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オリンピックの精神 
大逆転でしたね～体操男子団体
7月27日の予選、ところどころでミスが出て
中国に次いで2位決勝へ進んだ日本でしたが
最後の最後に大逆転 
予選での総合得点は
日本は 260・594点
中国は 263・028点
決勝での得点は予選は加味されないので
とりあえずは 相手の様子を探りながら予選を通る事だけに集中
今回、パリ五輪での 体操団体では
「5-3-3制」が採用され
エントリー5人、演技3人、得点3人合計
かつて、6名エントリーの時は
4人演技でその中から上位3人分が計上され
誰かがミスをしても助かる部分はあった
最終的には この「5-3-3制」が
日本の金につながった要因とも言えそうだ
決勝進出は 中国、日本、アメリカ、イギリス、
ウクライナ、イタリア、スイス、カナダ
ローテーションはバラバラで
それぞれの国によって得意、不得意で順位がコロコロ変わる
日本のローテーション
ゆか ⇒ あん馬 ⇒ つり輪 ⇒ 跳馬 ⇒ 平行棒 ⇒ 鉄棒
【 第1種目床 終了時点結果 】
1位 英国 43.332 2位 日本 43.266 3位 カナダ 43.166
萱和磨14.000 橋本大輝14.633 岡慎之助14.633点 43.266
【 第2種目あん馬 終了時点結果 】
1位 米国 86.764 2位 中国 86.098 3位 日本 85.598
萱和磨14.366 杉野正尭14.866 橋本大輝13.100 42.332
【 第3種目つり輪 終了時点結果 】
1位 中国 131.364 2位 米国 130.163 3位 英国 128.429
日本はこの時点で 128.231点で5位に
萱和磨14.000 岡慎之助14.133 谷川航14.500 計42.633
【 第4種目跳馬 終了時点結果 】
1位 中国 173.463 2位 ウクライナ 173.030 3位 米国 172.528
日本はこの時点で 171.664点で4位につける。
杉野正尭14.700 橋本大輝14.900 谷川航13.833 計43.433
【 第5種目平行棒 終了時点結果 】
1位 中国 219.296 2位 日本 216.029 3位 米国 215.327
萱和磨14.733 岡慎之助14.866 谷川航14.566 計44.165
一位の中国との差 3.267
【 第6種目鉄棒 終了時点結果 】
1位 日本 259.594 2位 中国 259.062 3位 米国 257.793
杉野正尭14.566 岡慎之助14.433 橋本大輝14.566 計43.565
中国の「平行棒の神」と言われる選手が16点台を叩き出し
勝負あったと思われた矢先
中国2番手の選手が二度の落下により 11点台になり
思わぬ逆転 
日本、中国の 最終演技者に委ねられる事になる
橋本選手は難なく14.566を叩き出し プレッシャーをかけ
中国最終演技者は15.265以上を求められるが 14.733に終わり
日本の 体操男子団体 東京で失った王座を再び奪還した
日本チームに拍手を送る中国選手が印象的でした
実は こういうエピソードがあった
自らもミスを重ね 重圧の怖さを体験した事から
蘇煒徳選手に寄り添ったのでしょう
「参加することに意義がある」と言われるオリンピック
果たして？
日本のメディアは メダル至上主義に警鐘を鳴らしつつ
煽っているのも事実で
これは 中国でも同じ
この中には最終演技で失敗した選手も含まれていて
負傷者の代替出場だと聞いたが
プレッシャーは半端なかっただろう
もし 失敗していなければ
いや、仮に落下が一度だけだったら 日本の逆転は無かったのだ
真剣にやってきたからこそ代表になれたのだし
国に帰っても 決して 後ろ指を指す事無く
拍手で迎えてあげて欲しいのが 今の心境だ
選手はもちろん 館内も沸いていたし
自分も嬉しかったが
アナウンスは バカ丸出しで喜びを爆発させていた
高校野球やサッカーなど
勝った負けたのある勝負事
終わった時は必ず対照的な光景を目にしてしまうが
個人的には
阿部詩選手に勝った ケルディヨロワ選手 のように
敗者を称える姿も見たかった
それこそが オリンピックの象徴・精神
「参加することに意義がある」ではないだろうか
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