朝ドラ「まんぷく」(2018年秋から放送)の再放送を見てます。家と仕事を失ったヒロインの家族たちは、戦後の混乱期に身元を保証するためのハンコがない人が多いことに気付いてハンコ作りを始めます。
海辺で塩作りをするのは覚えていたんですが、ハンコ作り! そういえばしてたなぁ。って、見ながら思い出しました。そこで、泥棒に入った復員兵が瀬戸康史さん。ヒロイン福子の姪っ子が岸井ゆきのさん。福子の義兄が要潤さんと大谷亮平さん。などなど、後の大河ドラマなどでも活躍する豪華キャスト。
「鎌倉殿の13人」に出演していた瀬戸康史さんと新納慎也さん、今の朝ドラ「ブギウギ」と再放送の朝ドラで連続で見られて沸き立つ。「まんぷく」でかわいいお母さん役の松坂慶子さんと義兄の要潤さんは前の朝ドラ「らんまん」に出てましたしね。
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「まんぷく」って、物語が進むにつれて、どんどん仲間が増えてゆくんですよね。なんか「ドラゴンボール」みたいな。なにかと戦うわけじゃないんだけども。それで、力を合わせたり、ときどき邪魔されたりしながら、いろんなモノ作りをするところが、好きです。
桐谷健太さん演じる世良商事の世良さんなんて、どこで仲間になるのかなぁって思いながら見てたんだけど、最後までつかず離れずって感じで、いい人なんだか悪い人なんだかわからないけど、なんか憎めない、って、変なリアリティのある人でした。人間って、そうだよね。
あ、ハンコの話をしようと思ったんでした。
今のマイナンバーカードもそうだけど、身元の証明って難しいものだな、と。難しいだけに、「ハンコでOK」みたいに、逆に簡単になっちゃう。突き詰めたら証明なんてできないんだし、でも何もないと不安。ハンコだけで証明なんてできないんだけど、もうそうするしかない。
戦争で何もかも失って、親族や知人もいなくて、戸籍なんかもあやふやになっちゃったら、自分を証明する物がないんですよね。混乱期に身分を偽って別人になりすました人なんかもいたかもしれない。
マイナンバーなんかも、所詮はそんなものなのかもしれない、と思うことがあります。ただの番号だし。システムが壊れて記録がなくなっちゃったらそれでおしまい。今、平和だから機能してるけど、なにもかもなくなっちゃったら、自分が何者なのか、証明するのって難しいですね。
あと、証明の手段をマイナンバーカードに集約してしまうのは現実的ではなくて、運転免許証や保険証は分けて、複数の確認手段を残して欲しい。マイナンバー制度はあってもいいけど、全部をマイナンバーカードに入れちゃうっていう発想は、ちょっと違うと思うのです。
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カメラ:FUJIFILM X-T20 → 価格.com
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date:2023/10/28
※写真は縮小しています。