そろそろ8月も終わり。夏ドラマも後半に突入。で、ドラマの始まり頃には学生や10代の出産とか、血の繋がらない家族とかそういうテーマが多いなと思ったんですが、見ているうちに、なんか、二役のドラマも多くない!? って気付きました。
「ブラックペアン シーズン2」は前シリーズでも主演した二宮和也さんが別人の役で主演。「伝説の頭 翔」は本物のヤンキーの代役を、見た目そっくりな引きこもり高校生が引き受けるお話。
で、先日「私をもらって」を見ていたら、二役じゃないんだけど、生き霊として幽霊的に存在している人が寝たきりの本物の自分と同じ場面で登場。
朝ドラ「虎に翼」では主人公トラちゃんの妄想の中でいろんな世代のトラちゃんがいっぱい登場。
二役を演じる役者さんもすごいのだけど、同じ人が同じ場面に登場するっていう映像がすごいなって思って見てしまってます。昭和人間はついCG(コンピューターグラフィックス)って言ってしまうんですけど、正確にはVFX(Visual Effects:視覚効果)って言うんですかねぇ。
↓参考
時代劇で背景に映り込んだ現代の建物などを消すとか、昼間に撮ったシーンを夕方っぽく加工するとか。見た目を自然にする加工もあって、そういうのはいかに気付かれないようにするかっていうところが腕の見せ所。なので、ドラマを見ていても気付きません。
しかし最近はバリバリの特殊効果を映像で見せてくれるドラマも多いです。夏ドラマでも「ビリオン×スクール」や「南くんが恋人!?」、「私をもらって」とかで、最先端っぽい機器や3D映像っぽいもの、小さくなっちゃった人、幽霊(っぽいもの)なんかが自然に登場して、びっくりぽんです。あ、「南くん〜」はちょっと微妙なところもあるんですけども。
さらに、超能力とか出てこない普通のリーガルドラマの「しょせん他人事ですから」では、俳優さんの動きに合わせてCG(って言っちゃうけど)で難しい法律の仕組みなどがわかりやすく視覚化されてます。マンガの世界ではよくある演出だけど、実写ドラマでやるとなると大変そう。
人が吹っ飛ぶようなアクションシーンや、殺人や爆破など実際に撮影するのが難しいシーンでは気付かずに、というか、なにも考えずに見ちゃってますけど、めちゃめちゃVFX駆使されてますよね。
そんな派手なVFXに比べたら、同じシーンに同じ人がたくさん出てくる、なんて映像を作るのは簡単なほうなのかも。撮影するのは大変そうだけど。
特殊メイクとか、凝った衣装とか、小道具やセットなどの手仕事の部分と、ない物を付け足したり、あるものを消したり、ありえない場面を作ったりするVFXの部分が融合していて、ドラマ見ながら、これ、どうやって撮っているんだろうとか、余計なことを考えながら楽しんでます。
↓夏ドラマまとめ。
【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T50 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2024/8/24
※写真は縮小しています。