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ガチャッ
玄関をあけて入ってきたのは真山だ。
犬は久しぶりの真山に大興奮。
(私の方が世話してるのに・・・)
気まずかったがとりあえず
「おかえり。〇〇(犬の名前)洗ったよ。」
と私は言った。
真山は
「ありがとう。」
と言ってリビングの椅子に座った。
「明後日引っ越すね。今までお世話になりました。」
と私は言い、封筒に日割りの家賃を入れて渡した。
家賃を払わないことも考えたが、借りを作りたくなかった。
真山は少し驚いた表情で
「え、そうなんだ。急だね。ありがとう。」
と封筒を受け取った。
そして、その週末引っ越しをする。
真山は週末家に帰ってこなかった。
最後の荷物を車に積んで、犬とお別れをしようと思ったとき、
犬が今まで聞いたことのない鳴き声で鳴いていた。
私は胸が締めつけられるような感覚になった。
とても悲しいし、寂しい。
もう散歩行けないのか・・・。
在宅での仕事が多かった私にとっては癒しだった。
さようなら、犬と真山。
私は新しくシェアハウスでの生活をスタートさせた。
徒歩3分の場所で。
終
数年後、思わぬ場所で真山の名前を聞くことになる・・・。
