ジャニーズの会見とトーンポリシング | へにょへにょ日記[ゆるゆる田舎暮らしブログ]

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X(Twitter)で一昨日のジャニーズ事務所の会見についてのコメントを見ていたら「トーンポリシング」という単語を使っている方がいました。初めて聞いたので、ちょっと調べてみたら、なるほど、と納得。

 

↓参考。

 

この記事には「トーンポリシング」という単語はないけれど、問題点はまさにこの通り。

 

ジャニーズ側が提示した一社一問などのルールに抗議する記者からの怒号に、会見に出席していた井ノ原快彦氏が、なだめるような発言をしたというもの。以下、記事からの引用。

「会見で井ノ原は「会見は生放送で全国に伝わっているし、子供たちも見ている。被害者のみなさんには、自分たちのことでこんなにもめているんだと見せたくない。ルールを守る大人たちの姿を見せたい。どうか落ち着いてお願いします」と発言。これに対して拍手する報道関係者まで現れた。」

 

「小島は、このことを報じた記事を紹介したうえで「『井ノ原さん、さすが』って思う人がいるのかもしれないけど、こういう場では、このコメントは、私は適切ではないと思うんですよね。やっぱりここで開かれている、この会見の本質を分かってないんじゃないか」と、井ノ原を批判した。」

 

つまり、感情的な発言や行動でなにかに抗議する人に対して、その発言内容ではなく、口調や態度を改めるように論点をずらして注意すること、をトーンポリシングというみたいです。

 

こちらの用語説明のページ(→トーンポリシングとは?/あしたメディア)では、2016年に話題になった「保育園落ちた日本死ね!!!」の論争が例として挙げられていました。たしかに、この時、問題の本質である保育園不足の問題ではなく、その言葉使いの悪さに対する批判も多くありました。そこに、じんわり違和感を感じていたんですが、今回「トーンポリシング」という言葉を知って、そういうことか、と納得。

 

現象に名前がつくと、物事がクリアになることってありますね。

 

こちらも参考。「偽善」とまで言われちゃってる。

 

そして、ジャニーズの会見でのやりとりでさらに気になったのが、井ノ原氏の発言のあとに、そこに出席していた記者さんたちが拍手したっていうくだり。

 

これ、あとから見たジャーナリストの方々が批判しているように、典型的なトーンポリシングのようなのに、現場にいた方々は簡単に同調しちゃってる。なんかねぇ。そこに、日本のジャーナリズムというか、マスメディアの闇がある感じですよね。記者さんたちのレベルというか意識というか見識というか、なんか全体的に、日本のメディアの幼稚さみたいなものが露呈している気がしてしまいました。

 

そもそも一社一問というルールも、会見を開く側が勝手にルール化したもので、海外などでは一般的ではないとのこと。

 

こんな記事も。

 

 

ジャニーズの方々も、彼らなりに一生懸命やろうとしていることは伝わってきますけれども、外から見るといろいろと「甘い」と思えるところも多く、歯がゆい。

 

そして、この問題の当事者でもある(問題があった時期に在籍していてそれを黙認していた)タレントさんが社長、副社長になって矢面に立ってしまうことが、果たしていいのかどうか。まったく関係のない外部から招いた方が新会社を率いたほうがいいのではないかとも思ったり。

 

今後も、ざっくりとしたファンとして、生ぬるく見守ります。

 

 

↓昨日書いたジャニーズの会見についての記事。

 

 

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date:2023/9/27

※写真は縮小しています。

 

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