そろそろ進路について話し合おうか① | 傍流のアメリカ大学受験

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都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

 

2022年9月27日(火)

 

中学受験時代にブログを書いていてよかったなと思うのは、

受験勉強の伴走の仕方をご指南していただいただけに終わらず、

その後の中学生、高校生になってからの親のありかたについても

折に触れ、アドバイスをいただけてきたことです。

 

ブログを書いている私も実在した人物ならば、

ブログを読んでくださっている方々も、存在してくださる方々で!

実際にお会いできたり、お話しできたりすることが

本当にありがたかったです!

 

その中で、息子の中学生時代の親としての距離感として

とても心に残ったアドバイスで、常に心に言い聞かせ、まもってきたアドバイスがあります。

 

それは、この時にお会いした時に、先生からいただいたアドバイスです。

息子が中学に入学したばかりの2019年春のこと。

こちら↓↓↓

 

 

学研プライムゼミの野島博之先生にお会いする機会がありました。

 

野島先生は、中学受験勉強をしていた頃の息子の様子を、

私のブログを通して知っていてくださり、

親子で参加したこちらのイベントの時でも、息子に声がけをしてくださいました。

 

 

イベント終了後、私が一人で御礼のご挨拶をしに伺った際に、

短く、的確なアドバイスをいただきました。

 

「中学生になったら、お母さんは何もサポートしないでください。

勉強のことも生活態度のことも、いろいろと心配になるでしょうが、

大丈夫です。何も言わなくて大丈夫です。」

 

「どんなに勉強しなくても、成績が悪くても、中学生のうちは大丈夫。」

 

「でも英語だけはね、中一からしっかりやった方がいいです。

遅れると追いつくのが大変ですし、

文系でも理系でも必ず必要になる科目だから、英語だけは、ね。

ちょっと気にかけてあげて。

他の科目は、もう全部目をつむっていて大丈夫。」

 

「それで高校生になる時にね、

『そろそろ進路のことを話そうか』と言ってね、

将来の進路についてどう考えているのかを聞いてみたらよいと思う。」

 

「高校生になると、男子とも会話が成り立つようになるから。」

 

 

三年半前の出来事ですけど、

あの時野島先生がおっしゃってくださった言葉は、

今でもはっきりと覚えています。

 

そして、そのアドバイスを忠実に胸にしまい、

中学生時代の息子を見守る母になりました。

 

以前の記事にも書きましたが、

息子の中学生時代(特に中一後半)は、親として接するのがなかなか難しい時期でした。

 

勉強のことはもちろん、生活態度についても言いたいことは山ほどありましたが、

ガマン、ガマン。

 

「英語だけは…。」の野島先生のアドバイスを受け、

留学準備もできる小さな英語塾に入れたのですが、それも半年と続かずに…。

 

今は親の気持ちも、親の期待も何も感じ取れない中学生、

しょうがない、今じゃない、と自分自身に言い聞かせ…。

 

「高校生になれば、私の言いたいことが理解できるくらいの大人な考え方が

身についているんだろう!

(今の様子からは全く想像できないがっ。)

とにかく今の言いたいことは全部飲み込んで、何も言わない。」

「時限付き」と思ったから、三年間はグッとこらえることにしました。

 

 

中高一貫校出身の受験生をたくさん見てきた野島先生がくださったアドバイスなのだから、

しかも、東大を目指すような子たちばかり!

的外れなことをおっしゃるはずがない!

さらには、ブログを通して息子の成長を知っていてくださっているのだから、

息子タイプの子には、この接し方が正しいのだろう、と

糸の切れた凧のように自由奔放にふるまう息子を見守ること三年間。

 

 

本当は、高校入学後に、将来の進路について話し合おうと予定していたのですが、

息子が選ぶだろうなと(親が推測する)進路を選ぶとなると、その準備のためには

高校進学後では遅いことが分かり、

 

息子とは中学三年生の2月に、そのような話をする時間を設けることにしました。

 

いよいよ「その日」がきたってことです!

 

三年は長かった~。

しかし、やっと息子に「勉強、どうすんの?」って話題にできるのです。

 

そして…、

せっかく話し合うのであれば、実りある時間にしなければ!

 

その手から離した凧の糸を、再びつかむことはできるのか!?

 

私は、息子の希望の進路に進むために、

これから必要になるであろう準備を説明するために、

念入りなプレゼン資料を作ったのでした!

 

<続く>