昨日、含み損がかなり膨らんでいた米国ETF、JEPQ、債券ETFのVGSH(米短期国債)、BSV(米国短期債),SPHY(ハイイールド社債)をいずれも全株売却しました。その一番大きな理由は、今後数年は、一時的には円安になることはあるものの、円高基調で、少なくとも130円台に向かうと判断したためです。以前は、将来の日本の状況(特に人口減少)ばかり考えて、円安基調もしくは、140円台で落ち着くものと判断していたのですが、今回のまさかの「米国売り」の事態に直面して、急激な円高も起こり得る、と危機感を覚えたのです。勿論、危惧に終わればいいのですが、防災対策と同様、最悪事態に備えることが大切なのです。これからの時代は、個人個人が危機管理能力を高めなくてはならない、と僕は常々考えているのですが、資産運用もその一環です。即ち、今回の事態のような、株価暴落プラス円高のダブルパンチがあった場合に、最小限の損失に留めることが何よりも大切ということです。特に僕は極めて低額な国民年金しか受給していない高齢者だから尚更です。
年初から、含み益が12%も減りました。これ以上、減少すると、明らかにレッドゾーンに入ります。毎月一回の旅行も不可能になり、生活レベルも下げなくてはなりません。今回の売却は、なかなか動こうとしない僕としては思い切った決断でした。でも、今、何かすっきりしています。株価下落、円高が今後続いても、その不安がだいぶ消えたからです。逆に、いわゆる「底」が来た時に、資金を投入できる余裕が生まれたことです。つまり目先の損を解消して、長期的展望に立って、得をとることができるようになったのです。
僕も、短期的目線はよくない、と考えていたつもりですが、やはり目先にとらわれていたと反省しています。例えば、ナスダックに連動するJEPQを購入したのも、その利回りの高さにとらわれて、ナスダックの値動きの激しさを軽視してしまいました。それから、債券ETFは、値動きの安定性を考慮して保有したのですが、150円台の円安の時期に購入するという高値買いの初歩的な失敗をしてしまいました。どちらも、買い焦りが根本原因で、チェックが甘かったためです。それにやはり金融リテラシーの不十分さも否めません。
でも、一時的には、結構損をしましたが、今はまったく後悔していません。いい勉強になったと前向きにとらえることができました。やり直しがまだ十分にきく、という意味で、むしろ好運だったかもしれません。
昨日、TがFRB議長を「負け犬、遅すぎる男」呼ばわりし批判、解任の可能性があったために、中央銀行の役割を果たしているFRB(Federal Reserve Board「連邦準備制度理事会」)の独立性が脅かされたとして、株、国債、ドルのトリプル安がまた起きました。Tも自らの破壊的な暴言がこれほどのショックを生むとは考えてもみなかったのでしょう。国債まで売られることが国家にとっていかに重大事であるか、ベッセント財務長官に諭されたためか、一日たった今日、「解任するつもりはない」と、またまた「翻り」ました。しかし今後もTは同じ重大な過ちを繰り返すでしょう。客観的なデータを何ら顧みず、合理的判断をする思考能力が全く欠如し、あるのは狂信(たとえば、不法移民は全く悪とか、米国は他国に「搾取」されているとかなど)ばかりです。Tが舞台を降りない限り、大混乱、危機は続くと思った方が賢明でしょう。中間選挙を一年後に控える頃には、経済状況が落ち着くと予測するのは、甘すぎる見通しとしか僕には思えません。たとえ景気悪化やインフレ激化のため選挙に負けても、Tは絶対、FRBのせいとか、民主党の不正、陰謀によるとか、責任を転嫁するに違いありません。その結果、米国は完全に分断し、いわゆる「内乱」が起こる可能性さえ、あながち否定できません。Tは恐るべきモンスターとしか僕には思えません。
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米国優良ETF、SCHDー日本では、その投資信託版しかありませんがーの特徴、メリットとデメリットがよくわかる記事を見つけました。ここ一年間は、その構成銘柄からいって、他の高配当株ETFと比べると、不振だったのですが、今年の分配ではその真価が発揮されると信じています。
SCHDはパフォーマンスが悪い?過去1年の高配当ETFパフォーマンス比較と要因分析 ブルーモ証券