四日前(9月19日)に、それまでの酷暑から解放されて、ぐっと気温が下がりました。不思議と、心まで落ち着きを取り戻し、久しぶりに投資のことを書きたくなりました。現在、米国株価も日本の日経平均株価も過去最高となり、4月のT関税ショックの際、懸念していたドル/円130円台の円高になることもなく、結局は予想が大外れだったものの、含み益は大きく増して、まずは安堵しているといった具合です。
4月に保有していた米国債券ETFを思い切って損切りした後、ドル円は、145円を割ることも無く、現在146円台から148円台を行ったり来たりしています。いわゆるレンジ相場にとどまっているというのでしょうか。でも、この為替の妙な滞りは、今一歩腑に落ちません。ドルも昨年のような独歩高ではなく、ドル安の場面も多いのにです。結局、今米国市場を牽引しているIT、半導体関連企業の業績が好調なためなのでしょうか。
投資系You Tubeを視聴していると、Fang+の人気が高くなっている感じがします。また逆に、昨年秋ごろから大評判を呼んでいたSCHDの投資信託版が不調で、コメント等で売却する意向を漏らす人が多々いるようです。僕も、年初に購入したので、未だに含み損を抱えています。だが、今後も新NISAの成長枠で、積立やスポット購入を続けていく気持ちに変わりありません。現在の不調の原因は、割安だったエネルギー株の比率割合を増したことが、裏目に出てしまっているようですが、SCHD*のこれまでの素晴らしい実績を信頼し続けます。比較的高配当にして増配率も高いというバランスの良さは、安定した上昇を求める僕にとっては、本当に魅力的です。一年ぐらい不調が続くことは、何でもありません。S&P500,Nasdaqも、激しいでインフレで金利が急上昇した22年には、同じように、絶不調でした。僕も、その頃、米国投資を始めてそれほど経っていなかった頃ですから、もう当時はしんどい思いをしました(ただ、その頃は150円台の円安で、円建てですと、ドル建てほど含み損は少なずに済みました)。過去に、そういった辛い思いをしていますから、長期投資をやめるという、最悪の行為を免れられたわけです
僕は、投資のやり方は、資産状況、年齢、性格、そして投資の目的などによって、各人それぞれ異なると常々考えています。言い換えれば、万人に通用する絶対策はないと言えます。特に人の性格というものは、おおきく投資スタイルに影響すると考えています。例えば、S&P500やオルカンが長期的に優良なものと分かっていても、僕は高額(仮に500万とします)での一括投資はできません、なぜなら、ひどい臆病かつ心配性で、理屈では分かっていても、必ずやってくる暴落に耐える自信がないからです。しかし、逆に、僕が信頼している投資系You Tuber「S&P500最強伝説」のような、肝が据わっており、固い信念もあり、理論武装もしっかりした方にとっては、最強の投資先と言えます。僕は、投資系YouTubeですと、暴落による酷い含み損を回避するため、さまざまな分散投資を行い、着実な分配、配当を受け取れ、振れ幅の少ない安定したETF、投資信託を優先する「カエルの投資」に同調しています。要は、大きなキャピタル・ゲインをあげなくとも、安定した成長、増配、分配が期待できる投資先を優先する考えです。
よく、投資はギャンブルかどうかという議論がなされます。僕の考えは明確で、「儲けよう」として投資するのはギャンブルで、資産運用として行うのは、ギャンブルとは全く言えないと考えています。「儲けよう」として行った場合は、数々の大きなリスクに見舞われます。最悪は、今もひどく横行している詐欺に遭う危険性です。一気に大きな利益を上げようとすると、必ず、詐欺師に狙われる心のスキが生まれます。それから、「儲けよう」という気持ちは、つい目先の表面的な事柄にとらわれがちです。即ち、今人気があるからとか、あの人が勧めるからとか、最近株価が絶好調だからとか、利回りだけをみるとか、といった、目先だけを見て、先々のことを顧みない短視的思考に陥ってしまいがちです。今、若者の間では、タイパ(タイムパフォーマンス)に重きをおいて行動することがはやりのようですが、長期投資では、この考えは通用しないのではないでしょうか。時間を味方につけて、長い目でじっくりと行うのが、確実な方法と思われますが。とにかく「儲けたい」というのは誰にでもあるものですが、その気持ちに支配されてはいけません(自戒をこめて言っています)。
投資系You Tuberの主たる、あの両学長も言われているように、投資する目的をはっきりと定めることが大切ということです。目的が定まれば、その目的にかなう金額、必要な投資の年数、そしてそうした投資に最適な投資信託、ETFを探そうと自分でしっかり勉強、調査します。つまり、自己責任で投資する態度も身につきます。よく投資系You Tuberに、お勧めの投資先、将来の相場状況などを尋ねる方がいますが、そうした質問をする方は、まだ初心者の域を出ていないと言えます。未来のことは誰もわからないからです。どんな市場のプロでも、先を見通すことはできません。せいぜい、確率が高い、と言えるだけで、絶対断言できません。僕も三年半ほど、投資で試行錯誤してようやく、経済市場だけでなく、国際的なさまざまな動向、状況を把握したうえで、自分の頭で考え、判断するしかないと思い至りました(勿論、信頼のおける方の見解、意見は参考にしますが)。投資することは、つまるところ、ギリシアの格言ではないけれど「おのれを知れ」ということです。
*SCHDの投資信託版に早々に見切りをつけようとしている方は、多くが本家(米国ETF)に関して知識不足なのではないでしょうか。このETFの優れた特長については、僕の知る限り、「カエルの投資」の動画が最もお勧めできます。