米国ETF投資をして、国際情勢を知る大切さに気付く | 裏街道を往く

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 一言に投資するといっても、いろいろなやり方があります。株式会社、たとえば東京エレクトロンという半導体企業の株を買う、すなわち個別株に投資したり、または一社の株を買うのは、不安なので、分散の利いた投資信託、たとえばオルカンとかS&P500といったインデックス型の投資信託に投資したり、あるいは、株式投資は怖いので、債券(これもさらに生債券か債券ETFに大きく2つに分かれます)を購入する、といろいろやり方があります。

 

 でも僕は投資初心者にも関わらず、思い切って米国ETFを選んだことは、今では本当に良かった、と思います。最初は、為替の問題に頭を痛めましたが、だんだんとETF投資に慣れてくると、いろいろと大事なことが分かってくるのです。これは日本の株や投資信託(たとえS&P500のような海外関連のものであっても)だけに投資をしていては気づきづらいと思います。

 

一番重要と気づいたことは、米国10年債長期金利の変動により、日本株も大きな影響を受けることです。現在では、これが上がると、日米の金利差が大きくなり、円安になります。円安は日本の株式市場にとっては基本的に有利です。世界的な大事件が起これば、勿論、株が激しく変動、暴落するのは分かりやすいのですが、日本の普通の報道に接する限りでは、分かりづらいようなニュースもあります。最近だと、このところ、米国の長期債の金利が下がってきたのかな、と思っていたら、また急に上昇しました。国際報道に接してはじめて、その原因が分かってきました。中東情勢の緊迫化で、まず原油価格が相当上昇したのが主要因です。中東情勢の緊迫化というだけでは、何かよく聞くことなので、それほど危機感は伝わりませんね。より具体的にいうと、まず人道的危機(ガザのパレスチナ住民の飢餓)が進行しているにも関わらず、イスラエル軍のガザのラファ侵攻が差し迫っていること、それに加えて、イスラエル軍による、シリアにあるイラン大使館(領事部)攻撃ーこれは、中東地域の戦争状態の拡大につながる危険性が大ですー、もうひとつは、イスラエル軍が、民間パレスチナ支援団体の車両を攻撃し、7人死亡して、バイデン大統領が、激しく非難したことです。

 

上のニュースは、日本の普段報道されているニュースに接する限りでは、その重大性があまり伝わっていないと思います。前にも記したように、英国BBCでは国内外の他の大ニュースがなければ、まずIsrael-Gszaの見出しで、報道され、誰にも重大事だということが理解できます。日本だと、テレビだと「キャッチ」(NHK総合テレビで、平日午前10時5分から始まり50分放映される世界トップニュース)でも視聴するしかありません。しかし、この番組も、国会中継や春夏の高校野球中継があるとお休みです(衛星放送では、みられます)。以前はウクライナ情勢が主でしたが、昨年10月からは、ガザ情勢が主です。

 

今日も、話がそれてきてしまいました。でも米国ETFに挑戦したことで、自分の資産を増やし、守るためにも、国際情勢に敏感になった、ということをご理解していただければ幸いです。

 

今日も、YOUTUBEの動画サイトを一つご紹介します。前回の「S&P500最強伝説」は、タイミング投資を良しとしない長期投資を経済理論をしっかりと踏まえたうえで、強い信念で説いていましたが、今回は、個々の米国系投資信託、ETFにも詳しい「カエルの投資 Vlog」をご紹介します。情報量の豊富さ、充実した内容の割には、チャンネル登録者数が多くないのが、僕は不思議でなりません。

 

 

 

 

この方、理系的な面と文系的な面のバランスがとれ、人柄の良さも動画からにじみ出ています。

上の動画も、何と1時間15分の長編です。投資をこれから始める方には勿論、もう始めた方にも、ぜひ御覧いただきたいものです。