続・メリットがわかりにくいマイナ保険証 | へにょへにょ日記[ゆるゆる田舎暮らしブログ]

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「マイナ保険証」関連の記事を読んでいたら、医師が患者の薬剤情報を入手できるのは、レセプト(診療報酬明細書)請求の後で、診察の時から1~2カ月のタイムラグが発生するって書いてあって、「ええっーその場で診察室で見られないの!?」って思ったんですが、別の病院で処方された薬剤情報を見られるようになるまでに時間がかかるって話でした。どっちにしても「ええっー!?」ですが。

 

↓有料記事ですが、ソースはこちら。

 

こちらにも「薬剤情報(紙請求除く)はレセプトに基づくため、最長1カ月半近いタイムラグが生じる。」と書いてありました。

 

つまり、マイナ保険証を利用すると、医師や薬剤師は過去の薬剤情報を参照できるけれど、その薬剤情報は1、2ヶ月前に受診した分まで。その間に受診して処方された薬はお薬手帳などで確認しないといけない、と。

 

なんてアナログ! なんのためのマイナ保険証!

 

マイナ保険証があればお薬手帳はいらないんじゃないか、と、前々から疑問だったのですが、これで謎が解けました。やっぱりお薬手帳は必要ってことか。

 

マイナ保険証は、患者側にはほとんどメリットを感じないけれど、医療機関側ではどうなのかなーって謎も、少し解消。医療機関側でも、手間が増えるだけで大してメリットないんですね。現状では。

 

今後、他病院での検査結果などもマイナポータルを通じて医療機関で閲覧できるようになったら便利だなと思ったんですが、例えば、前日にやった検査を翌日に別の病院の診察室で見てもらう、とかってことができなければ、全然便利じゃないです。過去の複数の病院での検査結果が時系列で一覧で見られるのなら、まったく無駄でもないけれども、リアルタイムで見られないならあまり意味ないのかなとも思います。というか、そもそも検査結果の閲覧自体、まだ実現してないですし。

 

マイナ保険証の普及とか言う前に、システム自体を患者さんや医療機関が便利だと思えるものにしなければ、使う人は増えないのでは。

 

今後、紙の保険証(のアナログなシステム)からマイナ保険証(のデジタルなシステム)に移行していくことは必要だろうけれども、ベースとなるシステム設計をきちんとやって、計画的に移行していかないと、上手くいかなそう。というかすでにもう上手くいってない。

 

考えてみれば、薬剤情報とか検査結果とかのクラウド保存自体にはマイナ保険証関係ないので、紙でもプラのカードでも、どっちでも患者さん情報にアクセスできるようにするのが先なのでは。なんか、やることがちぐはぐで、税金使っていったい何をやっているのだ、とモヤモヤします。

 

10月に書いた記事。

 

 

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date:2023/11/29

※写真は縮小しています。

 

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