Happy Dance ☆ Enjoy Dancing ♪
人の評価は過去の事などよりも
今をどう生きるかで変わるもの
過去の過ちは消えないが
そこからどう巻き返していくのか
間違えれば謝る、訂正する
そこには人間としての資質によるところだろう
歓声と大ブーイングで始まった
4団体統一スーパーバンタム級タイトルマッチ
これまで数々の悪行三昧だったネリだったが
この試合では本物の格闘家としての真骨頂を発揮した試合だった
1ラウンドに井上が、まさかのダウンを奪われた時は
日本の誰もがビックリしたものだろう
見ていた我々ファンも 「エッ?ウソだろ?」
人生初のダウンである
かくして ルイス・ネリは
初めて井上尚弥からダウンを奪った男
として これから先、紹介されていくのだろう
井上のダウンがそれだけ衝撃だったということだ
多くの対戦相手が 2ラウンド3ラウンド進むごとに
腰が引け、逃げてきたのと違い
最後まで打たれながらも前に出ていたネリは
本物の格闘家だった
6ラウンド 強烈な右カウンターに沈んだが
試合内容は立派だった
そうは思わない人も居るだろうが、
自分は称えて上げたい
多額のファイトマネーを得る事もあるのだろうが
彼の闘い方は格闘家ファンを魅了するものだった
礼儀正しかったネリ
また試合中にバッティングを注意されると
一礼して非を詫びた姿は紳士そのもの
これを見た時、ひょっとしたら、ネリは、、、
自分の中で、彼の評価が一変したものだ
悪童と呼ばれこの試合までは
まるで悪人のように扱われてきたが
この試合を境にネリの評価は変わるだろう
最後、井上の勝利に駆け寄った姿もだが
退場する際、観戦者たちの心も掴み
称賛を浴びていた
この光景を見ても
この日、会場内で起こった出来事は
両者ともに称えられる試合となったのは確かだ
ネリの胸中は計り知れないが
おそらく、こんな感じだったのでは?
「1ラウンドで幸先よくダウンを奪ったが
試合が進むにつれ俺は負けるかもしれない
が、格闘家として寸分の確率が残されている以上
全身全霊戦わねばならない」
井上選手はデビュー前から誓っていた事がある
「強い奴としか闘わない」
ネリ戦は井上選手が対戦を望んだ試合
「井上に認められた
なんとしても、それに応えなければ」
ある意味、ネリを変えたのは 井上尚弥だったのかもしれない
本当の評価は試合が終わってからだ
涙が出そうなほどの素晴らしかった試合
来てくれてありがとう ネリ
ルイス・ネリ戦績(2024.5.6現在 Wikipedia参照)
37戦:35勝(27KO)2敗
世界タイトル WBC世界バンタム級、WBC世界スーパーバンタム級
5月12日午後1時55分より
テレビ朝日系『密着×モンスター井上尚弥~伝説の750日~』が放送されます
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