1 生活困窮者自立支援事業から見えてくるもの


こんにちは、石川です。


昨年春から国の事業である生活困窮者自立支援事業家計相談を担当してきました。


この生活困窮者自立支援事業の「対象」となる方は、基本的には「お金の不安」が中心にあるかたです。


そのために「何かができなくなっている」状態にあったり、将来の自分に不安を感じていたり、周りの人たちがそうなることを心配して駆け込んでくださったりします。


例えば「何かができない状態」とは、


子どもの教育費がない

日々の生活費がない

貯金はないのに借金や滞納があり、さらに仕事で稼ぐ事もままならない


などです。


そのような人の話を聞くことになるわけですが、なぜそうなったのか、という視点もとても大事なことであり、必ずヒアリングさせていただきます。


その「きっかけ」で比較的目に付くのは、「健康を害した」ということが多いのです。


とくにいわゆる「生活習慣病」を抱えていて、

その治療費が毎月継続的にあり苦しい

その病気がきっかけで退職してしまい、収入が減った

というケースが多いかと思います。


だから健康に気をつけましょうということなんですが、そんなことわかっているよ、という声が聞こえそうです。


そんな皆さんにもう一度よく考えて欲しいことがあります。



2 リスクコントロールのこと


皆さんのライフプランが上手くいかなくなったり、将来が不安になったりする要因を

「コントロールできない要因」 と 「コントロールできる要因」

にわけてみてください。


例えば「会社の倒産」などはどちらに当てはまりますか?


そうですね、これは「コントロールできない要因」になります。


そして、このような要因には、「国の社会保障制度」が収入をある程度の期間補填してくれます。


「自己都合でない退職」は雇用保険で、ある程度の期間カバーしてくれますよね。


では先ほどの「生活習慣病の医療費」はどうでしょうか?


健康保険制度や高額療養費制度は、あなたが病気などで支払うことになる医療費の「自己負担額」は確かに減らしてくれます。


しかし「自分の生活習慣が乱れて病気にならなければ」防げた支出ですし、その病気が軽快しなければ、永遠と結構な医療費を払いつづけなくてはならないし、そこから病気が重くなると、就業などにも負の影響を与えることになります。


だからこそ、現役世代の皆さんにはこうお伝えしておきます。


人生90年の時代に、あなたが高齢になっても「楽しく」生きていこうと思うならば、若い頃から「健康管理こそが最大のリスク対策」に結果的になるんですよ!

と。




3 高齢者の「不安」を知ることで、現役世代にしておくべきことを知る


内閣府が行った高齢者の意識調査では、意外なことに「お金の不安」よりも「健康の不安」が多くなっています。


第3節 一人暮らし高齢者に関する意識


ただ気をつけておいて欲しい事は、「現在の暮らし向き」の項目で、54.7パーセントにのぼる「生活にゆとりはないが、それほど心配なく暮している」という人たちが、高齢期の医療費が掛かり始めるようなことになると、一気に生活困窮状態になる可能性もある、ということです。


そこから逆算してみてください。


やはり現役世代のうちに「将来医療費が掛からないような暮し方」ができる身体つくりをしておけば、現役世代の間はもちろん、収入が年金だけになる高齢期にも、家計の不安につながりにくくなるのではないでしょうか?


と、生活習慣病でお金が掛かっている中年FPは思うわけです(汗)


皆さん「お金を失う」ことって、直接的な要因でない場合が、実は多いんです。


そして、その「要因」って、少しだけ意識を持てれば防げることも真実ですね。


ではまた、お会いしましょう!






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こんにちは、石川です。


先日「なぜあなたは食べ過ぎてしまうのか」という耳が痛い本を読んだ身として、今回のテーマは書きながら自己嫌悪に落ち込むかもしれませんが、少しでも皆さんのお役にたつなら、書いてみようではありませんか(苦笑)


ダイエットも、家計管理も、本人は何となく「まずいのでは」と気付いていると思います。


例えば、健康診断で「メタボ」と判断されたり、貯金がなんとなく減ってるなぁと感じたり、した時なんかです。


でもなかなか取り組めないわけでして。


それを「根性がないからだ!」と一喝するのは簡単ですが、私はその原因はやはり「習慣」ではないだろうか、と思うのです。


つまり「こうすれば、そうならない」ということを学ぶ機会が無かったり、そのことを「自分ごととして受け止める」ことをしてこなかったから、ダイエットも、家計管理も失敗するのではないでしょうか?


では、いくつかの類似点を挙げてみたいと思います。


1 記録をつけていない


 ダイエットの場合、食べたものを書いてみると、いかに自分が沢山のカロリーを摂取しているかわかってしまいます。レコーディングダイエットなんかがいい例ですね。


 家計管理においては、やはり「家計簿」を書いていないとか、レシートや請求書を捨てている人は、家計管理に失敗する確率が高いと思います。


 先日もある人の話を聞いていて、「電気代が何となく高いなぁ」と思いましたが、請求書を捨てている人でしたから、どんな契約形態になっているかわからず、後日、わざわざ問い合わせをすることになりました。


 レシートや請求書なんて要るの?と思われるかもしれませんが、気になった時にすぐに確認できない状態になってしまっていると、それが影響して、料金の見直しの取り組みも遅れがちになります。



2 衝動に弱い(必要でないのに・・・)


 ダイエットが成功しない人の多くは、ご飯を食べた後にもついつい何かを食べてしまいます。


 この時の心理は「何となく食べてみたい」ということが多いのではないでしょうか。


 そしてこれが習慣化してしまうと、わざわざお菓子を買いおいてしまったりします。


 「食べましょうよ、気分次第で」と自分から自分を誘ってしまっていますね(汗)


 では、家計管理ではどうでしょうか。


 例えば、クレジットカード、適正な枚数ですか?


