朝ドラ「カムカムエヴリバディ」の再放送が始まりました。3年前に放送された朝ドラが、さっそく再放送ということで話題になってます。
リアルタイムで見ていたんですが、なかなか辛い展開もあって、いったいこの先どうなるのか、ハラハラドキドキしながら見ていました。今回は先の展開が分かっているので、安心…かと思いきや、先の展開がわかっているからこそ、楽しいシーンが出てくるたびに「ああ…この人はこのあと…」って、なんか切なく悲しくなってしまうところもあり、それが再放送の楽しみ方でもあり。当時はわからなかった伏線的なものも、今なら「そうだったのか」って思ったり。一度退場した方があとから再登場することも知っているし。
6ヶ月の朝ドラで3世代の物語、ってところでどうなるのか予想がつかなかった放送当時。それが、そうなるのか! って気付いたときに最初のほうを見直してみたくなりつつ、そのまま最後まで見ておしまい。で、そのうち忘れちゃうんですが、今回は記憶がまだ新しいので、第一週で出てきたいろいろが、あとでこう繋がるっていうのを思い出してちょっとニヤニヤしながら見ています。
カムカムに出てきた時代劇スターの「桃山剣之介」、なんか聞き覚えがあると思ったら先日まで再放送されていた「オードリー」にも同じく時代劇スターとして「桃山剣之助」が出てきてました。「オードリー」見てたときに全然気付かなかった。一字違いなので同じ人物ではないんですが、愛称はどちらも「モモケン」。
↓参考
朝ドラをずっと見ていると、「まんぷく」の即席めんがこっそりとセットに置かれていたり(私は気付かず、ネットであとで知る)、「ブギウギ」で茨田りつ子を演じた菊地凛子さんが同じ役で「虎に翼」に出演したり、ストーリーと関係ないところでの遊び心が楽しかったりもします。
カムカムは100年の物語。歴代の朝ドラはいろんな時代の(主に)女性を描いているので、そのエッセンスが詰め込まれている(であろう)カムカムを改めて見直すといろんな発見がありそうです。
もうひとつ、名作中の名作「カーネーション」も再放送中。こちらもストーリーは分かっているんだけど、何度見ても面白いです。この作品に出てくるヒロインの夫が、私が見た歴代の朝ドラ中で一番好きです。いつも上機嫌で妻に好きな仕事をさせてくれて自分もよく働く。こんな人と結婚したい。そして、出征したあとに愛人発覚っていう人間臭さもあり。
それにしても、朝ドラでは徴兵されたり戦死したり空襲で亡くなったり、戦争によって人生が変わった人々が多く描かれていて、以前は昔の話だと思って見ていたけれど、今は現在の世相と重なって、身につまされます。普通に働いていた人が徴兵されて兵士になり、生きて帰ったとしても心や体に傷を負い、普通に暮らしていた人々が甘い物が食べられなくなり、衣食住に不自由して、持っていた財産や家族を失い、いったい誰が得をするのか。
ドラマを見ながら、歴史や社会問題を考えるきっかけになっています。
今放送中の「おむすび」が、現代のギャルのノリで明るく進んでいるので、再放送でちょっと昔のドラマが放送されると両方見られて満足。「おむすび」も、震災の記憶とギャルと野球と栄養士っていうテーマがちょっと混線しているけれど、最初の頃の暗い表情のヒロインから明るい表情が多くなったので楽しくなってきました。朝ドラはヒロインが明るくないと楽しくないです。
【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T50 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2024/11/9
※写真は縮小しています。