8月に入り、夏ドラマも盛り上がってきました。録画したまま見られてないものもあるけど、今期はファミリーものが、なんだかいいなぁと思って見ています。
「西園寺さんは家事をしない」は、子無し独身バリキャリ系女性が賃貸スペース付きの家を買って、そこに部下のシングルファーザーが幼稚園児の娘と共に住むことに。という、ありがちな同居ものではあるけれど、徐々に、家族ならぬ「偽家族(にせかぞく)」になってゆき、このあとどうなるのかなぁというところ。基本的に明るく前向きな西園寺さん。見ていると元気をもらえます。
録画してあったのを一気に3話分見た「南くんが恋人!?」。内田春菊さんのマンガ「南くんの恋人」のドラマ化ですが、今回は小さくなっちゃうのが男の子のほう。脚本は、高橋由美子さん、武田真治さん主演の1994年版と同じ岡田惠和さん。ドラマ化、3回目くらいかと思ったら、Wikipediaによれば、なんと5回目だそう。1994年版は見てた記憶はあるけれど、ストーリーはあまり覚えてないです。原作マンガも読んだ記憶はあるけど、あまり覚えてないなぁ。
今回はタイトルも違うし、原作をどこまで踏襲しているのかはわかりませんが、かなりドラマのオリジナル部分が多いのではないかと思われます。恋人が小さくなっちゃうっていう設定を生かして、ファミリードラマ的な要素がかなり大きくなってる感じ。主演ふたりのラブラブっぷりもかわいい。
主人公ちよみが家族に隠して、小さくなった恋人の南くんと一緒に暮らす(南くんが他の人に見つからないように持ち歩く?)っていうお話なので、ちよみの家や家族が物語の中心になってきます。で、その家族が、複雑なステップファミリーで、美容院経営のおばあちゃん、その息子と結婚して離婚した母、バツイチ同士で母と結婚した父、父の小学生の連れ子(息子)、の5人家族。つまり、離婚した夫の母(姑)と、現在の夫(と息子)が同居しています。そして、家族全員、仲良し。ここ重要。
舞台は湘南鎌倉。夏だし、都心から近いし、ロケ場所にはもってこいよね。って、同じようなドラマがあったよねぇ。
「海のはじまり」も湘南あたりが舞台。ドラマに出てきて話題になった「鳩サブレー」は鎌倉名物。そして海ちゃんが祖父母と暮らすのは小田原(小田原が湘南かどうかは諸説あります)。
さらに主人公の夏くんの家族はステップファミリー。離婚した母と結婚した義父、義父の連れ子の弟という家族構成で、みんな仲良し。かなり設定かぶってませんか。
全然違うドラマなので、設定かぶりはいいのだけど、なんとなく、こういう血のつながりのない家族が仲良く暮らすドラマが多いのは、社会の変化を反映しているのかなぁなんて思いながら見ています。これも多様性か。
私はあまり好きじゃないので見ないのだけど、不倫した夫と相手に復讐するとか、家庭を壊すとか、ドロドロ系のドラマも多いので、逆に仲良しファミリーのドラマに癒されます。こういうドラマがもっと増えればいいのになぁ。
ところで、南くんのドラマが、今回は男女逆転バージョンになったのは何故かしらって思ったんですけど、ドラマ見ながら気付いたのは、主人公はあくまで女の子(ちよみ)のほうで、南くんはその恋人。
過去のドラマでは小さくなったちよみ目線で描くために、周りのモノを全部大きくしなきゃいけなかったんじゃないでしょうか。CGにせよ、セットにせよ。
今回はちよみは大きいままで、小さくなった南くん目線は少なめ。普通の風景に、小さくなった南くんを合成すればいいだけなので、画像の加工としてはシンプルなのかなぁと。しらんけど。
なんかそういう、大人の事情的なこともあったのかなと、ふと思ったのでした。
小さくなった南くんとちよみのシーンはほぼほぼCG(VFX?)だと思うので、そこに居ない相手に向かって芝居する演技力も求められますが、主演のふたりとも全然違和感なし。飯沼愛ちゃん、もっと出て欲しいなぁ。朝ドラとか。
改めて、原作読みたくなった。
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「西園寺さん〜」は、ひうらさとるさんのマンガが原作。
ドラマの中で「お土産じゃないの?」感じでって突っ込まれてたけども、うちも、自宅用に買っちゃいますよ、鳩サブレー。
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【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T50 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2024/8/4
※写真は縮小しています。