前回の投稿から二週間以上が経っている。新たに記事を書くのが虚しくなっている。今年になってから、現今の国際情勢にかなりの危機感を覚えて、そのことを書き留めたかったのが動機だ。イラン情勢は、膠着状態に入り、解決の道はいまだ見えない。やはり、イスラエル軍がレバノン南部攻撃を継続しているのが足かせとなっている。TがNに言いくるめられて、イラン攻撃に踏み切ったというのが、もうすでに一般的な見解になっている。それでも米下院がイランからの撤退を求める決議案を可決したというニュース(6月3日)には、いくらかほっとした。無論、上院では否決され、Tが従うことはありえないが、潮目が大きく変わってきた表れと考えるからだ。日本では、日経株価最高値更新(これも現政権を利するニュースとなっている、一部の半導体関連企業の値がさ株のためなのに)などの報道にかき消され、ほとんど注目されなかった。
ところで、今ネットの一部では、現首相陣営による中傷動画問題が大きく取りざたされている。先週は、国会予算委員会でも、立憲民主党、中道連合の議員により、首相にその件の質問がなされた。僕も動画でその質疑を視た。首相の答弁は、苦しいという程度ではなく、どうみても言い逃れ、その場しのぎに終止していた(「事前要請があったにもかかわらず有料会員費を払いたくないから視なかったと苦し紛れの答弁には唖然とさせられた)。そのことについて詳しく書くつもりはない。
僕が言いたいのは、国会で首相発言に関わる信頼性が問われているという重大な問題があるにも関わらず、一般メディアではあまり(というかほとんどに近い)報道されていない点だ。僕が毎日視ているモーニングショーでも取り上げられていないし(*8日に扱ったが、どこか的を外れた内容だった)、他のワイドショーでも同様だ(しかし、ここ二、三日TBSなどの報道番組で取り上げられ始めている)。僕が購読している読売新聞は、ほぼこの件について無視、黙殺していたが、今日(8日)の朝刊で、申し訳程度に報じていた。それも首相の(言い逃れ)発言ばかりを記し、相当偏よったとしか言えない記事内容だ。(読売新聞が、自民党政権の御用新聞との悪名高さは知っている。それでは読売新聞の購読をやめれば良い、と言われそうだが、もう50年以上もずっと購読しているから、今更やめる気もないし、政治記事に関しては、悪しき報道例の参考にすることにする)。兵庫の知事再選挙でも大きな問題になったが、選挙における中傷動画の問題は、民主主義の根幹に関わる重大な問題だ。それに対し、あえて蓋をしようとする大手メディアの動きは僕には理解できない。何かしら、目に見えぬ大きな「圧力」が働いているのだろうか。これまでも、メディアの報道姿勢には不信を抱いていたが、今回の問題で、ますますつのるばかりだ。しかし、ネットで奮闘しているArc Times、ジャーナリストの尾形聡彦氏、政治評論家の伊藤惇夫氏には拍手を送りたい。
以前から伊藤惇夫氏には、他の評論家には感じられない気骨を感じていた。こういう方を筋金入りというのだろうか。
それにしても、日本のTもひどい。今回の国会答弁に接して、ボロが次々と出ていると言うか、「地」があからさまになっている。外国の首脳に対する時のあの「過度な笑顔」と今回の国会答弁での感情を顕にした憮然とした表情のおそるべき落差。Tを熱烈に(盲目的にと言うべきか)支持する方でなければ、今回の件で、信頼を失うのではないだろうか。ナフサ不足を認めず、目詰まりとして、批判をかわそうとする姿勢、今の円安を投機筋のせいにして、為替介入で約12兆円もの外貨を無駄にした財務大臣、財務省の責任、台湾有事発言で、日中関係をこれまでになく悪化させた(中国が最大の貿易相手国ということを考慮すると、国益を大きく損ねている)首相の頑なな姿勢、ガソリン補助金が、政権の支持率確保としか考えられない拙い施策。したたかな外交を標榜しながら、米国のTにベッタリで、屈辱的な態度をとり、イランとの友好関係という過去の遺産を台無しにしている、どこが「したたかな」と首を傾げざるをえない。まだまだあるが止めよう。僕は、米国のTの退場を心から願っているが、日本のTに対してもそう願いつつある。まだ、就任して一年も経っていないが、日本の危機的な状況に全く対処できていないことから、傷口をさらに広げないためにも、この機会に退場なさっては、と希っている。
メディアに登場する評論家、識者のほとんどが、Tに何故か甘いが、内田氏ははっきりと断罪している。内田氏がいかなる人物かもよく知らないが、先日の米中会談についての見解には全く同感。確かにあの時のT はいつになく借りて来た猫だった。米国を落ち目にしたT よくぞ言ってくれました。日本の現首相は全くこのことを分かってなく、Tにべったりだ。
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今回でもう政治、時事的な内容の記事を書くのは止めようと考えている。ひどく虚しい気分になるからだ。僕が最も懸念しているのは、実は世界中で起こっている気候変動だ(この夏も、ヨーロッパは猛暑に苦しめられているそうだ)。それから投資、資産運用についても良質な情報の媒介をしたい。音楽、美術、、文学、それに理系で最も関心の高い生物学についても勉強を兼ねて記したい。