裏街道を往く -4ページ目

裏街道を往く

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Tが戦争を早急に止めたがっていることは明白だ。しかし、仮に米国が「勝利宣言」をして、イラン攻撃をやめたとしても、ホルムズ海峡の事実上の封鎖は解除されないはずだ、イスラエルが今後一切攻撃をやめないかぎり。メディアはおおむね、米国とイランの動向にばかり注意を払って、イスラエルの「暴走」ともいうべき動きにあまり目を向けていない。今回の事態の発端となったイラン攻撃、最高指導者ハメイニ師の殺害は、イスラエルの主導により行われたという事実を決して見落としてはいけない。Tはイラン攻撃により、低迷している支持率が回復、上昇すると考え、ゴーサインを出した。しかし、支持率は結局下がるばかり、原油価格も急騰し、米国のガソリン価格も跳ね上がった。Tの思惑はまったく当てが外れたのだ。Tはもう、誰が見ても迷走していることは歴然としている。それなのに、日本政府は、空をさまよう、こんな糸の切れた凧の後を追っているかのようだ。

 

今回のイラン攻撃で、世界の経済的損失は甚大で、米国もひどい損失を被っている。現在、戦費だけでも莫大で、このまま戦争を続行すると、財政悪化は目も当てられなくなるのではないだろうか。この間、米国市場は意外なほど、事態を楽観視して、長期金利はかなり上昇したものの、株価はNasdaq市場が年初から10%を超える調整局面に入ったくらいで、案外落ち着いていた。しかし、27日、恐怖指数であるVixがとうとう30を超え、市場が混乱、赤信号が灯った段階に突入した。本格的な暴落が起こる可能性が高まった、といえよう。

 

自分を歴代の大統領で最も「偉大で強い」指導者と思い込んでいるTは、決して今回の「大誤算」を認めようとしないだろう。自ら虚言をばらまき散らして、あくまでも強気な姿勢を貫くだろう。一時の感情に流されやすい、この「暴君」に世界の行く末が委ねられているというのは何という恐ろしいことか。

 

今緊急になすべきは、米国軍の地上戦突入を何としても止めねばならないことだ。戦争が長期化すれば、世界経済(現に アジア諸国はもうすでに相当厳しい状況に置かれている)は破綻に追い込まれることは必至である。なぜ平和的方策を模索する議論がおこなわれないのだろう。戦争は、数多くの民間人の命を奪い、きわめて悲惨な状況を生むだけなのだ。報道関係にかかわる者や識者も、いろいろと「縛り」があり、平和的行動はできないとしても、せめて戦争の愚かさ、悲惨さを訴え、平和を希む姿勢だけは示してほしい。

 

 最悪のシナリオを辿った場合に備えて、僕はもう心の準備を進めている。無力無能な自分にできることは、平和を祈るのみだ。僕は毎日早朝のジョグで、3つの神社にお参りしている。今までは、今年達成したい願い事を祈っていたが、昨日から、イラン情勢の事態のさらなる悪化が起こりませんように、と祈り文句を変更した。祈ったところで、どうなるものではないが、心の平安だけは得られると信じるからだ。それから、J・レノンの永遠の名曲の歌詞が思い起こされた。

 

  You may say I'm a dreamer

 But I'm not the only one 

I hope somday you'll join us

And the world will be as one

 

今回の事態の深刻さを想って、上の歌詞が心にまさしく響いてきた。

 

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メディアが今回のイラン情勢でイスラエルの「暴走」にあまり注意を向けていないと書いたが、次のYou Tube動画をご覧いただければ、今回の事態が米国とイランだけの問題ではなく、むしろイスラエルが今後の「最悪事態」の鍵を握っていることが理解できよう。何度も戦争が引き起こされたいわゆる解決不可能な「中東問題」の再燃が激しくなっている。

 

 

 

 

僕がこの記事で述べたのは、決して反イスラエルということではない、その点を誤解しないでいただきたい。ただ今回の事態が極めて深刻ということを理解してもらいたいがためである。それとメディアの報道姿勢に、何よりも大切な平和を希求する視点が欠如していると感じざるを得ない。人間である以上、同じ過ちを繰り返すということだろうか。人間社会が続く限り、悲惨な戦争はなくならないのか。