もう11月も半ばを過ぎてしまった。来年の新NISA投資方針を決めなくては。12月は僕のようなヒマ人でも何かと忙しく、特に年末はあっという間に過ぎ去るから。
まず、今年は新NISA年間投資可能額の枠を使い切ることにする。過去2年間は、成長枠は埋めたが、つみたて枠は、S&P500の毎月クレカ積立だけであった。今年はS&Pも増額し、状況に応じて、Nasdaq100にも投資することにした。まだまだAI関連株の上昇は続くと判断するからだ。先日、モーサテで、信頼するコメンター日経新聞論説フェローの原田亮介氏が、今NasdaqのPER(株価収益率)は30程度で、ITバブルの時は60を越していた位だから、それほどバブルを警戒する必要はないのでは、といった趣旨(ただし、これは僕のながら聞きなので、誤情報の可能性もあるかもしれないことを断っておく)のことを述べていた。ついでながら、今、安易にバブルと言い出す人が極めて多いが、僕はそうした人を全く信じない。そうした人は、様々な客観的なデータを異なる観点から分析、検証せず、せいぜい過去のデータから自分の言説に都合の良いものを引っ張り出してきて、バブルだと騒ぐに過ぎないからだ。経済の予想にこれまで多く接してきたが、予想はほとんどはずれるのが常だ。僕が信頼するのは、予想ははずれるにせよ、データを説得力が十分あるように分析し、一貫したロジックを展開する人だ。
話が脱線してしまった。とにかく、今年はつみたて枠もすべて使い切りたい。以前は特定口座枠もつかっていたが、売却や分配などで20%税金がとられ、確定申告で還付できるのだが、結局課税所得が増えると、介護保険料や国民健康保険料も増してしまうからだ。できるだけ新NISAの投資可能総額をできるだけ使い切り、課税所得を極力少なくしたい。今後も、社会保険料の上昇は続くと思って間違いはない。現行制度のままでは、介護・健康保険制度の維持は危ういのではないだろうか。
成長枠は、暴落、急落に備えて、一括投資は避けて、何回かに分割して投資する。高配当の投資信託、ETFには、あらかじめマイルールを定めてスポット投資する。この方針も、今年の失敗が良い教訓になったからだ。1月にSCHDの投資信託に僕としてはかなりの額を一気に投じた。そのときは、その投資信託が基準価格が大きく減少するなど予想していなかったからだ。4月のTショックで急落してから、S&P500などAI関連株が多くの割合を占めるものは、20%ほど成長したが、SCHDの方は、未だに確固たる回復を見せていない(しかし僕はSCHDの特徴もある程度分かっているので、売却は一切考えていない)。が決して焦ってはならない。短期目線になって、目先の利益を追い求めてはならない。単に儲けようとしては、投資は資産運用ではなく、ギャンブルにすぎない。僕のような高齢者は、投資期間が限られてくるが、長期投資の基本はできるだけ守りたい。規律ある投資では、まず何よりも、投資目的と目標を定めることが大事だ。僕の場合は、毎月の旅行をできるだけ長くつづけるための資金と、現在の余裕ある生活資金づくりだ。この目標には、トータルゲインよりも、安定したインカムを重視することが大切だ。一時のハイリターンよりも、着実に伸びるリターンを目指すべきだ。
投資を3年半ほど続けて、つくづくメンタルの維持が大切だとおもう。初心者はどうしても、失敗を恐れて、短期目線になってしまいがちだ。僕は、多少の失敗を恐れるな、と言いたい(特にやり直しの十分きく若者には)。失敗して初めて、やってはいけないことが身にしみてわかるのだ。僕も、暴落、株価低迷に備えて、米国長期債券ETFにかなり投資した。株価が減少したら、債券価価格が上昇すると、巷でいわれていることを真に受けて、実行した。しかし、そうは行かず、含み損が相当増した。そんな単純に相場は動かないのだ。僕は、円高になり130円台に達する懸念が生じた際、思い切って損切りすることにした。かなり損をしたが、それ以来、気持ちは楽になった。この失敗は、今後の投資生活に良い教訓となり、きっと役立つと思った。相場というものは、どんな優秀な達人にも読めない、わからないのだ。大震災、大災害がいつ起こるかわからないのと同じことだ。誰でもやれることは、被害を最小限にとどめるだけだろう。
理屈ではわかっていても、その時の感情に負けて、失敗をまた犯すかもしれない。でも、決して焦ってはいけない、ということだけは守れそうだ。どんな状況でも、立ち止まって、冷静になることは何より大切だ。