思うこと・その3 | ■ALS de 马马虎虎 ■

■ALS de 马马虎虎 ■

als罹患者ミッキーは
「奇妙奇天烈・马马虎虎(マーマーヒーヒー=馬馬虎虎・いいかげん)」なオヤジなのである。

             ■ALS de马马虎虎 


2004年、道立羽幌病院(北海道羽幌町)に勤務していた女性医師が、90歳の男性患者の人工呼吸器を家族の同意を得て取り外したところ、殺人容疑で警察の捜査が入った。また、20002005年の間、富山県射水市民病院で外科部長が末期がん患者ら7人の人工呼吸器を外した件にも警察が介入。両者とも不起訴になったものの、今後も同じようなケースで逮捕起訴されないという保証はない。

 2009年にNHKの番組『クローズアップ現代』で放映された「"私の人工呼吸器を外してください"〜『生と死』をめぐる議論」は社会問題となった。千葉県の病院に入院中のALS(筋萎縮性側索硬化症)患者が、「意思疎通できなくなったら人工呼吸器を外してほしい」という要望書を病院に提出したことを取り上げた内容だ。病院の倫理委員会は1年にわたって議論し、「患者の意志を尊重すべき」という画期的な判断をくだしたものの、結局、院長の判断でその措置は行なわれなかった。それというのも、現行法では人工呼吸器を外すと殺人容疑で逮捕される恐れがあるからだという

 人工呼吸器、さらには人工栄養も「外したら逮捕される可能性がある」と考えると、医療従事者は二の足を踏んで"延命治療を続ける"ことになるのだ。

続く