今放送中のドラマで好きなのが「天狗の台所」「推しが上司になりまして」「きのう何食べた?Season2」なんですが、なんというか、全部、現実逃避系。
なんかもう、世界のニュース(紛争とか)を見るのも、日本のニュース(経済とかいろいろ)を見るのも辛い(けど見ちゃう)ので、山奥に引きこもって世の中の雑事から遠ざかった生活を送りたい…なんて思ったら、そうか、これは「天狗の台所」だ。と思ったわけで。
天狗の末裔の男子がしきたりにより14歳の1年間、山で隠遁生活を送るっていう話で、隠遁生活が長い年の離れた兄と外国育ちの現代っ子が山の恵みを料理しながらまったりライフを満喫するというドラマ。あ、満喫しているのは見ているほうで、14歳男子は文句言いながらもスローライフの良さに気付いてゆくという展開。
山の幸の素材の良さを活かした素朴なお料理が美味しそうなのと、自然がいっぱいなのと、しゃべるワンコが出てくるところがツボです。リアルとファンタジーの融合。
実際に山で暮らしたら、日々のやることが多くて(畑の世話とか家の修繕とか)嫌になっちゃうかも。ネットもテレビも、見たくなっちゃう。ドラマ見てほっこりしているくらいがちょうどいいのか。
「推し〜」は、かわいいラブコメ。つまらない毎日が、「推し」によってバラ色になっちゃうっていうのは現代っぽい。その「推し」が引退して落ち込んでいたら会社の上司になって登場、っていうのは、なんだか、映画の世界の登場人物がスクリーンから飛び出してリアル世界にやってくる話に似てる。
そういう映画、あったなぁって、タイトルうろ覚えだったから検索したら画面から出てくるホラー系のものがヒットしちゃったけど、気を取り直して見つけました。これこれ。ディズニーの「魔法にかけられて」とか、綾瀬はるかさん主演の「今夜ロマンス劇場で」とか。出会うはずのないふたりが出会うという映画の元祖は「ローマの休日」か。
現実に推しが目の前に現れたら困るけど、「推し〜」は、そういう世界があったらな、というファンタジーを楽しむドラマです。私だったらどうしよう〜って妄想しながら見るのが楽しいというか。つまり、現実逃避だな。
最近では映画「バービー」もそういう感じなんですかねぇ。人形たちの世界から人間の世界にやってきちゃう話らしいので。…って予告動画見たら、全然違うみたいだった。でも面白そう。
「何食べ」はファンタジーじゃないけど、中年男性カップルのほっこり2人暮らしっていうのが現代日本ではファンタジーっぽい。同性カップルだからこその悩みや困難も多いけれど、だからこそ、シンプルに日々の食事や生活や仕事を大切にしている感じが、とても羨ましいです。静かな、大きな変化がない生活。これからずっと続いてゆく生活。そういうのが、いいんですよね。
推し活とか、楽しい趣味とか、トキメキは補給しながら、日々の暮らしはシンプルに、平和に、地味に変わりなく。そういう生き方が、いいんだなぁ。そして、美味しいごはんは必須。
↓「天狗〜」の原作コミック、面白いのかな。
「推し〜」も原作はコミック。
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「何食べ」は原作も読んでます。ドラマとは違った良さもあります。
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【今日の撮影機材】
カメラ:FUJIFILM X-T20 → 価格.com
レンズ:XF80mmF2.8 R LM OIS WR Macro → 価格.com
date:2023/11/4
※写真は縮小しています。