 ついつい「お得情報」なんかを目にして、会費がいるカードに何枚も加入してないですか?


 使うカードはせいぜい、1,2枚なのに、カードは10枚もあるとか。


 他にも買い物が下手な人って「スーパーやコンビニで目に付いたから買いました、で、家に帰ったらそれ持ってました」なんていうケース、ないですか?


 それが必要か、それを食べなくてはいけないか、食べたり購入する時に、少しだけ立ち止まって考えれば、ダイエットも家計管理も、今よりは上手くいくかもしれませんね。



3 明確な目標を持っていない


 もっと色々あるかもしれませんが、三番目にこれを挙げました。


 ダイエットの場合、なぜ出来ないのかというと「それほど必死でない」ということもあると思います。


 「絶対に20キロ落とそう」と目標設定できる人は、ダイエットに成功する確率も高いと思います。


 例えば病院の先生に「最終通告された」とか。


 家計管理において最終通告されるとなると、これは大事であるケースがほとんどでしょう。


 多重債務になってしまったとか、電気が明日止まるとか。


 しかし、ここまで行くことがおそらくないでしょうから、逆に言うとそこに行き着かないと「真剣に取り組めない」「リアルに感じない」ともいえます。


 そういう意味では「電気が明日止まる」という事態は、ダイエット失敗時の「知らない間に、生活習慣病になってしまった」とよく似ていますね。


 そうなることを避けるには、やはりそこから必ず抜け出すという強い意思に基く「明確な目標設定」が必要なのは、ご理解いただけると思います。



 

 最後に。


 日本は生活習慣病の人も増えていますし、生活保護世帯も珍しくありませんが、おそらく運動量がとても多い人は、少々食べ過ぎても「太らない」でしょうし、収入が多い人は、少々無駄使いしても、生活に困るようなことはないでしょう。


 しかし、ひょんなきっかけや、自分がコントロールできない事態などから、誰もがそう「なり得る」とも言えるわけです。


 ですから、今の自分には関係ないではなく、そうならないように「時々、今の自分の状態を確認する」ということをしてください。


 それが、ダイエットが趣味となってしまった私からのアドバイスです。


 それではまた、お会いしましょう!



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平成28年1月30日(土曜日)、高知県高岡郡佐川町にて、

「退職後のたのしい生き方セミナー」

が開催されました。


私も講師として、

「退職後の生活には、どれくらいお金が必要なの?」

というパートを受け持ちました。


このセミナーは高知県社会福祉協議会・生きがい推進課が主体となって行われていますが、26年度から本格的に取り組み始め、今回のような「高知市外の市町村」で開催するのは初めての経験でした。


開催にあたり、地元の佐川町社会福祉協議会さまに集客を担当していただき、30日には佐川町を中心に約20名方にご参加いただきました。


セミナーは、

生きがい推進課と委員会で作り上げた「ちょっと早めの退職準備ノート」の書き方のパート


退職後も健康の不安なく暮せるようにするパート


私のお金のパート


の三部構成でしたが、参加されている方の意識の高さに嬉しくなりました。





で、恒例であり、必須の(苦笑)「情報交換会と言う名の懇親会」も佐川町のお店で行われ、実際に参加されていた方のお話をお聞きする機会もありました。


実はこの「懇親会」が私としては一番楽しみにしていたことでした。


不謹慎かもしれませんが、なぜかと言うと、こうした生の声にこそ、われわれがしなくてはいけない事へのヒントがあるからです。


今回も気付きが沢山ある懇親会で、段取りをしてくださった佐川町社会福祉協議会の田村事務局長、麻田さんには感謝の気持ちでいっぱいです。


高知県以外の地方都市にもいえることかもしれませんが、このような「退職予定者」に対する、退職後の暮し方セミナーのようなものは、大手企業や行政などにお勤めの方以外が、普通に、手軽に、勉強できる環境にはあるとは言いがたいわけです。


そしてそのままの状態で高齢期を向かえてしまうと、例えば、「健康とお金」の不安が生まれたとき、その方がそれ以後の人生にどう工夫するかを考えるヒントすら、持ち合わせていないなんていうこともあり得ます。


私の専門分野である「お金」のことでお話するならば、最近でこそ、金銭教育が学生時代に学べる機会が増えてきたわけですが、いったん就職してしまうと、その人の「就業環境」によって、金融リテラシーが身につくORつかないが、決まるといっても過言ではありません。


金融リテラシーとは


その「結果として、金融リテラシーが身につかなかった」例の極端なケースが、高齢期での下流老人化や、老後破綻ではないでしょうか。


「たのしくセカンドライフを送るための準備」なんて、なんだか照れくさいかもしれませんが、実は、この延長線上に、不安なく高齢期を送ること、つまり、充実した「終活」があると思います。


ですから、今後もこのような「50代~60代前半」の人への金融リテラシーが身につくようなセミナーや講座が必要であると思います。


これをご覧の行政機関や、福祉関係者の皆さん。


ぜひとも「50代~60代前半」の人への金融リテラシーが身につくようなセミナーや講座を、地道に開いてください。


私も講師としてそのお手伝いもさせて頂きますから。


それではまたお会いしましょう!




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