに売っていなかったものは通販で買い揃え、通勤の車の中で毎日聞いてます。


ab with HGMのステージは『LOVE AFFECTION』と『VAMPIRE』のたった2曲でしたが、他にもmaxwellのパワフルな歌声やドラァグクイーンたちの愉快なパフォーマンスで盛り上がり、じゅうぶん満足しました。


ただ、ab with HGMの出番が22時半と遅すぎたせいで終電を乗り過ごしまい、漫画喫茶に宿泊するハメに。着替え持っていって良かった~。 



Ossieのブログ
このところちょくちょく引っ張り出して聴いているのが、"STRESS"というブラジル出身のハード・ロック・バンドの1stアルバム。

主にデス/ブラック・メタルやグラインド・コアの音源を扱っている「はるまげ堂」さんhttp://www.obliteration.jp/ で、 珍しく「正統派」のハード・ロックのCDが売られていたため、なんとなく気になって買ってみたところ、これが個人的にはツボだった。

アルバムは1981年に発表されたものだが、 バンド自体は70年代から活動していたという。たしかに、それほどディストーションのキツくないギター・サウンドは、ちょうどハード・ロックがヘヴィ・メタルに生まれ変わる過程を切り取った感じ。

そういう意味ではNWOBHMに近い雰囲気もあるけれど、 お国柄のせいか、もっと泥臭くて荒削りな印象を受ける。 ヴォーカルも、いちおうメロディーをなぞってはいるのだが、ほとんど叫びっぱなしで、むしろスラッシュ・メタルやハード・コアのそれに近い。

とくに珍しいことをやっているわけではないのだが、 リフに妙な「クセ」があり、捨てがたい味を醸し出している。 唐突に挿入されるシンセの音色も、 演奏の勢いを殺ぐことなくアクセントを付ける。

「正統派」を売りにするバンドがオリジナリティを追求するようになると、たいていは「おいしいとこ取り」でお茶を濁す。 しかしSTRESSには、 そういう安易な「元ネタ」が見えてこない。 奇を衒うことなく、内側から滲み出てくる、 こうしたオリジナリティこそが「本物」なのだと思う。
東京・秋葉原の石丸電気SOFT2で、声優/歌手の井上麻里奈がイベントを行ないました。トーク、歌、握手会の3部構成。新曲『ビューティフル・ストーリー』のシングルCD発売記念です。TVアニメ『月面兎兵器ミーナ』(ちなみに「げつめんとへいき」と読む)のエンディング・テーマで、同作の主演も井上が務めています。

僕は『コゼットの肖像』で知って以来、彼女の大ファン。去年、同じ場所で行なわれたイエロー・ジェネレーションとの合同ライブにも足を運びました(そう言えば、イエジェネは今どうしてるんだろう。公式サイトもまったく機能していないし)。

くじ運が悪く、整理番号は135番。前の3列は椅子が用意してありましたが、それ以降は立ち見でした。

『ビューティフル・ストーリー』は、これまで井上が歌ったことのない、ファンタジックなテクノ・ポップ。PERFUMEの『エレクトロワールド』に似ている曲だなぁ、と思っていたら、案の定、中田ヤスタカのプロデュースでした。カップリングの『変な恋』は、スウィングするリズムが耳に心地よい、コケティッシュなバラードです。

考えてみれば、ゴシック・ロマンを謳い上げた『宝石』、R&B調バラード『energy』など、井上が歌ってきた曲はそれぞれ違うスタイルですが、しかしいずれも堂々と歌いこなしています。その多彩な表現力は、アニメ・ファン以外の耳と心にもアピールすることでしょう。

とはいえ、去年のイベントでもそうでしたが、ライブとなると表情や歌い回しの硬さが気になります。けっして歌唱力が足りないのではなく、自信がなくて実力を出し惜しみしている感じ。

加えて本日披露された二つの新曲は、スタジオ盤では声をかなりエフェクトでいじっているのに、ほとんど肉声に近い形で歌われたため、バックの音と馴染んでいませんでした。

井上の場合、実力はじゅうぶんにあるのだから、あとは場数を踏むだけなのですが……あくまでも本業は声優のようなので、そう頻繁にライブはやれないのかもしれません。このまま、アニメ・ファン以外に認知されることなく終わってしまうのだとしたら、悲しいなぁ。

ちなみにこの日、『ビューティフル・ストーリー』のほうは「振り付けあり」と「なし」で2回歌われました。やっぱり踊りながら歌ったほうがいいですね。たしかにちょっと音程が不安定にはなりますが、ライブなんだからいちいちあげつらうのは野暮というもの。そんなことより、見た目の楽しさを重視してほしいです。

ただ、歌っている最中、後ろの壁に同曲のPVが上映され、その中で井上はサイボーグみたいなダンスを踊りながらカメラ目線で歌っているのですが、なんか目つきがイっちゃっててちょっと怖かったです(笑)