パーム油と熱帯雨林 | ハーブ工房さとかのブログ  メディカルハーブと草木染め・手作り石けん

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〜ハーブを楽しむここちよいくらし〜
里の香り、野の香り…身近な野草たち、小さな庭のハーブたち…
植物のパワーをいただいて、温かな手作りを楽しむ
そんなくらしをつづります♪

「パーム油と熱帯雨林」

このテーマは石けんを作る者として避けて通れないでしょう。

 

以前、たおさん(小幡有樹子先生)の講座で絵本を紹介してくださいましたゾウ

 

 

子どもにもわかりやすくていいなぁと思い、私も購入しました。

 

先日も疑問に思われた生徒さんがいらっしゃいました。

難しい問題ですが、概要と私の考えをまとめておきたいと思います。

 

ご意見、コメントなどお寄せいただければありがたいです。

 

 

コールドプロセスで石けんを作る時

多くのレシピに入っているのが

パーム油とパーム核油です。

 

なぜならパーム油を加えると固さが出て

パーム核油を加えると泡立ちがよくなるからです。

 

オリーブオイル100%でも石けんはできます。

とろけるような使い心地の素晴らしい石けんになりますニコ

でも、とってもやわらかくて、泡立ちは控えめ、トレースが出るまで時間もかかります。

なので色々なオイルをブレンドして作ることが多いのです。

 

パーム油はアブラヤシの果肉から

パーム核油はアブラヤシの種子(仁)から

作られたオイルです。

アブラヤシは一度にたくさんの果実を実らせ、1年に数回の収穫ができます。

生産量世界一の油なのです真顔

 

 

しかし以前から、アブラヤシのプランテーションが熱帯雨林を伐採して作られていることが大きな問題となっています。

特にインドネシアのボルネオ島やスマトラ島は、豊かな熱帯林に覆われていましたが、開発による森林減少が急速に進んでいます。

雨水を溜めておく森がなくなると自然災害が増えますし

何より野生動物や植物が生息地を追われて生物多様性が失われます。

森の周辺に暮らす人々も生活の変更を余儀なくされています。

 

 

森林を伐採して作られたプランテーションから生産されたパーム油や紙製品は、日本をはじめ世界中に輸出され利用されています。

 

 

パーム油は私たちの身の周りの多くのものに使われています。

原材料に植物油脂と書かれているものには、ほとんどパーム油が使われているそうです。

スーパーに並ぶ約半数の製品に使われているとも言われます。

 

例えば…

インスタント麺類

マーガリンやショートニング

冷凍食品

カレールウ

スナック菓子

フライドチキンやフライドポテト

アイスクリーム

コーヒーフレッシュ

粉ミルク

洗剤

ろうそく

などなど…

多くの製品に含まれています。

 

パーム油は飽和脂肪酸とオレイン酸が多く含まれ、酸化しにくいオイルです。

常温では固形〜半固形状で、揚げ物に使ってもさくっと仕上がります。

先ほど書いたように生産効率の高い油で、人件費の安い地域で作られているため、価格が安いです。

植物油というイメージも良い…

とても使い勝手の良い重宝なアブラなのですね。

日本では一人当たり年に4kg以上消費しているそうですびっくり

 

 

 

そこで2004年、WWFなどが

パーム油の生産から加工製品の流通に至るまでの

「持続可能なパーム油」の生産と利用を促進する非営利組織

「持続可能なパーム油のための円卓会議(略称RSPO)」を設立しました。

 

WWFのサイトにわかりやすい記事がありますのでご覧ください。

 

 

私は生活の木のパーム油を使っています。(毎回ではありませんが…(^o^;)

RSPOマークとボルネオ緑の回廊プロジェクトマークが付いていますね。

 

 

コピー用紙などの紙製品もかなり使うものですから

FSC(責任ある森林管理)などの認証ラベルが付いているものを選びたいですね。

 

チョコレートもそう。

フェアトレードのものを選びたい。

 

できるだけ、気づいた所から少しずつです…

 

まずは何が起きているのかを知ること。

 

そして

私たちはパーム油を使わない のではなく

持続可能な製品を選ぶ

ということが大切なのだと思いますおねがい

 

 

ただ…

RSPOには日本の大手企業数社も参加しています。

もちろん企業努力は評価できます。

ただその会社の販売している商品が心から良いものだと言えるかというと、決してそんなことはなく…

むしろ絶対買いたくない製品(抗菌スプレーやボディソープ、調味料、冷凍食品など)が多いのが困ったことですチーン

 

 

最後までお読みくださいましてありがとうございました。