2024年4月25日(木) 晴れ
息子の第一志望群の学費の平均を計算してみると
昨年度の実績で、だいたいこんな感じでした。
(Ivy League は目指していません。もっとずっと高額です!)
2022-23 実績
授業料 $70,000
手数料 $400
寮・食費 $22,000
教科書代 $1,500
課外活動 $1,500
合計: $95,400
日本円(=157円)で計算すると、
約1,500万円です!
ちなみにこれ、1年間ではありません。
アメリカの大学の授業日数は、9月~5月まで、
つまり上記授業料と寮滞在費等は、9ヶ月分の費用です。
6月~8月の3ヶ月間は、長い長い夏休み。
この期間に帰国するならば渡航費用がかかり、
サマー・スクールやインターンに参加するならば、
別途授業料や滞在費が必要です。
また、上記に記載されていない金額として、
※医療保険(約40万円)
平日の昼食代・週末土日の食費
冬休みや春休みの滞在費
お小遣い
が必要ですね。
※アメリカは、日本のように行政主導の健康保険制度がないため
民間の医療保険への加入が、大学入学の条件になっています。
さらに初年度は、渡航費用とビザ発給代、
家具家電等の新生活の必需品購入もかかってきますね。
1,500万円(9ヶ月)でも驚きなのに、
それでは足りないとは、
一般庶民には、めまいのしてくる金額です…!
しかも、ほとんどの大学で
「これは2023年度の実績、おおよそ年3.5~7%の率で上がります。」
との、ご丁寧な補足説明がありました💦
どんだけ~!!!
ただ、アメリカの大学のよいシステムとして、
「優秀な」学生には、惜しみない給付型の奨学金の用意があるところ。
Need-Blindと言って、
「あなたが経済支援を必要としていても、それを選考条件には加えません。」
と明言し、
あくまでも成績と人物だけを重視、有望な候補者から順に合格させる大学があります。
留学生に対してこれを採用する大学は、8校だけです。(そして最難関校ばかり!)
それ以外は、Need-Awareと言って、
「大学からの経済支援を希望するか否は、選考過程に影響します。」という大学です。
あるいは、
アメリカ人はNeed-Blindだけど、留学生はNeed-Awareですよ、とか。
ここで言うNeedは、「経済支援の必要性」の略ですね。
このような授業料は、いくらアメリカの世帯収入が日本より高いとはいえ、
多くのアメリカの一般家庭にとっても簡単に支払える額ではありません。
給付型の奨学金を当てにして進学先を決めていく方がほとんどでしょう。
この給付型の奨学金の原資はどこから来ているかと言うと、
企業からの献金や、成功してお金持ちになった卒業生からの寄付、また大学が投資などで運用した利益からですね。
ということは、やはりトップ大学ほど資金が集まりやすく、支給できる総額が充実している傾向にあります。
ということで、奨学金の充実したトップ大学への志願者はどんどん増え、競争は激しくなり、
ますます合格率は厳しいものになる、というのが今のトレンドですね。
幸い、出願料は$70程度と日本よりはお安め、経済的に厳しければ出願料自体を免除してもらえます。(自己申告だけで可の大学も!)
そもそも出願料は全員タダにするから、エントリーだけでもしてみてねと、門を広く開いてくれる難関大学もあります。
このあたりの情報は、大学のホームページに詳しく記載されています。
選考はNeed-Awareだけど、合格した学生には必要額の100%給付を約束するという大学や、
成績優秀者には、家庭の収入に関わらず給付あり(Merit scholarship)と言った内容を見つけることができます。
アメリカは移民の国なので、
子がアメリカ市民権を持っているからと言って、親が英語ネイティブとは限りません。
そういった背景にも考慮してなのか、
大学のホームページは、英語が平易で、高校の教科書より読みやすいです。
気になる大学は、親も一緒にホームページを熟読します。
親の都合で条件付きでなければ留学させることができないので、このあたりのリサーチは親の役目でもあると思い、一校ずつ確認しています。
理想は、30校くらいを親がリサーチしてリストアップ、
息子の成績の最終到達点と、その時の希望を聞いて、
そこから20校程度まで絞り、出願する予定です。
さて、その30校のリストはいったいいつ完成するのでしょう!?
あ、まずは私ですね💦
がんばります…!