あばら骨にひび〜 | へなちょこ母さん カナダ小話

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カナダ人の夫の山熊さん、息子、保護犬1匹と保護猫1匹とカナダで暮らしています。

3月上旬の朝。

まだ薄暗いうちにマックスと散歩に行き、人気のない公園を自由に歩かせていました。


公園のフェンスで囲われた野球練習場の中では、沢山のカモメが朝ご飯を食べていました。


マックスはクンクンあたりの匂いを嗅いでいたので、私もどこかを見ながら、のんびり歩いていたら…突如マックスがカモメめがけて猛ダッシュ!


しかもこの日は普通の散歩紐ではなく、ビヨーンと伸びていくリードを使っていたので勢いが半端なくて…。ガーン


私は全くの不意を突かれて、雨上がりで濡れた芝生へ、ドッビャーン!と盛大に転んでしまいました。笑い泣き


リードも離してしまったけれど、マックスも引っ張り返されて驚いたらしく、戻ってきてくれました。マックスも怪我をしなくて良かった…。


とにかく運動もせず、体も硬い私。

手もつかずに顔から突っ伏したので、痛いのなんの。


「背中とか首とか大丈夫…?」と恐る恐る仰向けにひっくり返り、


首と背骨は大丈夫そう。ほっ。


それからゆっくり起き上がると、


あっイタタ…。


右のあばらがやられた…。えーん


ジーンズもコートも泥だらけになり、あばらは痛いしで、


「マックス!ママは怒ってるよ!!もう帰ります!」プンプン


とマックスに宣言して、痛すぎて、おばあちゃんのような速度でゆっくりゆっくり家に帰りました。


カナダはというかビクトリアは医者不足で、今や実際にお医者さんから診てもらえないだけでなく、オンラインドクターさえもなかなか予約が取れない有り様。


保険で診てもらえるオンラインドクターは全く空きがなく、1回毎に65ドル(6500円)かかるオンラインドクターは「4月20日に空きがあります」って💦


救急診療に行ってレントゲンを撮ってもらうのもな…(9時間から12時間待ちらしいです)。あばら骨なら折れててもヒビでも何が出来るわけでもないだろうし。


というわけで、動くたび、くしゃみをするたび、笑うたびにイタタ…となりながら、無事に治りました。


最初の2週間は動いても寝る時も厳しかったのですが、3週間目で走らない限りは痛くない感じになり、4週間で完治という感じ。

結局全て自己診断ですが、治って良かった…。


あばら骨は日本に住んだ時の検診のレントゲンで、「折れたあとがありますが治ってますね」と言われたことがあるので、またいつの日か日本で検診を受ける時に、またわかるんじゃないかと思います。もう医療は日本頼み。ガーン


今回は大したことがなかったので良いのですが、退職を考えるお年頃なので、病気などの時はどうしようかと心配しています。


ちなみに、物価の上昇と医療の問題、冬に寒いこともあり、海外で退職するカナダ人も少なくありません。


山熊さんや私の職場にも親や身内は山熊兄を含める、退職してメキシコに移住したという人達がいますし、先日は私達も何度か会っている友達シャールの友達が退職してコスタリカに移住したと言っていました。


私達も病気になる前に無事に退職して、医療にアクセスできる国に住めますように…。