ネコ踊り病(水俣病)その52 | ■ALS de 马马虎虎 ■

■ALS de 马马虎虎 ■

als罹患者ミッキーは
「奇妙奇天烈・马马虎虎(マーマーヒーヒー=馬馬虎虎・いいかげん)」なオヤジなのである。

马马虎虎de ALS


人間の作り出した厄介なもの(絶対に分解しない重金属など)を、それとは知らず摂取し母体内に蓄積残留し、妊娠すると胎児に移動出産とともに排泄、子供を生むたびに母体外に排泄して、身体がきれいになっていく、このような人口的合成物質の処理の方法は


人間の遺伝子は知らないのである、またこのことは子孫の保護保全の自然の摂理に反する恐ろしきことである。このようなものをこの先も人間は作り続けてゆくのだろうか。

花明かり

熊本と鹿児島の境に在る紫尾山そこから望む不知火海、また対岸の天草から見上げる紫尾山はとても美しかった、分けても春の紫尾山の大桜は、湯堂の桜と言はれて、沖を通る舟人ならば知らぬ者はなく、沖のほうから遠目にもそれと解り、満開の頃には海も底のほうまで春色に染まるのである。その桜の大木の下に:

きよ子の家が在り、きよ子が元気な頃は花びらとともによく舞っていた、でも

昭和33年水俣病で死んだ

亡くなる前の年桜がいっそう咲き乱れ、月光の下では「この世の桜じゃなか!神様の精じゃ」花明かりといって、


細くなってしまってまるで紐をより合わせたようになってしまった手足で、地面にこぼれた花びらを拾うのであるが、


拾えないよ子の首は傾いたまま動きません指も曲がって拾えない。

母トキノさんは、まれに見るほどの美貌の我が娘とともに桜の大木も伐って葬った。後年トキノさんも同じ病を得て亡くなり、今では沖を通う人達も、娘と桜の最後のことなど知るまい。もう「花明かり」は無い。