私は過去に2回、帯状疱疹にかかっていて、幸い1回目（2015年夏。太もものあたり）は超早期発見で薬を飲んでほぼ症状は出ず、2回目（2022年秋）は背中側の腰のあたりに小さなブツブツが出た翌日に皮膚科を受診して薬（抗ウイルス薬）を飲み始めたにもかかわらず、それなりにひどくなって、数ヶ月以上、じわじわとした痛みが続きました（医師によればこれで軽症だそうです）。そして1年経った今でもときどきムズムズっと虫が這うような気持ち悪い症状が出るときがあります。
2回とも鍼灸院で見つけてもらって、早期受診に繋がりましたが、自分だけだったらそれが帯状疱疹だとわからず、受診が遅れていたと思います。背中のブツブツなんて自分では気付かないです。受診が遅れるなどして症状がひどくなると後遺症に悩まされる方もいるようです。私はほんとうにラッキーだったと思います。
先月放送された帯状疱疹の特集。
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最近は20〜40代の子育て世代に増えているのだそう。以前は子どもが水疱瘡にかかって、そのウイルスに接することによって親世代の発症が防げていたそうなんですが、今は子どもの予防接種が進んで、親世代がウイルスに接しなくなって、帯状疱疹が発症してしまうみたい。
帯状疱疹はワクチンで防げることが分かってます。生ワクチンは安いけれど効果が低い。不活性化ワクチンは値段が高いけれど予防効果も高いです。対象年齢は50歳以上となっていて、助成金が出る自治体も多いです。
クローズアップ現代のサイトには「「不活化ワクチン」というのは、帯状ほう疹になりやすいと考えられる免疫不全の方、例えば免疫を抑制するようなお薬とかステロイドみたいなお薬を飲んでいる方、そういった方に関しては2023年の6月から18歳以上の方でも打てるようになっています。」と書いてあります。私も打てる方に入りました（が、すでに罹っているので、あと5年くらいは免疫があるから打たなくてもいいと医師が言ってました）。
ワクチンについてはこちらも参考に。
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そんなわけで、我が家の高齢両親も、罹ったら困るので、高くても不活性化ワクチンを打った方がいい、と口を酸っぱくして言っていたのですが、なかなか打ってくれませんでした。一番怖いのは後遺症なんですよね。何年もずっと苦しむらしいので、本人も辛いし、周りも辛いです。あと、頭部や顔面に発症すると、視力や聴力を失うこともあるようです。
そんな怖い病気が、ワクチンでほぼほぼ防げるなら、絶対打ったほうがいい。ただし、副反応もあるので、本人が納得した上で打たなきゃいけません。うちの両親の場合は、副反応などを怖がるタイプではなく（ちょっとは怖がってもいいと思うけれど）、問題は費用。
やっと地元の自治体が助成金を出してくれるようになったので、母が打つ気になってくれました。インフルエンザとかコロナのワクチンも打つので、帯状疱疹は来年、と言ってます。それでも打つ気になってくれただけよい。そんな話を母としていたら、父もちょっと乗り気になってきました。よきよき。
母が、ニュースかなにかで帯状疱疹の患部の写真を見たらしく、「あんなになっちゃうんだねぇ」としみじみ言うので、「いやいや、私が去年なったときに散々見てたよね…」と私が自撮りした患部の写真を見せたら「テレビで見たのと同じ！」って。おいっ。
母、毎晩、私の背中にお灸してくれてるんですけども、鍼灸院でつけてくれるお灸ポイントの印以外は目に入ってないらしいです。たぶん、当時は腰のブツブツが治っていく過程も見てたと思うんですけど、忘れてるのかな。たいして興味なかったんだろうな。
ともかく、テレビで見て「これは罹ったら大変！」って、少しは思ってくれたなら、よかったです。
それにしても、若い世代に帯状疱疹が増えているなら、ワクチンもその世代に打ったほうがいいと思うのだけど、どうして対象年齢が決まってるんでしょうね。年齢的な発症のリスクや予防効果以外の医学的な理由があるのかな。条件付きとはいえ若い世代も打てるようになったのは朗報。
↓ワクチンの対象年齢拡大。
昨年の帯状疱疹についてはこちらのテーマにまとめてあります。昨年の記事まで遡ってください。
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date:2023/11/4
※写真は縮小しています。
