【中学受験算数】家庭学習で必ず確認して欲しい | 傍流のアメリカ大学受験

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都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

2024年1月26日(金)

 

 

 

 

 

算数が「答えを合わせるための学習」ではないことが分かって、

息子の算数の学習方法が格段に変わりました。

 

どこの塾に通っていても、

この本質的な学習は、親の適切なサポートで導くことができます。

 

新4年生、新5年生、これからたくさんの算数問題を解いていく子どもたちに

スタートラインの今、ぜひ以下のことをご家庭で見てあげてください。

 

 

1)白紙のノートで勉強する

日頃は「罫線入り」のノートで学習しているかと思いますが、

実際の入試問題の解答欄や計算スペースは、罫線のない白紙です。

 

ここに、式や表、図を「まっすぐに」「読みやすく」書くことが必要です。

 

式が斜めになって行ってしまったり、イコールの位置がずれて行ったり、

余白のいろいろなところを使って書いてしまい、

結果、見直しが困難なメモになってしまってはもったいないです。

 

用紙の上段に問題文があり、以下余白となっていてその用紙に直接解答を書き込める宿題冊子を用意してくれる塾は親切ですが、

問題とは別に宿題ノートを用意しなければならない場合は、

白紙のノートで、1ページに1問、大胆に丁寧に書く練習をお勧めします。

(うちは、ノートがお高かったので100円ショップによくある落書き帳を使って、

1枚、1問でどんどん解いていっていました。)

 

 

2)文字や数字は、大きく見やすく書く習慣をつける

算数の学習は、ついついスピード競争になりがちですが(特に男子)

入試本番で、それほど時間に切羽詰まって焦るということは筑駒以外ほとんどありません。

模試とは違い中学の先生は、適切な問題量で入試問題を用意してくれます。

だからこそ、日頃から「人に見せるために書く答案」であることを意識してほしいです。

 

転記ミスや、読み間違いなど、字が汚いがゆえに、自分で自分にトラップを仕掛けるのはもったいないの極みですよね💦

 

 

3)図をフリーハンドで書ける

円、正三角形、正方形、正五角形、正六角形…

直線、表、グラフ、などなど。

 

これらも白紙の解答欄に書いて、自分の理解を整理することが必要な場面が出てきます。

時間がたっぷりある家庭学習の時間で、これらを丁寧に書く練習を積みましょう。

 

 

 

 

大手塾は、生徒数が多いので、先生方の宿題チェックはどうしても「宿題をやったか、やっていないか。」「正答しているか。」程度の確認で終わっているかと思います。

 

しかし大事なことは、先日もお伝えした通り

どのように考えて、それをどう表現しているか、の部分なのです。

 

塾の先生にそこまでを求められないのであれば、

(だけど、本当はここの部分が学習の本質的なところでもあるんですけどね。)

ご家庭で親御さんが確認・ご指導してあげてください。

 

 

 

 

 

以下、息子の模試の問題用紙のメモの仕方です。

息子はかなり省略するタイプではありましたが、

最低限は、この程度の計算式を残しておけば、あとで見直しができます。

 

 

①    式を書く、そろえる

②    文字は大きく丁寧に

③    図や表を書く練習をする

 

 

ご家庭で、根気強く導いてあげてください。

「ムリ~!」と言うご家庭は…

 

榎本先生のもとへ、GO~!

体験のお申し込みは今日までです! | IINA算数教室 (ameblo.jp)

 

 

 

 

①    四谷大塚 合不合模試

A4サイズで余白もたっぷり、遠慮なく大きな文字で書こう!

 

 

 

 

図を書いて、頭の中を整理する

 

 

 

 

問題文に足りない図は、自分で補足して考える

 

 

 

 

線分図、本当に大事!

 

 

 

 

図さえ書ければ簡単に解ける問題は多い

 

 

 

 

見落としがちな単位は、忘れずに書き込む

 

 

 

 

数え上げの問題は根気強く丁寧に

 

 

 

 

②    SAPIX 合格判定模試

こちらは、B5用紙、余白が小さく、苦しそう💦

でもやっぱり、図を書くことも計算式も省略しない

 

 

 

 

 

 

③    こちらは実際の入試問題

解答記述欄があるので、問題用には最低限の計算用紙として使用

 

ほぼ全域を大きく使って、間違いを防ぐ、見直しをしやすくしておく

 

 

 

少しでも参考になれば幸いです。

せっかく勉強するのですから、少しでもお子様が楽しく、そして身になる学習となりますように!

 

メッセージは、いつでも歓迎しています。