ネコ踊り病（水俣病）その４４

■马马虎虎de ALS■

１１月２日工場乱入事件へと発展、

不知火海一帯から集まった
漁民が船60隻

１５００人ほど、其の内の５２０人ほどが、１０時１５分小型トラック（投石用の石が満載）を先導に、「工場長に会わせろ」と言いながら警備員たちと、小競り合いをしながら投石をはじめ、
アッという間におよそ２０００人が乱入、ハンマーなどで手当たり次第に計算機、テレタイプ、電話機などを破壊しつくした、警察も起動中隊を出動させたが、逆に警察の自動車まで壊されなおも暴れまわり、手のほどこしようがなかった、ついに出動した警官隊と衝突、双方に百人以上の重軽傷者を出した、漁民の暴力には市民の批判が起きた。（然し、また、
政治から見放されて何ヶ月も食うや食わずの立場に置かれたら、石のひとつも投げたくならない人はよほど人格円満の神様のような人である、さらにまたこの時の要求の中に、水俣病家族に対する見舞金を支給せよとの一項があったのは、後の患者補償交渉に一助となった。）