お久しぶりです、石川です。

 

今日は私の誕生日ですが、お知らせがあります。

 

「59歳になりました!」という告知ではなくて💦、あの「マイアドバイザー®」に参加したというご報告です。

 

マイアドバイザー®とは「実務家&独立系FP(ファイナンシャルプランナー)のポータルサイト」であり、全国で活躍するFPさんが沢山参加されています。

 

私も数年前にお声がけいただき、一度検討したことがあったのですが、踏ん切りがつかずにお断りしてしまいました。

 

その後、数年たち、今度は自分から佐藤さんに参加のお願いをしたという経緯です。

 

 

この数年間にどんな心境の変化があったというと。。。

 

 

 

私たちFPは基本的には「ひとり親方」の場合が多いのですが、そうなると困るのは「相談相手がいない」ということです。

 

 

ここで言う「相談相手」とはFPビジネスに関することだけでなく、私の場合は「60歳以降、どうやって人生を楽しく過ごすか?」という課題も含まれます。

 

 

このような「誰に相談できるかな?」という悩みを解消するために、FP会員さんが集まるSG(スタディグループ)会員さんや、FP協会支部メンバーに相談すれば、という意見もありますが、なかなかそう上手くはいかないのです。

 

 

なぜ上手くいかないかというと、「悩んでいること」がマッチングしない可能性が高いからです。

 

 

お互いがスキルスキルアップを目指すSGでこうした話題を話しても、周りも困るでしょうし(取扱いに困るというか)、支部役員は支部活動をするという目的でチームを作るので、いちFPの個人的な相談を持ち掛ける雰囲気ではありません(しかも私支部長なんで余計に難しいわけです)
 

 

全国の支部長が集まる年に1回の会議でもこうした悩みを話しあうこともありますが、なにせ年に1回しかないのと、やはり全国支部長会議はいわば「公的な」会議でもあり、支部運営にまつわる悩みが中心になってしまいます。しかたないことですね。

 

 

と、なると、果て、どうしたものか?、です。

 

 

このマイアドバイザー®はこのような私の悩みを聞いてくれそうな「FPの先輩」が沢山在籍していることが、私にとっての参加の理由になりました。

 

 

地元の〇〇会(異業種交流の場)にまあまあの会費を支払い、こんなきわめて「特殊な」話を聞いて頂けるかどうかもよくわからないので、そうした会には参加せず、魅力的なFPの先輩が沢山いるマイアドバイザー®を選んだという訳です。

 

 

いよいよ、マイアドバイザー®の一員として活動できることになり、心から嬉しく思います。

 

ではまた、お会いしましょう!

 

 

こんちには、福祉×金融のFP,石川です。

 

8月ごろだったと思いますが、FP協会から突然電話がありました。

 

FP協会高知支部の支部長を務めているのでその件かなぁ、

とか

そういうとFPジャーナルに自分の今の仕事の件を掲載してほしいとリクエストした件かな

 

と思い、電話口の担当者さまにお聞きしたところ

 

「FPジャーナル11月号の特集のために取材をさせてほしい」

 

ということでした。

 

なんでも、FP協会の会員さんアンケートからこうした企画を考えたそうで、私にお声がけいただいたそうです。

 

一瞬「どうしようかな?」と考えましたが、お引き受けすることにしました。

 

そしてその企画は「FPとして社会課題に取り組む」でした。

 

 

私が「社会課題」に取り組むことに、結果的になったのが2012年ごろで、当時は「障害者支援をFPがする」という認識はほぼありませんでした。

 

ですから参考書もなければ、動画もなく、まさにゼロからの試行錯誤になりました。

 

障害者支援にかかわり始めたきっかけは、とある社協職員さんの「ひとこと」でした(今回はここにはこれ以上触れません)

 

 

ただ、FPとして独立して2年後ぐらいでしたから、「どのように障害者福祉にかかわっていいか」不明で、戸惑っていました。

 

FPの「市場」としてはまさにブルーオーシャンでしたが、そえゆえに今から参加したいFPさんには取り組みにくい「テーマ」が「福祉×金融」であったと想像されます。

 

 

私はその分野の先駆者を見つけ出して、実際にお話を伺いに、大阪まで行きましたが、今のこの時代は当時ではニッチと思われていた分野についても情報があふれていて、新しい取り組みをするきっかけはあると思います。

 

 

 

今回の取材で、私はそうした経緯をお話しさせていただきました。

 

 

今後「福祉×金融」に取り組みたいと考えているFPさんにはいい読み物になったのではと思います。

 

もう少し詳しく知りたいと思われるFPさんや業界関係者の方がいらっしゃいましたら、どうぞお気軽にお問い合わせください。

 

 

 

ではかなり涼しくなりましたので、健康には十分にお気をつけください。

 

 

生活困窮者自立支援の家計相談を担当していて、よく感じたのは

 

「ライフプランの視点でアドバイスしないと意味ないのに」でした。

 

 

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一般に「家計を安定させる」ために行われるアドバイスは

 

「収支を均衡させる」ということです。

 

1カ月の収入がこれくらいならば、支出は「これ以内」に収まる必要がありますし

 

その支出が「減らせない」ならば、収入を増やすことで

 

単月の収支均衡に結び付けられるのです。

 

いわば「引き算と足し算」を家計に取り込むのですが、これは誰にでも理解できる「法則」です

 

しかし、この「引き算と足し算」を長ーく継続できるかどうか、が実は肝なんです!

 

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この「継続性」の課題があるのが、障がいがある人、生活困窮世帯の人が多いという特徴が経験的にあります。

 

では、なぜ「収支均衡の継続」が苦手なんでしょうか?

 

一般的な福祉関係者、社協関係者、行政関係者は、こうした人たちが「できない人」という前提で

 

例えば、週に一回来所させて報告させる、一日〇〇円以内で暮らす指導をする

というサポートが取られることがよくありますが、成果は思わしくありません。

 

私は以前から、この状態の人に「アドバイス」する側に、「ライフプランニング」の視点がない、「理解できていない」

からではないか、と考えていました。

 

しかし、ライフプランニングをどう説明したらいいだろうか、とも迷っていました。

 

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で、先日ふと「ライフプランニングは掛け算である」と、天から降りてきたのでした(苦笑)

 

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ライフプランニングとは

「人生設計とお金のこと」を時系列で計算して、それを20年・30年などのスパンで、実現可能かを考える

ことです。

 

その際のポイントは

  • 単月の収支をその期間分計算すること
  • 時期時期に追加される「ライフイベント」にかかるお金をその都度付け加えること

により、20年間とな30年間の「期間収支」を調べることができます。

 

その「期間収支」に課題があるならば、その経済的課題を解決できるように

  • 「今からできる事」をアドバイス
  • さらに実行支援も行う
     
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この少し複雑な考え方を、当事者さんにどう伝えるか、が重要ではないかと思うのです。
 
普通に伝えるならば「毎月の収支が均衡になるように、来月も、その次の月もがんばろうね」
となることが多いと思いますが、どうですか、こういわれて。
 
ずーと、死ぬまで、この「家計合わせ」を続けんといかんのか?
とだいぶネガティブになるのではないでしょうか?
 
そこでまるでお告げのように浮かんできた
ライフプランニングは「掛け算」である
つまり
人生設計は足し算ではなく、掛け算である
という伝え方ができないかと思った次第です。
 
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具体的な内容はまたの機会に説明しますね!
 
では、また。