投資を始めた方にとって試練の時 ハリス氏に期待 | 裏街道を往く

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 今年、新NISAで投資を始めた方には、今回の日米株価の急落、それにドル円一時151円台まで円高のダブルパンチで、含み益が相当減少して、試練の時を迎えていると存じます。勿論僕も同様で、含み益が58万円も急減しました。でも今回は不思議なほど落ち込んでいません、株式の動きについても、知識が増したからでしょうか。今回は、株価急落、円高急騰の原因がはっきりしているからです。米国株価を急上昇させてきた、半導体株、IT情報株などの大型株が買われ過ぎで売られたことと、円高の方は、日銀の利上げ観測に、あのトランプ氏の発言、日本の有力政治家の利上げを促す発言が相まって、急激に動いたためです。後者の発言だけで、こんなに急速に動くので、為替差損の方が、株価急落以上におそろしく感じます。

 

もうひとつ、それほど気分が落ち込まなかった理由があります。それは、バイデン大統領の次期大統領選撤退により、代わりの民主党候補が、ハリス副大統領とほぼ決まったことです。ハリス氏は人気がないと言われていますが、今のところ、若々しさと自信に満ちた明るさを感じさせて、十分トランプ氏に対抗できる可能性大と期待できます。黒人でアジア系というところも、今求められている多様性を満たしています。人工中絶問題などで、女性票も結構期待できるでしょう。若者票もまずまず取り込めること、明るいイメージから予想できます。不安材料としては、担当していた移民問題で、業績を上げていないことと、今はバイデン氏から受け継いだばかりで、その目新しさが、今後通用しなくなることでしょうか。今後の鍵を握るのは、副大統領に誰を選ぶかということと、次のテレビ討論会で、トランプ氏を打ち負かせるかです(これは大いに期待できます、ハリス氏はサンフランシスコ市郡地方検事、カリフォルニア州司法長官を務めてきたから、その弁論能力はかなり高いわけですから)。

 

もうひとつハリス氏に託したい理由があります。それは、氏が、ガザ情勢、パレスチナ民間方針人(とりわけ子供たち)の惨状に強い懸念を示していることです。気候変動対策に関しても、バイデン氏の政策を受け継ぐということですから、少なくとも、逆行する方針をとるはずのトランプ氏と比べれば、安心できます。

 

こう書いて来て、僕は、日本の政治状況よりも米国の方に関心があることを認めざるを得ません。日本国民として、このことは、本来好ましくありません。でも、日本は、閉塞した政治状況にあるとしか思えません。将来危惧される事態に対して、明確なヴィジョンを語れる方が現れないかと望むだけです(別に政治家である必要はありません)。